Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

卵爆撃

2007-09-24 18:18:45 | ロンドン

Hampsteadからの帰り、道を歩いていると突然呼び止められて、「誰かがマンションから卵を投げているから、歩道ではなく、バスレーンを歩きなさい」。慌ててバスレーンを駆け抜ける。駆け抜け終わると別の女性に呼び止められて、「警察に連絡すべきよね」。

卵だからよかったものの、これが銃弾だったらたまらない。これまで、卵にしても何にしても、通行人めがけてにしても、そうではないにしても、マンションから物が投げられるなんて、考えたことも無かったし、実際にそんな目に会うことも無かった。LondonBrusselsParisに比べて安全な気がしていたが(景気がよいからか、お金をせがむ人も居ない。ParisLyonBrusselsでは、ただ座ってお金を入れる缶などを置くだけにとどまらず、声を掛けてくる。かなり怖い)、時々ニュースで無差別殺人を聞くように、他人事ではないのかもしれない。


Kenwood House

2007-09-24 18:16:07 | ロンドン

ベルギーに伺ったときに再会した英国人の同僚から、Hampsteadが良いところだと聞いた。また、英国に住んだ経験のある日本人の同僚から、Kenwood Houseがお勧め、と聞いていたので、ちょっと地図で見てみると、Paddingtonから歩けない距離ではない、と感じた。そこで、先週の食べすぎ+土曜日に友人が遊びに来てくれてまた食べすぎてしまったので、それを解消すべく、散歩がてらKenwood Houseへ行ってみることにした。

地図とにらめっこしながら、Hampsteadへ。最後はかなり急で長い坂。運動不足の体には丁度良い。HampsteadからKenwood Houseまでまた暫くある。公園の中は道が良く分からないので、行きは幹線道路沿いに歩いてみた。

Kenwood Houseの入場は無料であるが、中には何と、フェルメール、レンブラント、ターナーの作品が収められているのである!今日はフェルメールと対話してみることにした。The Guitar Playerという作品は、ギター(確かに6弦くらいに見えるが、ホールなどはリュートみたい)を弾く少女の絵なのだが、明らかに少女は誰かと会話をしている。フェルメールの絵には何時も動きがある。そして、画面に居ない誰かの存在を確信させられる。この決して回答が得られない不思議な物語性に私達は魅かれてしまうのだろうか。

絵としては、少女の腕がとても美しい。女性らしい、柔らかな線、その柔らかであるはずの肉質が見事に現れている。前回のレンブラントもそうだが、どうしてこの「質感」があらわせるのだろうか。フェルメールの絵は、レンブラントよりさらに大まかな色塗りである。私の感覚としては、動きもあるからか、アニメーションのセル画を思い出す。そのくらい大雑把な色の塗りわけだ。特にドレス、また楽器のフレットを押さえる左手の指などは、セル画そのものに思える。それなのに、約2m離れて椅子に腰掛けて絵を見ると、そんなことは気にならず、ただ美しい若い女性の腕と指に見えるのである。

彼女は誰と、何を話していたのか?

レンブラントは1660年代と思われる、晩年の自画像である。やっぱり若い、おそらく仕事も生活も全てがうまく行っていて、我が世の春を謳歌していた頃の絵のほうが好きだと思う。でも、好みなんていつ変わるか分からない。今度来るときには、この絵のほうが好きになっているだろうか?

Kenwood Houseの正面の広々とした芝生の上で、持参のサンドイッチランチ。昨日友人が来るからと購入したPoilaneの胡桃のライ麦パンにカマンベールと友人が持ってきてくれたドライトマトを挟んできた。やっぱり芝生の上で池に飛び交う水鳥を見ながらいただくランチは気持ちよい。帰りは凡そ場所も分かったので、公園の中を歩く。本当に森の中を歩いている感じ。遠くにCentral Londonが見える。少しかすんでいるが、クリアに晴れた日はかなり綺麗に見えることだろう。Paddingtonから歩いて1時間強でこんなところに来られるなんて、Londonっていいなぁ。HampsteadからPaddingtonへは基本的に下り。また一度歩いた道なので、迷うことも無くさくさく歩くことができた。足がちょっと痛いけれど、良い運動と素晴らしい芸術鑑賞だった。


