ショルダーバッグにリングメモ のち ビール な雑記帳

空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

「今日は文化祭のノリ」なんだそうで 本田雅人ライブ感想

2016-05-02 | ライブ(音楽)

川崎市が共催している春の恒例芸術祭。
いろんなプログラムがあって、このライブもそのうちの1つ。
お手軽なチケット代も魅力なのだ。


アルテリッカしんゆり2016
本田雅人Band with "B.B.Station University"/ジャズバー

2016/4/29 新百合21ホール

本田雅人(sax) 梶原順(g) 則竹裕之(ds) 新澤健一郎(key) 川崎哲平(b)
B.B.Station University/昭和音大ジャズコースビッグバンド
ゲスト:エリックミヤシロ(tp) 中川英二郎(tb)


会場は400名規模の多目的ホール。
フラットな1Fフロアは飲食可なんだけど、会議で使うタイプのテーブルと椅子が並んでいるところが、なんとも微笑ましい。
そのフロアより階段2段分高いところから始まる椅子席があって、私はそのいちばん前。
チケットを購入するとき自分で選んだんだけど、中央よりやや下手側で目の前は超クリア。大正解!

ライブは二部制。
一部は本田Bandのみで、いきなりパワーのある「俺たちの太陽」という曲からスタート。
「今回はジャズバーってことですが、ジャズでない曲から始めちゃいました」とご本人。

新しいアルバムナンバーを2曲やった後は、ゲストも呼んでさらに素敵なセッションへ。
中でも、タイトルどおり7人で演奏された「Seven」は、特にカッコよかった。

休憩を挟んで第二部。
若いUniversityのメンバーは、本田さんの教え子たち。
そこにゲストの2名が混じって登場し、B.B.Stationのテーマを演奏。
ブラスの音はとても心地よかったけど、少し厚みに欠けたかな。
…というか、ゲスト2人がやっぱり際立つんだよね。

でも、変拍子バリバリの「Pinocchio」、個人的に大好物の「Condolence」「Megalith」など、完全に酔いしれてしまった。

楽しい時間は、あっという間。
いやー。贅沢なライブだったな。
1人で余韻を楽しみながらビールで打ち上げして、帰宅となりました。


「奇跡」の意味を知った夜 佐野元春35th東京公演

2016-04-01 | ライブ(音楽)

デビュー35周年のホールツアーのラスト、2日間の東京公演。
その1日めに行ってきた。
この会場の2階席は、視界最高で音も非常にクリアなのに、何か遠く感じたなぁ。
それでも踊りまくってシャウトしてきましたが。


佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA
佐野元春35周年アニバーサリー・ツアー

2016/3/26 東京国際フォーラム ホールA


演奏曲と構成は、ほぼ昨年12月の横浜公演と一緒。
以下、個人的メモ。

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わかっていてもうれしいオープニングの「シュガータイム」
学生時代、ラジオで初めてこの曲を聴いたときの「これ好き、これすごい好き!」と興奮した思い出がグルグルするのだ。

「La Vita e Bella」のイントロのとき、元春が手を細かくたたくやつ、やっぱりいいね。

最新アルバム「Blood Moon」からの4曲は、今の元春が色濃く出ていた。
そして、ライブで聴いてますます好きになった「バイ・ザ・シー」と「私の太陽」

「レインボー・イン・マイ・ソウル」の優しい照明に心が和み、同じアルバムの「誰かが君のドアを叩いている」へ続く流れ、これは横浜ではなかったバージョン。

♪かぞ~えきれないイタミのキス 星くずみたいに降ってくる~♪
って、ほんとうにキラキラ銀と金の星が降ってきた!
ライブの最後のほうは、風船まで降ってきた。
元春のライブでは珍しい演出。

爆笑MC。
「僕がデビューした頃、コンサートには制服の女の子、男の子は坊主頭もいた。今は、女の人はきれいになって…お化粧が上手くなって、男の人はスーツで、頭は…(ちがう意味で坊主というジェスチャー)

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今回も、泣けてきそうな「奇跡」という言葉をMCでいただいて、胸が熱くなった。
「35年とか60歳とか数字は関係ない」って本人は言っていたけど、その区切りのライブを体験できてよかったと思う。とてもいい時間だった。

