大抵の人たちは 休日を
直(ただ)ちに 「 心身を休める日 」 として用いないで、
心身を一そう疲労さす日として用いるのである。
そして時には 真夜中迄、午前二時三時までぶっ通しで享楽する。
その享楽が落ちついた心の平和を得る種類のものでないので、
エネルギーが精神力の方からも浪費される。
そしてその興奮のために、さて午前一時二時頃から寝ようと思っても
寝つくことができない。寝床に輾転反側して遂に朝に至る。
体はぐったり疲れている。
次の日の能率が上がらないのは当然である。
そしてそれらの人達は 自分の精神力の低下、能率の不足を、
与える仕事量の少なさを省みないで他を呪う。
『 生長の家 』 誌 昭和二十四年三月号
「 完全なる生活設計 」 十七日の法語 谷口雅春先生