ベルギー

2007-09-24 18:12:11 | ベルギー

会社の本社はベルギーにある。今の会社に移って2年と2ヶ月。初めて本社とベルギーのR&D部門を訪問する。

月曜日はR&DのあるBrussels郊外へ。Eurostarの駅であるBrussels Midiからはタクシーで15分強。とても会社とは思えない。芝生が茂る、幅250m、長さ2kmの敷地の中に、研究棟、開発棟、生産棟が点在しているとのこと。人事等中枢が入る建物はまるでマナーハウスというか、とても会社とは思えない。こんな環境で仕事をしたら、気持ちいいだろうなぁ。でも、入って暫くはこの美しい景色に心を奪われて仕事にならないかも。。。

夕方は、以前東京勤務で、この9月からベルギーに移られた英国人の同僚が、Brussels中心部のレストランに案内してくれた。Grand Placeのすぐ近くで観光客も多く、ほとんど皆英語を話すような場所で少々心配したが、とても活気があり、良い雰囲気。舌平目の甲殻類ソースのようなものをオーダーしたが、とても美味。甲殻類ソースだけあって、かなり濃く、また付け合せのマッシュポテトも美味しくて、ついつい完食してしまった。今思えば、これが全ての始まり。。。?コーヒーにはラングドシャのような薄い焼き菓子、でも味は八の字、が木箱に入って付いてきて、これをいくら食べても良いのである。デザートがあまりに大きいので諦めていた私達は、この焼き菓子を10枚近く頂戴して、大満足だった。ちなみに一人50euro程度。従って、決して安くはない。いや、高い。ああ、円安が少しは改善してくれたら。。。ま、無理ね、今の政治状況では。

火曜日は本社。さすが本社。建物の造りが違う。とても立派。ここも広大な敷地のなかにいくつかの建物が建っている。月曜日のR&Dもここも、食べ物が美味しい。さらにこちらはデザートがかなり充実している。まずい。。。このままでは大変なことになる。

火曜日の夕方、ベルギーのSpaというところへ移動。Spaは俗に言う「Spa」の語源になった場所で、「Spa」があるらしいが、私達はホテルに缶詰になって研修。着いた日の夜から大変なことになった。それというのも、食べ物が美味しいのである。お夕飯はフルコースのdinner、まずはタルタルステーキが前菜で供され、メインは鶏。ハーブが挟まれ、クリームソースが美味。デザートはコーヒームースとアイスクリーム。その後はBarで飲み放題。とりあえず1時頃までBarで玉突き(古い!)などして起きているが、結局その間飲み続けるので、消費されるより口に入るカロリーのほうがかなり過剰になる。

朝起きて、止めておけばよいのに、朝ごはん。スクランブルエッグ、サラダ、クロワッサン、ペストリー(レーズン&カスタードクリーム)、フルーツはオレンジ、グレープフルーツ、パインアップル、これにフレッシュクリームチーズのようなものを乗せて、さらに自家製のアプリコットのコンポート、イチゴのジャムを掛ける。勿論最後はコーヒー。これだけ食べたらお昼まで何も食べられないはずなのに、10時のコーヒーでは、シナモンケーキとライスカスタードのケーキを食べてしまう。勿論ランチも抜かりない。パスタにサラダ、サワークリームとスモークサーモンのサンドイッチ、クスクス。。。デザートが素敵。チョコレートムース、オレンジの果肉たっぷりのゼリーにカスタードクリーム。そしてコーヒー。3時にはおやつ。コーヒーとチョコレートケーキ。このチョコレートケーキはどっしり濃くて美味しかった。この日はワインテイスティングもあった。白、赤、各3本ずつのワインの生産国と地域を当てるのである。赤の2本目は何と中国のワインだった。全然分からない!!ディナーは前菜がスモークサーモン、メインは豚。肉は。。。と思っていたのだけれど、マッシュポテトとキノコのソースが美味しくて、ついついお肉にも手が出てしまう。デザートはフォンダンショコラとアイスクリーム。フォンダンショコラが美味しい~!!そしてさらにBarへ。

