Ritzから、タクシーを飛ばしてローラン・デュシェーヌへ。『花の都Paris』のイメージにはあまりそぐわない13区にある。
お店に入ると、香ばしいパンの焼ける香りがする。午後3時という既にパンやケーキを購入するには遅い時間なのに、次から次へと近所の人々がやってくる。
今回の目的は、勿論「お誕生日ケーキ」。実は前もって電話をしたのだけれど、Londonまで持ち帰りたい、と言ったら生ケーキは無理だから店に来て焼き菓子の中から選ぶように言われていたのであった。
L'Ils-de-Franceの伝統菓子というLe Parizi - Gateaux de voyage - 日持ちする菓子。上半分がマカロナード、下半分がチョコレートケーキにグランマニエ入りオレンジマーマレードとナッツ。見た目より遥かに美味しかった。会社の同僚にも大変な人気。イギリス人、この美味しさが分かるのならば、なぜあのわけの分からないアイシングケーキで我慢できる??ちなみに、私の直後に、これを求めてやって来た人がいたけれど、私が購入したものが最後の一つだった。ごめんなさいね。
オレンジケーキも購入。普通に素晴らしく美味しい。この後Eurostarに乗ってLondonまで帰らなければならなかったので、この他には一人用のマロンケーキを購入したのみ。お店の方からも「パンは良いの?」と念を押されたが、Hotelに戻って3日目3つ目のミルフィユを食べたかったので、お断りした(勿体無いことをした。。。)。
お会計をしようとしたら、レジ前にはすっかり列が出来ていた。近所にこんなお店があったら、夢心地だろう。