Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ティル・フェルナー@ウィグモアホール、ロンドン

2016-05-30 13:00:00 | ロンドン

ティル・フェルナーのピアノで、

Beethoven: Piano Sonata No 13 in E flat, Op 27 No 1 (Quasi una fantasia)
Schumann: Fantasie in C, Op 17

を聴いた。

ロンドン在住中に彼のベートーベンソナタ全曲演奏会を聴いたこと、納得できなかった回では、パリまで行ったこと、その時ガボーホールでお互いにコンサートホールから締め出されたこと(時間になってもホールが開かなかった)。。。など、懐かしく思い出しながら聴いていた。

彼は決して技巧的でなく、なんとなくミスタッチも多い気がするのだが、なぜか聴いてしまう。音楽の波長が合うのだろうか?生まれてこのかた和解していないシューマンであったが、今日の彼の演奏に、もしかしたら、そろそろシューマンともお近づきになれるのではないか、と感じることができた。ありがとう、ティル。

ホテルに戻って、キーシンの演奏で同じ曲をYouTubeで聴いた。キーシン、すごいな。でも、ティルがいなかったら、この曲を聴こうと思わなかっただろうから、二人ともに感謝!


Time to say goodbye

2013-08-29 13:19:49 | ロンドン

日本への帰国を決めた。あまりにも慌ただしく、決定から帰国まで1週間弱。帰国日に東京のマンション入居の手続き、3日後には出社。

6年間の思い出が多過ぎて、飽和しているのだろうか。何も考えることが出来ないまま、2ヶ月後、ロンドンのマンションを引き払うために再びロンドンへ。

6年弱借りていた1907年製のスタインウェイ。

ついにお別れの時がきた。

このピアノの無くなった部屋を見た時、心から寂しく、心から泣いた。6年間ありがとう。

 


ロンドンの秋

2011-09-03 18:00:00 | ロンドン

ロンドンはもう秋。

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ハイドパークを歩いていたら、栗がたわわに実っていた。

ここを抜けてスローンスクエア近くのPoilaneへ。くるみパンと無花果のジャムを購入。普段家からここまで歩くのなんてたいしたことないのに、今日はちょっと疲れた感じがして、思わず近くのWilliam Curleyにて休憩。

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ここはチョコレートで有名なので、まずはハウスブレンドのショコラショー。外では小さなマーケットが開かれ、お店のドアが開け放たれている。少し冷えた身体に、暖かいショコラショーが入るたびに幸せが吸収されるかのようー秋の感覚。

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折角なので、フレジエもいただいてみた。クリームというかムース状の部分が非常に美味しく、フルーツを減らしてもっとクリームを入れてくれたら良いのに、と思う。

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思わずお土産購入。栗とラム酒のパウンドケーキは、味は美味しいけれど、食感的にもう少しアーモンド粉を減らした方が私は好き。

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週末恒例、La Fromagerieにてチーズ、生ハムを購入。今回はブルーとシェーブル。

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ブルーもバイヨンヌの生ハムも優しいお味で、そのままでもいくらでも食べられる。今日摂取したカロリーについては考えたくない。。。(笑)


今週もロンドンの食料品店

2011-08-21 18:28:00 | ロンドン

今週もロンドン。となれば行き先はただ一つ、La Fromagerie。お店は変わらないのだけれど、なんと、日本人の女性がチーズ売り場に加わったとか。
彼女のお薦めのチーズ。

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早速いただいてみる。

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中心部はまだ若いけれど、周囲はとろけていて、1粒で2度美味しい。チーズは時々食べきれなかったりするのだけれど、これはもう、あっという間になくなってしまった。

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あわせて購入した生ハム、生クリームとポルチーニを使ってリゾット。生クリームのお陰でマイルドで美味しい。。。カロリーについて考えるのは止めよう。

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マカロンの大ファン、という訳ではないのだが、その美しい色を見ると、ついつい買ってしまう。