最終日の朝ごはんは、さすがに反省してスクランブルエッグとサラダは省略。って、甘いものはさらにPain au chocolatを追加しているのだから意味が無い。10時のおやつは昨日と同じチョコレートケーキ。でも美味しいから頂いてしまう。ランチは再びパスタとサラダ。デザートのパンナコッタのクリームが濃くて。。。美味しい!!ティラミスやクリームブリュレも食べてみたけれど、パンナコッタが最高だった。最後のおやつはペストリー。これも美味しい。

帰りのEurostarはお夕食が出た(行きは朝ごはん。あまり美味しくなかった)。まずはシャンパンをいただき、前菜は生ハム。これはあまり美味しそうではなかったので、ソラマメのマリネだけ頂いた。メインはお肉か魚で私は魚を選んだ。車内食にしては美味しい。熱々なのが私好み。マッシュポテトにはオリーブが混ざっていて、これをパンにつけて食べると美味しい。。。とパンをお代わりしてしまった。ワインはブルゴーニュワインが供されて、なかなか。デザートにチーズとチョコレートムース。チョコレートムースはホテルのものに比べるといまひとつだったけれど、食べているうちに慣れてしまって、結局完食。また、サービスの係りの方がとても良く、楽しい、あっという間の2時間半。最後にはチョコレートのお土産まで頂いてしまった。

あ、この日記、昔小川洋子(?)の『妊娠カレンダー』だったか、食べたものをひたすら記録していた、みたい。。。

ちなみに、家に帰って体重計にのってびっくり。出発前に比べて4kg増。明らかに危険。今日からダイエット!!


Housewarming Party (Part II)

2007-09-24 18:05:38 | ロンドン

今日は同僚を招いてのHousewarming Party。朝からTimetableを作ってその通りに準備を進める。

メニューは、胡瓜のサンドウィッチ、イチゴのケーキを手作りして、あとはスナック類、ドライフルーツ、ナッツの詰め合わせ、チョコレート、チーズ、フルーツ、ディップをHarrodsTESCOなどから調達。さらに飲み物として、ワイン(ブランド物に弱い私は赤、白ともにルイジャドのワインをTESCOで見つけて購入)、スパークリングウォーター、スティルウォーター、お茶にコーヒー、etc

13時からを予定していたけれど、皆さん気を遣って14時前くらいから続々登場。忘れられてしまったのかしらん?と少々心配になったものの、準備としては丁度良い按配。ご家族連れでいらしてくださった方もいて、とても賑やかなpartyに。テラス席は、同僚のお嬢さんお二人のお気に入りのようで、ちょっと嬉しい。子供は正直だから。。。また、このお嬢さん方のお母様が、ケーキを焼いてきてくださって、ケーキは2種類に。とても綺麗に焼けていて、美味しそう。

また、同僚には、食べ物はあるので、手ぶらでいらしてください、とお願いしていたのだけれど、蘭のお花や瓶詰めの巨大なチョコレート、マフィン型(私がマフィンを毎日購入して食べているのを知っていたから?)とマフィンレシピの本、またご家族でいらしてくださった方は、使うのが勿体無いくらい綺麗な蝋燭を持ってきてくださった。1つは5歳のお嬢さんが選んでくださった、ということでとてもかわいらしい。さらに、カード。英国では、Housewarming partyは習慣化しているとのことで、それ向きのカードがきちんとある。

準備ですっかり疲れてしまって、あまりお構いできなかったけれど、皆さんが楽しそうにお話してくださっているのがとても嬉しかった。

疲れた~、と言っている場合ではない。明日は朝610Waterloo発のEurostarBrusselsへ行かなくてはならない!!