演奏曲目(収録アルバム発売の年)

01.シュガータイム (1982)
02.優しい闇 (2015)
03.ジュジュ (1989)
04 VISITORS (1984)
05.カム・シャイニング (1984)
06.ワイルド・ハーツ -冒険者たち (1986)
07.バルセロナの夜 (1981)
08.すべてがうまくはいかなくても (1996)
09.ポーラスタア (2013)
10.君をさがしている (1981)
11.希望 (2004)
12.境界線 (2015)
13.La Vita e Bella (2013)
14.バイ・ザ・シー (2015)
15.紅い月 (2015)
16.私の太陽 (2015)
17.東京スカイライン (2015)
18.ボヘミアン・グレイブヤード (1992)
19.レインボー・イン・マイ・ソウル (1992)
20.誰かが君のドアを叩いている (1992)
21.ヤング・フォーエバー (1997)
22.星の下 路の上 (2007)
23.世界は慈悲を待っている (2013)
24.ジャスミンガール (1990)
25.ヤングブラッズ (1986)
26.約束の橋 (1989)
27.サムデイ (1982)
28.ロックンロール・ナイト (1982)
29.ニューエイジ (1984)
30.アンジェリーナ (1980)
Encore
31.スターダストキッズ (1982)
32.ダウンタウン・ボーイ (1981)
33.グッドバイから始めよう (1983)
34.国のための準備 (2004)
35.悲しきレィディオ (1981)

有楽町のあちこちの飲食店が、ライブ帰りのお客さんのために元春ナンバーをBGMで流していた。
そのうちの一軒で打ち上げしました♪


「僕の曲をみつけてくれてありがとう」に泣けた 佐野元春35thライブへ

2015-12-19 | ライブ(音楽)

デビューから35年。
その翌年くらいからファンになり、たくさんライブも観てきた。
ほんとにいろんな思いがあって、この夜をどれほど楽しみにしていたことか。


佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND
佐野元春35周年アニバーサリー・ツアー

2015/12/13 神奈川県民大ホール

THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND
 小松シゲル:Drum
 深沼元昭:Guitar
 長田進:Guitar
 高桑圭:Bass
 渡辺シュンスケ:Keyboard
 Dr.kyOn:Keyboard
 スパム:Percussions
 山本拓夫:Saxophone
 西村浩二:Trumpet


ステージには、今年の夏に出たアルバムのジャケットを思わす背景に
「35th MOTOHARUSANO THE COYOTE GRAND ROCKESTRABAND」
と書かれた横断幕。カッコいい!

いきなり「シュガータイム」で始まり、大興奮。
最新アルバムからの1曲をはさんで、続く80年代90年代の曲。

今回はサックスとトランペットに、ダブルのキーボードで、音が幅広く聴こえる。
元春の歌声に、きれいに混ざる深沼くんの若く強い声が心地いい。
このバンドのパワーはすごいと、何度も思った。

静かなナンバーのときは、笑顔と手の動作をつけて「みんな座って」の合図。
そんな優しさがまた、いい。

中盤には、アルバム「BLOOD MOON」からのナンバーが続いた。
大好きな「バイ・ザ・シー」がライブで聴けて感激。

その他、
思いがけずせつなく響いた「すべてうまくはいかなくても」
アレンジがぐっと違った「君をさがしている」
声は辛そうだったけど心に深く沁みた「グッドバイから始めよう」
意外だった選曲「ジャスミンガール」
とことんカッコよかった「シティ・チャイルド」
などなど。

アンコールでは、この時期お約束のあの曲を皆で合唱し、
ピアノのイントロだけでシャウトしてしまう、レイディオー♪レイディオー♪で熱く終了。
3時間以上、全力で盛り上がらせていただきました!


あとでセットリストを確認したら、全35曲。
35周年ってことで合わせたの? ヤラレタ!


