Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

グランドホテルストックホルム

2009-05-31 21:00:00 | ホテル

今回の宿泊先は、グランドホテルストックホルム。ここもThe Leading hotel of the worldの加盟ホテル。

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宿泊した部屋は、新たに加わった別棟の一つで、新しく綺麗だと説明を受けた。

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ネットでの評価も高かったが、清掃が行き届いていなかったり、見てもいない有料TVを加算されたり(アリバイが明確だったので、最終的に加算はされていないが)、どうなっているの?であった。

立地的に悪くないが、次の宿泊は考えてしまう-ただ、胃袋は、以前仕事でスウェーデン(ウプサラ)に来た時よりはかなり満足している。

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アフタヌーンティ。サーモンのサンドイッチは美味。朝食のスモークサーモンも、脂が乗って美味しかった!ピスタチオのマカロン(下段左手手前の白いもの)もお薦め。

また、スコーンにつけるクリームが少し変わっている。

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スウェーデンにはクローテッドクリームがないのだろうか。ホイップした無塩バターと有塩バター。

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そして一番のご馳走は景色!


ドゥダメル&ヴェルレク@ヨーテボリ

2009-05-30 21:00:00 | Gustavo Dudamel

ドゥダメル指揮、ヨーテボリ交響楽団演奏会。2009年5月30日15時。ヨーテボリ、Konserthusにて。

Verdi: Messa da Requiem

Gustavo Dudamel: Conductor

Gothenburg Symphony Orchestra

Erika Sunnegårdh: Soprano

Anna Larsson: Alto

Stuart Neil: Tenor 

Julian Konstantinov: Bass

ついに、ヨーテボリまで来てしまった。。。ドゥダメル&ヴェルレク、につられて。

演奏会前にホール前でなにやら催し物が。馴染みのあるブラスの曲が聴こえてくるなぁ、と思って行って見ると、なんと、ドゥダメルもいるではないか。

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2009/2010シーズンもヨーテボリ交響楽団の指揮者を続けることが発表され、皆拍手。

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サイン入り来年度の予定表が配られ、人々が殺到。

さて、演奏会である。ホールはなかなか美しい。

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あはは、ヨーテボリシンフォニーコーラス、とはあるけれど、素人さんに毛が生えた程度。会場は合唱団員の知り合いで埋まっているみたい。ちょっと母の演奏会を思い出す。とにかく、ドゥダメルの指揮でヴェルレクを歌えるなんて、羨ましい限り!

ソリストは女性陣がなかなか(男性陣についてはノーコメント-察してください)。ソプラノのErika Sunnegårdhは、最後の「リベラ・メ」低音から高音へ飛ぶところを上手く決めていたら、もう少しスッキリ誉められたのが残念。あと、高音部をまだ一杯一杯で出している感じ。余裕が感じられる声の出し方を学んだら、素敵だと思う。それにしても、あの細い体のどこからこんな声が出るのかしら。巻き舌も憧れる(巻き舌の出来ない私)。

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左がソプラノのErika Sunnegårdh。

最近ドゥダメルは曲の終わりにかなりの時間を掛ける。今日も、皆、息をのんで、拍手を始めるタイミングを見計らおうとした。この間のアンコールも、別に感極まっていたのではなく、単純に曲を終わらせるのに彼には必要な時間だったのね。

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今回も暗譜で振ったドゥダメル(Anna Larssonも譜面台はあったが、暗譜で歌った)。さあ、準備は出来ている、ベルリンフィル&合唱団でこの曲に挑戦!?


ランチ@ヨーテボリ

2009-05-30 20:00:00 | ヨーロッパ

ヨーテボリも大変に良いお天気。

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美術館が高台の頂上にあり、その横にコンサートホール。

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美術館、コンサートホールに囲まれた広場にはこんな像が。

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ちょっと奇妙な顔。

此処から少し下ったところでランチ。

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本日のランチ、サーモン。本場と思って期待したけれど、やっぱり魚臭い。日本で食べるような新鮮なお魚が食べたい。

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オープンカフェで気持ちよく満腹。

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サロネン&テツラフ@フェスティバルホール

2009-05-29 01:30:00 | コンサート

エサ・ペッカ・サロネン指揮、フィルハーモニア管弦楽団、ヴァイオリン独奏:クリスチャン・テツラフ。2009年5月28日。ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール。

Berg: Violin Concerto

Mahler: Symphony No.6

Esa-Pekka Salonen: Conductor

Christian Tetzlaff: Violin

Philharmonia Orchestra

このところ、コンサートばかり行っているのだけれど、サロネン&テツラフ、ということで出掛けた。

ベルクは、良く分からないので、テツラフのヴァイオリンが上手いのか、下手なのかも良く分からない。それは、何も私だけではないだろうし、彼は実力を聴衆に分かってもらうために(?)アンコールを弾くだろうな、と思っていたら、案の定、バッハの無伴奏ソナタ第3番からフーガを弾いてくれた。

テツラフのヴァイオリンは現代作家物(Peter Greiner、独)と聞いているが、コーラス席から聴いてもとても良い音がした。ストラドなんて勿論手に入らないけれど、このGreinerのヴァイオリンって幾ら位するのかしら?