Green fingers

2007-09-13 08:34:12 | ロンドン

お部屋は大分デコレーションが済んだ。あと気になっているのはバルコニー。狭いけれど、椅子だけではちょっと寂しい。Artificial Flowerのお店には、室外用のオリーブや立派な杉の類もあって、また値段も半永久的にもつものとしてはかなりお得な感じだったけれど、「手の掛かるもの」が何となく欲しくて、結局ガーデニングを実行することに。

Dsc00277 Little Veniceのガーデニング専門店へ。思ったよりはお花の種類が少なかったけれど(夏の終わりだし、そういう季節ではないのだろう)、白いミニシクラメンとなんだか良く分からないけれどグリーンのちょっとミニ杉のような茎に白い小さなお花が無数についたものを購入。

会社の近くにもガーデニングの材料を売るお店を発見。昼休みに出掛けて、細長いコンテナと土を購入する。最初70cm強のコンテナを3つと土を1袋(20L)購入したものの、花を沢山買いすぎたよう。コンテナに3つしか入らず、結局コンテナが5つと土が4袋必要だと分かる。結局月曜日から水曜日まで3回に分けて土とコンテナを購入し家まで運ぶ。

Dsc00278 ようやく全てを植え終えた。ちょっとバルコニーが狭くなってしまったけれど、やっぱりお花が咲いていると言うのは和む。色が変わりかけた花を摘んだり葉を除いたり、また葉が重なっているのを少し広げてあげて、下に出てきている蕾に陽があたるようにしてあげたりするのは楽しい。

英国では、ガーデニングの上手な人をGreen fingersの持ち主といって褒め称えるらしいが、私は子供の頃からのRed fingersの持ち主である。前にも記載した通りアロエを枯らしたり、学校の課題で菊を栽培しても、手をかけたはずなのにひょろひょろの茎にしか育たず、そのうえようやく付いた蕾をへし折ってしまったり、前科は枚挙に暇がない。そこで、今回は、Green fingersならぬ緑のゴム手袋を使用してのガーデニングである。さて、効果やいかに??


Rembrandt

2007-09-13 08:23:45 | ロンドン

今、National galleryThe Age of Rembrandt & Frans Halsという展覧会が開かれている。Tubeなどにも宣伝がされていて(でも何で宣伝用にあの絵を選んだんだ?客が入らないぞ)、ずっと気になっていたので、行ってみることにした。日曜日だし、昨日のチーズが山と余っているので、パンにチーズを挟んでサンドイッチを作り、お弁当にして、ちょっと(かなり?)臭うので袋に入れて、「お弁当提げてピクニック」状態。Hyde ParkからThe Green ParkSt. James’s Parkを抜けてGalleryまで歩く。日曜日の朝早いこともあってなんとRembrandt様だというのに、がらがら。東京の国立西洋美術館でのRembrandt展が嘘のよう(あれは満員電車のようにすごかった)。

いつものように、一通り作品を見渡して、1つを選び、その前に座る(海外の美術館には絵の前に椅子が置いてあってとてもありがたい)。じーっと見つめ、考える。人間の目は素晴らしく、見ただけで質感を理解することができる。モデルのおじさんの着ている洋服。首の部分が金属の甲冑のようで、全体はスウェード革のような素材。斜めにかけた飾りは、銀色に光って銀糸で細密に模様が描かれているのだろうか。一方で人間の目はだまされやすいとも言える。おそらく、上記のような格好をモデルはしていたのだろうけれど、Rembrandtの絵は、青が少し混じった濃い灰色の上に白い絵の具で甲冑の金属らしさを、灰色の上に白い絵の具で銀糸の飾りを描いているに過ぎない。近くへ行くと、単なる絵の具の塊だ。ところが離れてみると、きちんと絵になっている。

また理解できることと、実行できることの違いを思う。Rembrandtと私が仮に同時にこのおじさんを見て絵を描くとする。多分同じように脳にこのおじさんが投影されていることだろう。しかし、描かれる絵は、全く違うはずだ。音楽も。聴いて感動はする。素晴らしいと思う。でも、「弾け」と言われても、私は弾けない。