そう、ライブの最後のほうで、
「みんな、人生をサバイブしてきたことに誇りを持っていいんだよ」という言葉があった。
素直にうれしかった。もっと自信持って生きていかなくちゃね。
35年という時間は、彼にも私たちファンにも通過地点なのだ。
これからもファンでありたい。強くそう思いました。


スピードとスリルとメロディアスだそうで DIMENSIONライブ感想

2015-11-27 | ライブ(音楽)

すっかり年に1度通うホールになってしまった。
この日は昼過ぎまで仕事だったので、日本橋にある地方のアンテナショップ巡りはできずに会場直行。
ワンドリンクチケットでビール飲んで、スタンバイ。

DIMENSION Live Dimensional-2015 ~28~
2015/11/23 日本橋三井ホール

増崎孝司(g) 小野塚 晃(key) 勝田一樹(sax)
サポートメンバー:川崎哲平(b) 則竹裕之(ds)


ライブの内容は、NEWアルバム「28」からのナンバーがほとんど。
今回はしっかりCDを予習して(買ったわけじゃないが…)臨んだのでバッチリ!
でも、相変わらずタイトルは覚えきれず。現在、復習しております。

以下、個人的メモ
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本人たちも「スリルがある」と言っていた7拍子の曲、
CDでも印象深かったけど、生演奏カッコ良すぎ!
そしてベースの哲平くんのリズムをとる姿がかわいかった。

組曲のような「Other Side Of The Sky」
これこそライブならではという演奏で、感動しちゃった。
この日のナンバーワンと言っておこう。

アルバムでいちばんお気に入りの「Red Shoes」
始まった瞬間、立ち上がりそうになるのをぐっと堪えた。
でもここからダンスナンバーが続いて、この後、結局総立ちだったけどね。

ノリノリtimeは、今年も3人が客席を歩きながらの大サービス。
残されたステージのリズム隊が、しっかり留守番(?)をしていておもしろい図だったな。

アンコールはうれしい「Break Out」を演ってくれた♪

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アルバムも間を置かずたくさん作っていて、故に似たような曲が多いと思われる彼らなのに、
どういうわけか毎回新しいものを感じる。ほんと、すごい。
素晴らしい生演奏、また聴きに行かなきゃね。


え?講釈師?DJ? スカパラライブat町田感想

2015-10-12 | ライブ(音楽)

地元なのでやっぱり観たいっ。
というわけで後ろのほうで踊らせていただきました。Thanks!


東京スカパラダイスオーケストラ
2015-2016 Hall Tour「叶えた夢に火をつけて燃やす」

2015/10/06 町田市民ホール


スカパラの歴史を講釈師が語る!
ま、あんなスタートもたまにはおもしろくていいか。
歌舞伎のノリでメンバーも1人ずつ紹介、そのまま1曲め「Paradise Blue」へ。
この曲、好きだ。

会場はこの日もスカパラ特有のノリノリモード。
でもなんだろう。都心の大きな会場とはどこかちがう空気感。おもしろいものだね。

歌ものショートメドレーが意外と新鮮。
全7曲のうち、前半の
「めくれたオレンジ」~「カナリヤ鳴く空」~「銀河と迷路」~「追憶のライラック」
が、やたら懐かしくて聴き入ってしまった。

カッコよかったのは、YMOの「テクノポリス」
「TOKIO!SKA!」は私にはかなりツボだった。
そのままテクノヴァージョンで「ルパン」と「美しく燃える森」という流れもよかった。

しかし、FISHMANSの「いかれたBaby」をスカパラでやるとはね。
まったくの予想外。
涙が止まらなくなってしまったじゃないか。

リクエストコーナーなどもあり、会場ごとで演奏する曲が変わるらしい。
町田は「ダニー・ボーイ」。温かみがあってよかった。

いきなり終了!みたいなツアータイトル入りの幕が降りるラストだけは、
ちょっとどうかなーと思った。


ライブについては、メンバーはスタッフも含め、毎度たくさんの案を出し合うとのこと。
いろんなファンがいて、年間のライブ数も多いから、大変だと思うけど、チャレンジし続けていってほしい。
個人的には、オリジナルのインストナンバーをもっと演ってほしいぞ。
カバー曲や、歌ものコラボもいいんだけどさ、他にもいい曲いっぱいあるじゃない?
どうぞよろしく。