生まれて初めて、ウィーンの楽友協会でウィーンフィルを聴いた。しかも指揮者はGustavo。
R.シュトラウスのドンファンだったか(2014年10月の今、すっかり忘れている)。そして2曲目は現代曲。作曲者も来ていた。後半は、メンデルスゾーンの[スコットランド」。 生まれて初めて聴く、ウィーンフィルの音に、楽友協会でのウィーンフィルの音に、圧倒される。涙が溢れる。涙が落ちないように上を向く。曲を聴いてしまうと、涙が流れてしまいそうだ。 あまりの感動に、前半が終わり、まだ2曲目の作曲者が聴衆からの拍手を受けているうちに廊下へ出ると、何と、そこにはGustavoが!思わず駆け寄ってハグしてしまう。本当に、素敵だった、と。あら、まだ会場から呼ばれているみたい、ごめんなさい、ということで、お別れ。
終演後、楽友協会では演奏者を待つ場所がある。そちらへ行くも、今日はマエストロは時間が取れません、といわれたので、諦めて帰る。
翌日の演奏会は、2階席。メンデルスゾーンが出色の出来。結局、この演奏(前日とつぎはぎかもしれないが)が、後にLPとなって発売された。この日はマエストロ、ちゃんと私たちの前に登場。妹との写真を撮ると、関係者とおぼしき方が、「サインは?」と声を掛けて下さったので、折角だから、と思ったものの、書いて頂く紙がない。そうだ、これ、と妹に差し出させたのがこれ。
「あの、パスポート汚れてますけど?」って言ったの誰?