Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

バーヘミングウェイ@Ritz Paris

2008-11-13 21:41:28 | バー

夜、喉が渇いたので、ヘミングウェイバーを覗く。(相変わらず飲めもしないのに、ずうずうしく)カウンターに陣取り、バーテンダーさんと話をする。

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彼曰く、フランスではバー文化はいま一つ理解されていないのだそうだ。ここ10年程は以前に比べるとカクテルに対する人気も出てきたけれど、お酒を混ぜて飲むことに対する抵抗は大きいらしい。確かに、某国の成金がボルドーの一級ワインをコーラで割ったという批判を聞いたことがあると言ったら、彼からは、なんと、あのロマネコンティ様をウォッカで割った人が居るという話を聞いて、流石に仰天した。

カクテルにはカクテルの美味しさがある、ということを日本人は良く理解しているし、良く勉強している、と言っていた。また、東京のバーで撮影したアイスボールでロックにしたスコッチウィスキーの写真を見せて、バーテンダーがこれを作るのだ、といったら酷く驚いていた。彼らにとっては、この球形の氷は機械で作るものらしい。ちなみにここヘミングウェイバーでも、奇妙なプラスチックの容器からアイスボールが生まれる瞬間を目撃した。

日本人は、細部にわたるこだわりがあり、本当に優れたものを見抜く努力を怠らない点が素晴らしい、と言ってくれた。私にとってはフランスこそ、ワイン、チーズといった食材から、フランス料理、菓子、皮革製品、ガラス器、陶器、銀器、絹織物、ファッションブランド、と数え上げたらきりがない程の分野において職人技が芸術の域に達しているSavoir faireの国なのだけれど。


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