佐渡裕指揮、トーンキュンストラー管弦楽団
Pf 反田恭平
ラフマニノフ Pf協奏曲第3番
(アンコール)ショパン「英雄ポロネーズ」
マーラー 交響曲第1番「花の章」付
チケットを取ったタイミングが遅く、なんと最前列。
結果的にはピアノを聴く(見る)には大変興味深い席でした。
以前、京都でもう少し舞台に向かって右側の
ピアノのbody横下という席を経験しましたが、
その時、音の暴力に辟易したのに比較して
音量も普通でしたし、奏者の指がよく見えて(低音を除く)
楽しい時間でした。
反田さんの手は決して大きい感じはせず
普通のサイズで、ゴツゴツはせず、柔軟そう、
それにしても、よく動く。
一方、マーラーを聴くのは(位置的に)辛かった...
音楽を全体で捉えられない気がしました。
耳だけでなく、目からも相当多くの情報を入手しているのか、
(マケラ様の時は指揮者にだけ集中して
バンダも含め奏者にはあまり目は向けませんでしたが
自然と視覚の処理はしていたのでしょうね)
とにかく首が疲れました。
花の章は、聴き慣れた、からなのか、
異物感がなくなったので、
前回よりは素直に受け入れられたように思います。
終演時の会場の反応もかなり良かった。
何れにしても、評論家のように客観的に聴くことはできないと再認識。