ニューイヤーコンサートのプレヴュー。
曲目は(ウィーンフィルのWebsiteより)
Franz Lehár
Nechledil Marsch aus der Operette Wiener Frauen
Émile
Les Patineurs. Walzer, op. 183
Johann Strauss, Jr.
S' gibt nur a Kaiserstadt,s' gibt nur a Wien. Polka, op. 291
Josef Strauss
Winterlust. Polka (schnell), op. 121
Johann Strauss, Jr.
Mephistos Höllenrufe. Walzer, op. 101
So ängstlich sind wir nicht! Schnell-Polka, op. 413
-- Pause --
Franz von Suppé
Ouvertüre zu Pique Dame
Carl Michael Ziehrer
Hereinspaziert! Walzer aus der Operette „Der Schätzmeister“, op. 518
Otto Nicolai
Die lustigen Weiber von Windsor (The Merry Wives of Windsor), Moon Choir
Johann Strauss, Jr.
Pepita-Polka, op. 138
Rotunde-Quadrille, op. 360Johann Strauss, sen.
Indianer-Galopp. op. 111
Johann Strauss, Jr.
Die Extravaganten. Walzer, op. 205
Josef Strauss
Die Nasswalderin. Polka mazur,op. 267
Johann Strauss, Jr.
Auf zum Tanze! Polka schnell, op. 436
Tausend und eine Nacht. Walzer nach Motiven der Operette "Indigo"
Tik-Tak. Polka schnell, op. 365
ニューイヤーコンサートと全く同じプログラムを演奏する。今回は、Parterre - Loge 2, 左側、1列目の1−3番、とこれ以上良い席は考えられない素晴らしい座席。
YouTubeに今回の全プログラムをまとめて載せてくださった方がいらして、そちらにて予習をしていたけれど、生で聴く、とはどういうことか、その差には驚くばかり。
Gustavoが振ると、本当に楽しい。彼は相変わらず指揮台の上で飛んだり跳ねたり。そして、この席からの眺めの特典は、彼が顔で、表情で指揮をすることがきちんと眺められること。これはTV中継ならば明らかだろうけれど、会場でこれが確認できるのは本当に嬉しく楽しい。
まだ35歳のGustavo。50年後、彼はどんな指揮をしているのだろう。飛んだり跳ねたりができなくなった後の彼は、どんな指揮をするようになるのだろうか。その時に、また、ここで聴けるだろうか。
美しく青きドナウは、ニューイヤーコンサートでは、トップの2人が最初の音を弾いたところで会場から拍手が沸き起こり、新年の挨拶をすることになっているのだけれど、今日は皆、そうして良いのか悪いのか様子眺め。奏者が困っている風だったので、何人かとほぼ同時多発的に拍手。ここでGustavoはドイツ語での新年の挨拶の練習(多分。ドイツ語は全くわからない)。
最後のラデツキーマーチは、入場しながらスネアドラムに演奏開始を指示。会場からも手拍子が始まると、ユーモアのある彼は、足を大きく上げながら歩き、指揮台へ登壇。皆から笑いが漏れる。会場のパーカッショニスト(=聴衆)に対しても非常にわかりやすく指示。ff、ppだけでなく、クレッシェンドやデクレッシェンドの指示もあり。皆、指示に忠実に応える、なかなか優秀なパーカッショニストでしたよね(自画自賛)、マエストロ?
とても楽しい演奏会で、明日、明後日への期待は膨らむばかり。