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しかも今日はなぜかモンブランが。これを見て我慢できるほど、私の意志の力は強くない。。。


ロンドンの食料品店

2011-08-14 20:00:00 | ロンドン

週末をロンドンで過ごす時に行くお店は、おおよそ決まっている。

食料品を調達する上で最も大切なお店は、このブログにも何度も登場しているLa Fromagerie。最近はここで、チーズのみならず、生パスタ、生ハムや生クリーム、キノコの類いも調達する事が多い。今日は友人が尋ねて来てくれたので、生パスタ、生ハム、ポルチーニを使ってクリームパスタ。

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普段のお買い物は、WaitroseというスーパーマーケットやSelfridgesのFoodhall。この日は、スモーク鱒をWaitroseから、野菜をSelfridgesから。

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そして、今週末は久しぶりにLa maison du chocolatのピカデリーサーカス店に出かけた。お店の方に「久しぶりですね」といわれてしまった。でも、ちゃんとHarrods店に行っていました!と言い訳(?)。

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ロンドンに来て4年になるけれど、使っている店が殆ど変わらないし、拡大して行かないのはちょっと寂しい。。。


ごちそうさま♪

2011-07-30 17:00:00 | ロンドン

今日は友人ご夫妻の手料理をご馳走になった。

元々ピアノの先生、なのだけれど、口ばっかり達者で少しも練習していない私は、何と半年以上ぶりにお目にかかる。

お二人、開口一番「雰囲気が変わりましたね」。長い間お目にかかっていないので、考えうる2つの原因のうちどちらが本当の理由なのかわからないけれど、この3週間の友人達の指導の賜物、と信じている。

お金さえあれば見た目は変えられる。でも、本当に変わるのは、これから。乞うご期待♪

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一品目はカボチャのスープ。甘みのあるスープが大好きな私には至福の一品。友人の愛情が心に沁みる。

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次いでポルチーニと生ハムのパスタ(グラタン風)。ポルチーニが大好きな私ーなぜ私の好物が分かるの?思わずお代わりをしてしまう、はしたない私。

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そして、温野菜&ホタテ。パスタを食べ過ぎて完食ならず。ごめんなさい。

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でも、デザートは別腹。ごちそうさま♪

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パリ土産をお持ちした。最近流行の洗練されたショコラとは違うけれど、こういう昔からのショコラ(すべてプラリネ)も好き。

沢山の愛情をいただいた。心からの感謝を。


週末ランチ@home

2011-07-24 14:00:00 | ロンドン

先週の木曜日から、どうしてもエビのトマトクリームソースパスタが食べたくて、食べたくて仕方が無かった。でもWaitroseには新鮮で美味しそうなエビが居なかったので、土曜日までがまんしていた。

土曜日、お魚屋さんへいったところなかなか新鮮そうなエビちゃんを発見!

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なかなか頑丈で、家のヘンケル包丁では頭は半分に開く事が出来なかった。仕方がないので、頭と胴を切り離し、胴の部分だけ半分に開いて、頭からは出汁をとり、身は焼いて、後からソースと合えた。

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うーん、ソースアメリケンヌをちゃんと作った訳ではないけれど、なかなかのお味♪ブランデーでフランベしたし、バターやクリーム、白ワイン、ブーケガルニも加えて味わい深くなったのかしらん。

日曜日は、土曜日に使ったクリームがまだ大量に余っていたので、ネットでクリームソースパスタのレシピを見ながら、生ハムとキノコのパスタを作ることにした。

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プロシュートもキノコもいつものチーズ屋さんから調達。このチーズ屋さんは、本当に小さなお店だけれど、私にとってロンドンで一番大切な食料品店。

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出来上がりはこんな感じ。本当に美味しかった!パスタが少し多すぎたかな、と思ったけれど、すっかり完食。ああ、ダイエットしようと思ったのに。