休憩の後、サロネンでマラ6。まるでSimon Bolivar Youth Orchestra of Venezueraか、と思うような大編成のオケ。舞台が狭く感じられた。

第一楽章が良かった。サロネンの動きはとても激しいのだけれど滑らかで、まるで新体操女子のリボンを演技しているみたい。第一楽章の終わり方も面白い。ラジオ体操のよう。やっぱり家の鏡の前で練習するのかしら?

第四楽章はカウベルやらハンマーやら、シンバル5台やら賑やかである。シンバルの真後ろにいた私は、あれだけの大きさのシンバルの振動は、かなり力がないと持ちこたえられないだろうな、と考えながら、目の前で震える円盤を思わず押さえたくなる衝動を堪えるのに必死であった。


"Oh my God!"-チッコリーニ@フェスティバルホール

2009-05-28 01:30:00 | コンサート

ヤニック・ネゼ=セガン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ピアノ独奏:アルド・チッコリーニ。2009年5月27日。ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールにて。

Mendelssohn: Symphony 4 in A (Italian)

Rachmaninov: Concerto 2 in C minor for piano and orchestra

Dvorak: Symphoy 7 in D minor

Yannick Nezet-Seguin: Conductor

Aldo Ciccolini: Piano

London Philharmonic Orchestra

ラフマニノフになって、ピアニストが舞台に現れた。84歳、とは聴いていたけれど。隣の隣のおじさんが小声で、

Oh my God!

確かに。何しろ、足元の覚束ない御爺さんが登場したのである。

これで、あのラフマニノフの2番を弾くのか?

本当に?

本当だ。

ピアノの先生が「力を抜け」と言うように、おそらく力は不要なのだろう。84歳ですでに足が不自由にもかかわらず、何と美しい音か。

勿論、重音パッセージの早い部分や低音には問題が無いわけではないが、84歳でこれだけのことが出来るなんて、信じ難い。思わず背筋が伸びる。

第三楽章の最後、ピアノとオケがffになると涙がこぼれそうになった。彼は若い時、もっと上手かったはずだ。彼の技術曲線は下降して現在ここにある。私がこれから40年と少し努力したら、技術曲線が上昇し、彼の曲線と交わるだろうか?(無理だ、間違いなく)

後半を無視して、サインでも貰いに行きたかったが、友人はドボ7が好きらしく(後から知ったが)、結局おとなしく後半を聴いた。聴かなくても良かった、と思った。

ところが、友人とCD交換をして、帰ろうとすると、友人が「チッコリーニ」。

目の前に、背の高い男性に縋って歩く白髪の小さな御爺さん。

厚かましくもお願いしてしまった。

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握手していただいた手は、とても柔らかかった。


アバド&ベルリンフィル@ベルリン

2009-05-25 02:00:00 | コンサート

クラウディオ・アバド指揮、ベルリンフィル演奏会。2009年5月24日。ベルリン、フィルハーモニー。

Schubert: Incidental music to Rosamunde

Mahler: 3 songs from Des Knaben Wunderhorn - Lob des hohen Verstandes, Wo die schoenen Trompeten blsen, Rheinlegendchen

Debussy: La Mer

Claudio Abbado: Conductor

Angelika Kirchschlager: mezzo-soprano

Rundfunkchor Berlin

Berliner Philharmoniker

3月のDudamelでも思ったけれど、ベルリンフィルの音はとても美しい。でも、このホールでは、ベルリンフィルしか聴いたことがないので、この美音がベルリンフィルによるものかホールによるものか知りたい。2009/2010シリーズのウィーンフィルを聴こうか?でも、ウィーンフィルも上手いに決まっているから、比較対照試験にはならないか?いつも聴いているロンドン拠点のオケ?それを聴くためにベルリンへ行くお金は払えない。だめだ。

キルヒシュラガーはとても澄んだ美しい声をしている。オペラの歌唱法がそれ程好きでない私には、彼女の清らかな声がとても心地よい。マーラーを歌ったからか、無性に彼女にマラ4を歌ってもらいたくなった。

アバドは全盛期に聴いてみたかった。病気を克服し活躍することは素晴らしいけれど、多分もっと、もっとすごい人だったのだろう、とちょっと歌丸さんに似た姿を見ながら思う。

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ベルリンフィルではこれが恒例なのか、楽団員が舞台を降りた後、観客が舞台へ押し寄せ指揮者を呼び寄せる。個人的には「こんなものかな」な演奏会であった(途中コンマスは演奏しながら余所見をしていた)けれど、前回のDudamelより多くの観客が集まっているようだった。地元の人には、先代の常任指揮者である彼に対する思い入れもあるのかもしれない。


リッツカールトン@ベルリン

2009-05-24 23:00:00 | ホテル

最初のベルリン訪問ではKempinski、前回はRegent、そして今回はリッツカールトンに。なぜか前者2ホテルより安かったのである。

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お願いしてPark Viewのお部屋にしていただいた。

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公園とSonyが見える。1ブロック先には

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があるので、演奏会を聴きに行くには絶好の立地。

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蛇口がかわいらしくて、思わず写真に撮ってしまう。

3つのホテルの中で、サービスはRegentに軍配。プールはKempinski、演奏会への立地はリッツカールトン。。。次回はどこにしたらよいのかしら?


