悲しい日曜日だった。友人に
「I will never see you again, Adieu.」
と言わねばならなかったのだから。
「Is it forgivable?」と尋ねる友人に、
「No」
としか答えられなかった。
胸が苦しい、という喩えがあるが、本当に苦しいのだ。
そんなときに救ってくれたのは、周囲の暖かい言葉。
「いつでも応援してるからね」とか
「You did a right thing. Do not take any decision based on this」というアドヴァイス。
別の友人に「votre ange a perdu ses ailes」とmailを送ったら
「Bel Ange, Ne vous inquietez pas je vous volerai de nouvelles ailes toutes blanches」
これは-特にtoutes blanchesという言葉に-ちょっと泣けた。窓の外は雪-少しずつ胸の痛みが薄れてゆく気がする。
翌朝目覚めると、体が軽い。まるで本当に真新しくて真っ白の大きな翼が背中についたようだ。
あら、私の背中についているこの立派な新しい翼、みんな見えていないのかしら?-殆ど裸の王様だ。
でも、背中に翼があると思うと、思わず背筋が伸びるし、意外と悪くないぞ、裸の王様。