あまりにじっと長いこと見つめていたので、美術ファンと思しきおば様から「そんなにじっと見つめていると、石になっちゃうよ」と声をかけられた(こういうところが英国だ)。彼女はRembrandtの生涯についても詳しいのだろう。そんな話をして、最後に「本当に素晴らしい絵よね、写真みたい」と言って去っていった。でも、写真じゃないんだ、それ以上なの。だって、写真だったら、不要なところは省けないじゃない。Rembrandtは決してデッサンがぴか一、という訳ではない、と私は思っている。でも、見せるべきところを見せる焦点の当て方はぴか一で、そのモデルの着ている豪華な洋服の一部を際立たせ、またモデルを生き生きと非常な明度で描くのはやっぱりRembrandtだと思う。自分の肖像画を頼むならば、若いとき(1630年代前半)のRembrandtにお願いしたい(いいなぁ、サスキア)。そうそう、1660年代のRembrandtは、ちょっとF.ベーコンっぽい、と思うのは私だけだろうか。

それにしても、このモデルさん、お金持ちだったから、こうしてRembrandtに肖像画も頼めたんだろうけれど、いいお買い物をしたわよね。彼の末裔だったら、光栄だっただろうなぁ。この絵の飾ってあるリビングルームでゆっくりアフタヌーンティなんていただけたら最高の幸せだろうに。。。そうそう、あまりに絵に見とれていて題名を確認してくるのを忘れてしまった。というより、調べたらすぐに分かるだろうと思って、モデルのおじさんの名前を覚えてこなかった。後からネットで見てみても、この肖像画が見当たらない。もしかして、本当に個人蔵なのかも。。。いいなぁ。

お腹が空いたので、美術館を出て、再びSt. James’s Parkへ。ここで昼食。あー、何てチーズって美味しいのだろう。胡桃のパンとあいまって、最高。素晴らしい絵を鑑賞して、美味しいランチを頂いて、幸せ~。またお弁当作って美術館へ行こう。日曜日の朝はお客さんが少ない、って声をかけてきたおばさんが言っていた。今日のは特別展だから10£だったけれど、常設展は無料だ(23£の寄付は募っている)。日曜日の過ごし方としては悪くない。そうそう、常設展のRembrandtの若き自画像&老いた自画像にも再会しに行かなくっちゃ。


再会

2007-09-10 18:07:41 | ロンドン

日本で知り合ったオーストラリア人の友人と久しぶりに再会。飲み物だけ自分用に持ってきて、と言ったのに、パン、チーズ、フルーツ、ヒヨコマメのディップ、ドライトマトのオリーブオイル漬、ワインとことごとく持参してくれた。ヒヨコマメのディップがTESCOで売られているなんて!!友人は「これ食べられる?」と心配してくれたが、食べられるどころか大好物。黙々と頂いてしまった。英国で太る理由の1つは、このお豆とジャガイモが美味しいから。あー、またダイエット計画はどこかへ消えてしまった。

友人は、一人でワイン2本を空け、とてもご機嫌に。思わぬ昔話なども聞けて、懐かしく思うとともに、自分を反省してみたりもした。また、彼は比較的近い業界の人間なので、これから自分がどうあるべきかについても考えた。さらに、英語がままならない私に、6ヶ月は我慢だよ、その後急激に伸びるよ、と言って慰めてくれた。

なんだかとても楽しいひと時だった。異国の地で、久しぶりに友人に会うと、その友人の今まで知らなかった別の面が見えてくるような気がする。この間のSwanseaの友達も、今回の友達も、皆本当に優しい。私も、強くて優しい人になりたいな。

友人が帰った後、PROMS最終日の放映を見た。「威風堂々」の大合唱。あー、いつかはこれに参加してみたいけれど、チケットを取るのが大変みたい(Internetでダフ屋が出しているチケットは500£位してびっくり!!)。


ここはどーこだ?

