面白く、深い 2013-04-20 00:34:34 | ☆カツ日記☆ 『世界から猫が消えたなら』 川村元気 余命いくばくもない主人公。 絶望の彼のもとにふざけた悪魔が舞い降りる。 そしてある取引を持ちかける。 「死」という本来重たいはずのテーマを軽いタッチで面白おかしく描いた作品。 死への恐怖、生への執着、後悔、そして諦観・・・ 人間の本質が見えてくる。 「人間というのはとかく、選んだ人生から選ばなかった方の人生を眺めて、羨ましがったり後悔したりしている生き物ですから」