昼の便でウィーンに到着、ホテルで仕事。仕事を終え夕方の便でベルリンに向かう。
乗降時間削減のため、機内持ち込み荷物だけ、着替えも最小限にする。
折角エコノミー最前列にしてもらったのに、TXLではバス移動。
バスがターミナルに到着するや小走りでタクシー乗り場へ向かう。
直接フィルハーモニーへ。
モーツアルトのポストホルンは最終コーナーで事故発生。
難しい楽器なのだろうな。
後半は待ちに待ったマーラー交響曲第1番。
ベルリンフィルを聴く度に思うことではあるけれど、
ポルシェのよう(イメージ:自動車運転免許持っていない)ーダントツの技術力。
こんなオーケストラが自分のオーケストラだったら、指揮者、気持ち良いだろうなあ。。。
先週のミュンヘンと同様、テーマはPastralなのか、
弱音を強調するというか、弱音部に特徴のある演奏と感じた。
また、Gustavoの「こうしたい」も何となくわかるような気がした。
ただ、まだ「それが完成したらすごいのだろうな」レベルに居る感じが否めない。
この感じを見ると、残念ながら今回GustavoのベルリンフィルChefdirigenten就任はないのだろう。
今の状態では、そうなってもあまり幸せになれないのではないか、と心配になる。
昔のカラヤンやバーンスタイン、もっと昔ならフルトベングラーやトスカニーニ、
この人たちが指揮台に立つと、演奏者の態度が違ったんだろうな、残念ながら。
昔ロンドンに居た時の某オケ・フルート奏者のように、なんとなく、やる気なさそうに見える人がいる(演奏中に目のあった、君だよ、君!)。
指揮者に対する畏怖や尊敬の念が欠如していることの現れなのだろうけれど、
どうしたら、そういう気持ちを誰からも得られるようになるのかしら?
他人事ではないけれど。
今回はちょっと不完全燃焼。
GustavoがベルリンフィルのChefdirigentenになったら、ベルリンに移住したくなっちゃうし、
この次くらいで良いかな。