木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

またな

2013-10-15 23:29:26 | 友達
本文では書かなかったけど、最後の幹事会の後、車で来てた僕は2人の運転手をした
女性を一人降ろした後、豊君とガストへ寄った
ドリンクだけだけどね

そこで彼の持ってるA組の名簿が目に入った
一番初めに載ってるI君の住所に目が行った

I君は小学校時代1年から6年まで同じクラスだった
彼の住所は2丁目なのに3丁目の表示がしてあった
これはいかん もしかしたら案内が届いてないかも
そう思ったので、翌日の日曜日に彼の家を訪ねた
まさしく45年ぶりか
あれほど毎日見てた顔に久しぶりに会った

往復はがきは届いてるのか聞いたら、欠席の返事をしたという
そうかぁ 最初「現在不明」になってたからもう一回彼の家らしきところを訪ねて
その近所に住んでることを突き止めたのに残念
という気持ちのまま話し始めた
やっぱり盛り上がるんだよね
「なんで来てくれんの?」
「たくさんの人の中に入りたくないもん。数人で集まる機会作ってくれん? そしたら絶対行くから」
「誰と会いたい?」
「もっちゃんとウサミ」
「二人とも来るよ」
「だけど大勢の中は・・・」
それでも話してるうちにみんなと会ってみたい気持ちが沸々と湧き上がってくる
その気持ちが伝わってきた
「まぁいい、もうっぺん考えやぁ」
「うん考えてみるわ」

で、翌日、豊君に電話してもっちゃんの携帯番号ゲット
「Iちゃんがもっちゃんに会いたいって言ってるけどプッシュしてくれん?」
「今から電話する」
決心してくれたよ ってもっちゃんから折り返しの電話
I君にもう一度電話して 「会場の所在をプリントアウトして持ってくよ」
「それより、お茶でも飲まん?」という

ここまで前振りね(笑)

昨日、振替のテニスを終えた後、9時にコメダで待ち合わせ
11時の閉店間際まで話した


彼は剣道で才能を発揮して、2年の頃から学校の代表として団体戦に出てたようだ
5人の団体戦で 確か・・3番目に出る中堅だったかなぁ
3年の時の大会を見に行った記憶がある
彼だけが裏声で気合を入れる
普段と違うのでびっくりした経験がある
それとは別にして ・・・ぶっちゃけI君は勉強があまり得意ではなかった
だから、高校進学をしないで就職の道を選んだ
そういうことも集まりに積極的でなかった一つの理由のようだ

でも昨日話してて、感心したことがある
彼は父親として一級品なのだ
娘と息子がいる
両方とも優秀
上の姉ちゃんの方は強い意志反発心を持ってるので、転びそうになると叱り飛ばす
軽く手を出すこともあったという
下の子はそれをすると崩れる可能性があるから、上手に励ましながら諭してゆく
で、娘は名古屋工業大学の大学院まで出て世界のTの親会社へ就職
下の子も国立大学を出てこの時代に無事立派な会社に就職させてる

彼自身の人生は自分が放つ言葉からすると輝かしい職歴があるわけでもないし
今現在も自分が思うような仕事をしてるようでもないらしい
でも、90歳を超えたおかあさんのその時が来たら、今の家を売ってマンションを買うんだ
とうれしそうに話す
僕と違って奥さんと充実した日々を送ってるのもよくわかる
いい人生じゃん って僕が言う

「昨日誘ってもらったでしょう。 寝れんかった
 みんなに会いたい って気持ちも有るけど、どんな顔してみんなの前に出れるか
 それを考えると気持ちが錯綜して、興奮しちゃってた」
I君全然恥ずかしいことなんかない
立派な親父になったんだ 
誇りを持って、おいで

店を出て少し一緒に歩いた
昨日よりも少し自信を持って歩いてる
そんな気がした
「またな」
と、僕はその時振った自分の手を見てみた・・・・・

コメント (2)
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