シェーブルチーズ

2011-06-11 15:00:00 | ロンドン
先週ホテルの朝食にシェーブルチーズが出て来た。朝から、と思いつつ、欲求を押さえきれずにいただいてみると、やはり至福の美味しさ。それが忘れ難く、週末が近づくにつれて、ちょっと集中力を失うとシェーブルチーズが目の前に現れるようになっていた(私ってどういう人間?)。

土曜日のお買い物のついでに、いつものお店ーLa Fromagerieでチーズとハムを購入。そしてパンは勿論ポワラーヌから。

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お店で説明いただいたように、フレッシュシェーブルチーズの方は一口目にレモンの香りがなぜか広がる。もうひとつのチーズにはトリュフノアールという名前がついていた。かなり熟成した、旨味の多いチーズでクリーミー。全く異なる個性だけれど、どちらもシェーブル独特の香りが、止められない止まらない。

日本に住むフランス人の友人に写真を見せたら、この皿を今すぐ送って、と返事が来た。東京だったら、このくらいの素材、あちこちで手に入るのに。ロンドンでは、私はこのお店くらいしか知らない。。。


空がとっても青いから

2011-03-19 12:00:00 | ロンドン
今日のロンドンは素晴らしくお天気が良い。空は真っ青、空気はひんやり。でも、この日差しの中を歩くと、少し汗ばんでくる。

あまりにお天気が良いので、久しぶりにSloane Square近くのPoilaneまで散歩がてら出かけた。このところ、クロワッサンにアカシアの蜂蜜を掛けて食べるのが気に入っていて、先週はCarluccio'sというイタリアンカフェのクロワッサン、今週はPoilane。

店員さんがクロワッサンをビニール袋に入れようとするので、紙袋に入れて、とお願いする。これは代々木八幡のイェンセンもそうなのだけれど、折角美味しいできたてペストリーやクロワッサンをビニール袋に入れてしまったら、焼きたてパンからの蒸気でべたべたになってしまうー。イェンセンは、頼んでも紙袋に入れてくれなかった(コストが違うらしい)。安いパンを売っているのではないのだから、コストをパンに乗せてでも、最良の状態で商品を味わってもらうようにすれば良いのに、と思ったことを思い出す(今は変わっているだろうかーもう10年程昔の話だ)。

家に帰って、クロワッサンにアカシア蜂蜜をたっぷり。コーヒーを濃いめに入れて食卓に着く。クロワッサンの見た目は、他のお店(例えスーパーでも)の方が美味しそうに見えるのだが、さてお味は?

ああ、至福。やっぱりPoilane、美味しい。素材が厳選されているに違いない。嫌なにおいが少しもなく、素直な味がする。見た目では他のお店のクロワッサンの方が良いかもしれないが、味は断然こちらが美味しい。しかも1つたったの£1.10(Carluccio’sは£1.50)。

Poilaneの後、お彼岸だからと日本の有名な和菓子屋へ向かった。お目当ては勿論「牡丹餅」。お店に入ると、あるある。

ところが、名前が「おはぎ」とあるのだ。年寄りの私にとって、春は「牡丹餅」、秋は「おはぎ(お萩)」なのに。「おはぎを2ついただけますか」と言う自分が悲しい。無視して「牡丹餅2つ」と言いえばよかった。

牡丹餅は夕飯の後のデザートにしよう。今日のサラダはチコリとパプリカのサラダとスモークサーモンならぬスモーク鱒。今日はフェンネルも買ったし、今から楽しみ。

色気より食い気のお彼岸である(いつもだけれど)。


団子より花?

2011-01-08 16:00:00 | ロンドン

今日のロンドンはお昼過ぎから青空になり、気温もコートが要らないくらい。靴の修理も必要だし、バーゲンも始まったし、とオックスフォードストリートへ向かって歩く。

買い物の後、Selfridgesに入っているお気に入りの花屋で、可愛らしい薄いピンクのバラを見つける。値段を聞くと£3.50、ということで家に連れて帰ることに。

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まあ、こんな私でも、極めて稀に「団子より花」ということもある。

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