雲間から時々神々しい光が地上に降り注ぐ。
そこへ向かうように、湾岸道路を一路南へ車を走らせる。
今日は私の尊敬する方と葉山までドライブに連れていってもらった。
想像はしていたものの、やはりどこも混雑していて、
予定していた店には一軒だけ入店できたものの、
他の、カフェやケーキ屋は全滅状態だったので次回繰り越すことに。
こんなに穏やかな気持ちで葉山の海を眺めたのは何年ぶりだろう?と思った。
何層もの色彩が重なる空と海の曖昧な境界線、
さりげない会話に混ざるスパイスをさらりと交わしながら
普通の、なにげない休日の一場面の連続が
「しあわせ」という縦糸に深みを加える横糸を張り巡らせていくようだった。
一向に筆は進まず、ブログにすら手をつけようと思えず、
その理由も深く考えずに、
停滞したままの読量にも毎日なにも感じないかといえば嘘になるが、
何気ない日常が、景色や風景や時間がそっと置かれているからこそ、
培うものが生まれるのだと今日は1日中、そんなことを思って過ごした。
きらきらと光る水面としばらく会話した後、
力が滾るようにふつふつと湧き出してきた。
海はお母さんでありお父さんなのよ。
そこから生まれてそこへかえる。
水面が輝くたびに、
命が生まれたり消えたりして私には映った。