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クラウス・マケラ & ベルリンフィル 第2日目

2023-04-21 22:00:00 | Klaus Makela

クラウス・マケラ & ベルリンフィル 第2日目。

演目は昨日と同様。

ショスタコーヴィチは昨日同様丁寧な第1楽章、乗りっ乗りで運動神経抜群、こんな反射神経が欲しいなと思わせる第2、3楽章。比較に意味があるかわからないけれど、明らかに昨日より良い印象。座席のお陰もありや?(今日は1階1列目(表記は2列目だけれど)ど真ん中)
 
チャイコフスキーも、緊張感ある第1楽章、美しい第2楽章、第3楽章は華麗にfinish、後ろのおばさま「Oh, my God!」と叫び拍手。他にも拍手がちらほら。でも、これは拍手したくなる気持ちわかる!第4楽章はホールに響き、心に響き、言葉を失い、拍手に力が入らない。ちょっとマーラーの第9の最後のよう。まあ同じか知らん、人生の最期だもの。ただ、53歳、まだまだ活躍するつもりだったのに、こんな曲を作曲してこの世を去ってしまった、チャイコフスキーが切ない。
 
今日の演奏会は、本当に素敵だった。最後は一般参賀。チャイコフスキーの6番、以前にオケで(ヴァイオリンで)この曲を演奏したことがあったけれど、全然この曲を理解していなかった、今日聴いて理解できた程度にも理解できていなかった。こうして音楽の中身を見せてくれる、分析的な指揮者が、嫌いではない。