
先日、あるエステ会社主催の講習会に参加した。
すると、開催日までに金額が二転三転しはじめたかと思ったら、今度は講習内容は口頭のみでの説明しかなく、
こんなずさんな状況がなぜまかり通っているのかと正直驚愕したのだ。
が、長年美容業界にいる友人に言わせれば、なにを驚愕しているのかと首を傾げられてしまった。
当初の講習費用は20万円(4日)、それが一気に倍の40万円にまで跳ね上がり、
説明を求めると30万円で手を打たないかと打診された。
20万円が30万円になったこと自体が疑問であるにもかかわらず、
それくらいは仕方ないと言って、友人もわたしを説得する方向に転換した。
お金のことを例に出すとわかりやすいだろうと思う。
けれど、こうした対応で「信用」というものを失うことへは誰も恐怖を抱いていないことに正直驚いた。
わたしは信用を失いかねない行為は怖くてたまらないし、責任の所在なども含め、大切にしていることなのだとあらためて痛感した。
彼ら彼女らは決して通じなくても。
話は変わるが、美容業界には吉川ちあきさん姉妹がいる。
恵比寿で「さくら治療院」という”働く女性の保健室”というコンセプトで開業している。
わたしはまだ利用させてもらってはいないのだが、
「わかりやすく伝えようとする姿勢」や「シンプルさ」というものに常に魅了されてきた。
白金にあるプロデュースしたサロンビオ・パスカルにいたっては、93年当時にRetreat&Relaxというテーマを用いたことに
先見の目を感じずにはいられなかったし、真摯さや価格設定の配慮などについても、目指したいと思う女性のひとり。
“日本の女性たちの美しさ、健やかさのために”
先日UPしたブログには「男性をターゲットにしたサロン」を考えていたものの、
東京都中小企業振興公社の方々や大好きで信頼する中小企業診断士の那須藤生先生のアドバイスから、
見直すことに決まった。その理由は、危険回避の意味が多分に含まれているため。
日本はアメリカに次ぐ世界第二位の格差社会だそうだ。
その格差にさらされている中で「美しさ」「健やかさ」に投資できる人がどれくらいいるのだろうと思うものの、
人間は見た目のイメージで印象の良しあしが決定づけられてしまう。
だからこそ、老若男女問わず、幸せになりたければ美しさは必須だ。
※ここでいう「美しさ」との表現は、ルックスを指しているのではなく、あくまで「内面美」「清潔感」を意味します。