2007-09-10 10:08:04 | ロンドン

土曜日、こんなところに行ってみました。さて、ここはどこでしょう? 

Dsc00261_1

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答えは。。。そう、Hyde Parkです。まるでカントリーサイドのウォーキングコースのようではありませんか?家から買い物に出掛けるのに、tubeは高いし、特に土日は時間も掛かるので、最近はこのコースを歩くようになりました。

今日はPROMS最終日。Hyde Parkの野外ステージからはリハーサルの様子が聞こえてきます。男性のポップス歌手でしょうか。高めの、とても綺麗な優しい声です。なんだか謝っていますが、そんなやり取りまでマイクを通じて全部外に聞こえています。でも、こんな優しい声で謝られたら、何でも許してしまいそう??

目的地(その1)はSloane squareから程近い、Poilaneというフランスのパン屋さんです。日本でも広く紹介されているのでご存知の方もいらっしゃると思います。お店に着くと、フランス人と思しき方が見えていて、店員さんとフランス語で会話をされています。ああ、フランスの雰囲気。思わず頭がフランス語モードになり、「Can I help you? Would you like to have this one?」と聞かれているのに「Je prefere…」と答え始めたところで、ハタと我に返ったのでした。直径20cmくらいのくるみパンとPain de mie半分を購入しただけだったのに、ずっしりと重いです(値段が?計約1500!!)。

Dsc00268次は。。。予定していなかったのですが、デコレーション用のふち飾りやカーテンの房、羽飾りなどだけを売っているお店を発見。ちょうど折りたたみベッドのカバー用にふち飾りが欲しかったので立ち寄ってしまいました。あまりに綺麗で、どれもこれも欲しくなってしまいますが、カバーの色を思い出しながら、最適な1つを選びます。っと、支払い時に値段を見てびっくり。既成のカバーを買ったほうが遥かに安かった。反省。でも、家に帰って、付けてみると、とーっても素敵なカバーになって、今までただの布だったものが、デコレーションになってしまうのだから、本当に不思議です。

先週、購入できなかったArtificial flowerを購入するため、まずはHarrodsで容器を購入、次いでArtificial flowerのお店fakeへ(http://www.fake.com/)。店員さんもサンパで、またこのどう見ても本物にしか見えないお花も素晴らしく、お気に入りのお店。早速容器に蘭を3本植えてもらいました。深いボルドー色が気に入って選んだもの。家に持ち帰り、お部屋においてみると、とっても素敵!!やっぱり玄関用にももう一つ作っていただこう。色は同じにしようかな、それとも玄関だから明るいクリーム色などのほうがいいか知らん。。。?


ビフォア・アフター1

2007-09-06 09:08:43 | ロンドン

新しいflatは、広さはあるがいまひとつセンスのない内装である。本当は家具を変えたいのだけれど、既存の家具を捨てるわけにも行かないし、倉庫を借りて既存の家具をそこに入れ自分の気に入った家具を購入する、なんてそんな予算があるわけもない。そこで、たとえばクッションとかカーテンなど、替えられるもの(かつ高価でないもの)で工夫をすることにした。

まずはリビングルーム。家具の位置を変えて、グランドピアノを置けるようにした。あまりきれいに見えないラグは撤収してクローゼットに隠し、何だか良くわからないテレビ台のような家具は収納の中に隠して靴箱(!!)代わりに使うことにした。ソファのクッションはこげ茶色とシルバーブルーのコンビネーションのものを購入。ランプは傘をクリーム色からこげ茶色とシルバーのコンビネーションのものに変更、また電球も60Wから40Wへ変更して、ちょっと大人の雰囲気に??収納の中が丸見えだったので、レースのカーテンで少し目隠しをしてみた。

ベッドルームはまずはカーテンをクリーム色の短めのものからボルドーの長いものに替え、革状のカーテンを結ぶもの(なんというのでしょうか?)でおしゃれをしてみた。また、窓辺には燭台をオブジェとして飾る。カーテンはちょっと高かったかな?幅を合わせるために、夜なべして三つ折のタックをつけた。