Fischers Fritz(その4)@ベルリン

2009-05-24 18:00:00 | ヨーロッパ

ベルリンでの定番となったFischers Fritzでのランチ。

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アミューズ・ブーシュはサーモンとオニオンのサラダ。クリームチーズがあっても、ハーブとレモンでさっぱり。ここのシェフとロオジエのメナールさんの料理は、いずれもスパイスとビネガーの使い方が上手いところが共通しているように思う-だからどちらも好きなのかしら。

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前菜は、最初にこのお店を訪問した時のウナギ。西洋わさびが効いて、美味。

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前回のメイン、海老と鴨の胃。イカ墨ソース。スパイスが効いて、少しアジア(タイ)料理を思い出す。でも、あくまでフレンチの範囲内にとどまっているところが、タイ料理が決して得意でない私でも美味しくいただける理由なのだろうか。

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デザート前のプチフール。サフランクリーム(隠れて見えないが、美しい黄色)とパイナップルの軽いクリーム。

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メインデザートは無花果。トフィーアイスクリーム添え。無花果のスパイスが、忘れ難い味。トフィは少しクリームというかバターが強いのだけれど、無花果と頂くと、スパイスのお陰でバターの強さが和らげられ、美味しいハーモニー。

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今回はハーブティを頂いた。お茶のメニューはこんな木の箱で出来ている。フルーツティを選択。バニラのまったりした香り。休日の午後にぴったり。

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ドゥダメル:unforgettable night@ドレスデン

2009-05-24 02:00:00 | Gustavo Dudamel

ドゥダメル指揮、アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団、ピアノ独奏:ジャン=イヴ・ティボーデ。2009年5月23日。ドレスデン、ゼンパーオーパー。

Chavez: Sinfonia India

Grieg: Piano Concerto

Prokofiev: Symphony no.5

Gustavo Dudamel: Conductor

Jean-Yves Thibaudet: Piano

Royal Concertgebouw Orchestra

ChavezのSinfonia Indiaは初めて聴く曲と思うが、ドゥダメルのリズム感にすっかり乗せられて楽しんだ。今日のWeakest linkはトランペットのおじさん。リズム感に問題あり(私に言われたくないだろうけれど)。

グリークのピアノ協奏曲。ドゥダメルは協奏曲になるとソリストに遠慮するのか、比較的つまらない、と思っていたのだが、今日はなかなかどうして!やはり渋い曲より派手めの曲が向いているのかしら?

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暖かい拍手に応えて、アンコールはショパンのノクターン。

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ドゥダメルも第二ヴァイオリンの後ろの空いた席に座って一緒に聴きました(写真左端)。

この日一番楽しみにしていたのは、勿論プロコの5番。ドゥダメル向きの曲と思うし、彼も十八番にしていると思われるので(3月にベルリンフィルでも振っている)。第二楽章、第四楽章といったリズム良い楽章は、もう「歴史的名演」と言ってもよいのではないかと思うくらい、オケも乗っていたし、指揮者の調子の良いときに見られる「指揮を見ているだけで音楽が聴こえる」現象(全く客観的でないが)も観測された。

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会場、本当の、本当の総立ちであった。ドゥダメルはガッツポーズを連発。また、アンコールを振り終わった後、(必要とも思われず、会場から笑いすら漏れていたのに)10秒位指揮棒を降ろさなかった。彼は感極まっていたのではないかと想像している。そのくらい素晴らしかった。

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今日は、今夜こそは、彼に会いに行く理由が出来た。これだけ素晴らしいプロコを聴いたのだから-ということで、楽屋口にて「出待ち」。

最近恒例、手の写真をお願いしたら、

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お茶目な人だ。。。心からの感謝を、あなたに。


Kempinski hotel@ドレスデン

2009-05-24 00:00:00 | ホテル

前回、もう十分、と思っていたのだけれど、Semperoperの目の前、という立地から、結局Kempinskiに再び宿泊。

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コンセルトヘボウご一行様も宿泊していたこともあってか、シングルは一杯。Suite roomにupgradeしました、といわれても、一人で、しかも朝早く発たなくてはならないので、あまり有難みは感じない。。。

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今回はコンセルジュの方が、とてもよい方で、その対応だけで気持ちが良かった。清潔で美しい部屋も大切だけれど、相手の気持ちを慮ってサービス出来る人の存在有無だけで、お店(ホテル)に対する評価は全く変わってしまう。

部屋の内装は、Kempinskiはほぼこのスタイル。塗り物が好きである(テレビの隠してある棚の塗りは私にはちょっと行き過ぎ)。ベルリンのKempinskiと、この間のお部屋のアメニティはここのオリジナルであったが、今日のお部屋はMorton Brown。ちょっと嬉しい。

夕方、美術館から帰って、コンサートまで中庭のカフェでお茶。空は快晴。いい気持ち。

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