何故、戦争や馬鹿馬鹿しい闘争が繰返(くりかえ)されるのでしょうか。
少し考え深(ぶか)い人なら戦争は引合(ひきあ)わぬ商売だと云うことが
わかる筈(はず)なのです。
此の引合わぬことをするのは 人類の自己処罰意識から来るのです。
人間は “ 神の子 ” であり “ 本来無罪 ” の自覚に到達することができず、
人類の潜在意識の中に “ 自分は罪人(つみびと)だから戦争でもして
自(みずか)ら傷つけることによって自己処罰しなければならない ” と云うような観念が
抜け切らないからなのです。
罪の観念は 罪を招(よ)び、大量殺人という自己処罰の罪悪を犯(おか)すことに
なるのです。
だから根本的な平和運動は、「 人類は互(たがい)に神の子として兄弟であるから
仲良くしなければならない 」 と自覚すると共に
「 人類は神の子として本来無罪である。神のみが創造主(つくりぬし)であり、
神は罪をつくらないから、罪は無いのだ 」 という教えを人類に出来るだけ早く
弘(ひろ)めるようにしなければならぬのです。
新装新版『 真理 』第9巻 生活篇 第十三章 埋蔵されたる力 310頁
谷口雅春先生 光明思想社
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