Dsc00255腰の高さくらいの箪笥の上には、帯状のオブジェを製作してみた。今回の製作物のなかで一番のお気に入り。裏地もちゃんとついて、なかなか素敵でしょ?(自画自賛)。

ベッドの枕カバーも作成。そのつもりはなかったのだが、購入した生地が余りに高価だったので(最初はリビングの収納の目隠しにしようと思っていた)、もうちょっと実用的なものにしたいと思ったところ、色合いがベッドカバーに合う気がして、急遽変更。

今の課題はテラス。本当はガーデニングをしたいのだけれど、Green fingersならぬRed fingersをもった私。大抵の植物は枯らす自信がある(アロエを枯らしたのはすごいと思う)。この間お散歩をしていて、とても素敵な寄せ植えを見つけたので、それを参考にしたいのだけれど。。。冬の間お花が持つかわからないし、日本へ帰るときにどうするか困るだろうし、、、ということで、今のところ考え中。


さらにLunch

2007-09-06 08:51:39 | イギリス

先週Lunchに招待してくださった同僚のご家族がSwanseaの隣町(町の一部?)であるPort Talbotに住んでおられるとのことで、Swanseaを訪れた機会にLunchをご馳走になることに。同僚の料理はお母様譲りだから、とにかくそのお母様のお料理を沢山食べられるよう、朝ごはんは抜いてゆくように!との指令を受けていた(結局チーズケーキは食べてしまったのだけれど)。

Port Talbotは工業地帯で、駅で待ち合わせだったが、駅もきれいではなく、当日ラグビーの試合がCardiffであるためか少々元気の良すぎる若者がたむろしている。友人のお母様が親切にPort Talbotの駅まで送ってくださらなかったら怖かったことだろう(SwanseaからPort TalbotまでFordのオープンカーでドライブ。お天気も良く、素敵だった。ちょっと静岡の国1バイパス由比-富士間のよう)。

同僚のご両親は熱心なキリスト教信者でいらして、教会の帰りに駅に迎えに来てくださった。そのためかなり正装で、ジーンズ姿の自分を反省した(一応着替えは持っていったのだが着替えなくて良いといわれて甘えてしまった)。「女王様にお目にかかるときには正装するでしょう?教会へは神様にお目にかかりにゆくのだから同じなのだよ」とのこと。そういう姿勢は好きだ。

教会の友人というご夫妻と5人でのLunch。軽めだよ、とのことだったが、自家製のハムに自家製ソース(レーズンやレモンピールにスパイスも入ってかなり私好み)、これにゆでた野菜(ジャガイモ、にんじん、さやいんげんのようなもの、カリフラワー)。ゆでた野菜が嫌いな人は英国には向かない。ハムもソースもとても美味しい。お野菜もソースと絡まっていくらでも食べられる。

しかし、何よりすごいのはケーキのレパートリー。出てくる、出てくる、計4種類の手作りケーキ。Bombeというアイスクリーム・黄桃添えに始まり、ルバーブのタルト・カスタードクリーム添え、この後場所を庭に移して、スポンジケーキにレモンクリーム&ココナッツの乗ったもの、最後に電車で食べなさい、とチョコレートケーキ(レーズン&胡桃入り:大好物!!)。特にBombeというアイスクリームはほっぺたの落ちる美味しさ。キルシュとジンジャーのシロップ漬けが入っている。あまりに美味しかったので、無理をいってレシピを送っていただいた。

英国料理が揶揄されるのは、英国料理レストランが存在しないからなのだろう。しかし、味覚は悪くないと思う。たしかにフランス料理や日本料理のような芸術的な見た目の美しさはないにしても、これまでにいただいた家庭料理はどれも美味しくいただくことが出来た。それにしても、これだけ家の内装やガーデニングで「見せること」に熱心な国民が、お料理の「見せ方」に興味がないのは不思議な気がする。