生長の家の教えは『甘露の法雨』の巻頭にも、
『生命の實相』の第一巻の冒頭にも収録されておりますところの
“七つの燈台の点灯者の神示”が中心でありまして、
この神示が本当に実行されるとき、
家庭は調和し、家業は繁栄し、子供は優秀となり、
癌の如き難病も、原因不明の奇病も悉く姿を消し、
世界に平和が来たるのであります。
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この神示の中の「皇恩に感謝せよ」というのは
国家の中心者に対して帰一の精神を起すことであり、
「父母に感謝せよ」というのは、一家の中心者に帰一する精神を起すことであり、
同時に、父母の更に父母たる祖先の祭祀を怠らぬことであり、
「汝の夫又は妻に感謝せよ」とは妻は夫に感謝し、
夫は妻に感謝することであります。
これは人間道徳の規範でありまして、天界神界の秩序に属するものであり、
その秩序が地上に実践せられるとき、
「神意(みこころ)の天になる世界」が地に成ることになり、
家は栄え、病気は消え、地上に天国が成就するのであります。
『女の浄土』(P154~P155) 谷口雅春著 日本教文社刊