算額(その1544)
埼玉県川口市三ツ和 氷川神社 享和4年(1804)
山口正義:やまぶき 第 39 号
https://yamabukiwasan.sakura.ne.jp/ymbk39.pdf
キーワード:円3個,連立方程式
#Julia, #SymPy, #算額, #和算
大中小の 3 個の円がある。直径の差は大円と中円で 2 寸,大円と小円で 4 寸(等差数列),3 個の円の面積の和は 6557 である。各円の直径を求めよ。
注:算額の「問」では,6557 の単位は「分坪」つまり「平方分」なので半径を分で表さなければならないので注意。半径を寸で表すなら「65.57 平方寸」とする。
また,円周率は 3.16 を使っている。
大円の半径を r1 とおき,以下の方程式を解く。
@syms r1
円周率 = 3.16
r2 = r1 - 1
r3 = r1 - 2
eq1 = 円周率.*(r1^2 + r2^2 + r3^2) - 65.57;
# r1: 大円の半径
ans_r1 = solve(eq1, r1)[2] |> println # 2 of 2
3.50000000000000
直径はそれぞれ,7 寸, 5 寸, 3 寸である。