落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

列車はすぐに…

2009-08-14 07:35:27 | Weblog
「キキィーン」という大きなブレーキ音を立てながら列車がホームに入ってきた。

白煙を出す蒸気機関車は後ろに3両の客車を引いていて、その最後の車両が 私たちの目の前で止まった。
「ジリリリリ……」

たった今 止まったばかりだというのに すぐに発車を知らせるベルの音が鳴りだした。

「さぁ 乗ろう!」

私たちは 急いで列車に乗りこんだ…

(つづく)
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ホームにて列車を待つ…

2009-08-13 00:37:12 | Weblog
森の中の小さな駅には 駅員はいなく、入り口のトコには乗車券を発行する券売機だけが ぽつんと立っていた。

私たちは一枚ずつ券を取り、改札口を抜けプラットホームへとあがった。

ホームも相変わらず人気がなかったが 虫だけは沢山いるようで様々な虫の音を聴きながら列車を待った。
しばらくすると 線路の先……真っ暗な暗闇に二つの小さな光が見えた。
そして その光はだんだんとこちらに近づいている様で 光もだんだんと強くなっている。
先程まで辺りを支配していた虫たちの歌声は列車が線路を走る音にかき消された。
(つづく)
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運転手が見送る…

2009-08-12 22:40:27 | Weblog
タクシーが駅前に止まった際にでたブレーキ音が静かな小さい駅に響いた。

それと同時に降り始めた三人に続き車を降りる。
後ろを振り返ると運転手が丁寧に、車を降りて 私たちを見送っていた。

「今の時間なら まだ最終の列車に間に合うはずだ。俺らの分まで楽しんで来てくれ!」
運転手は大きな声でそう言うと軽くウインクした。

運転手の足下からのびた影は やはりシーサーの形をしている。やはり この人も……そう思いながら駅のホームへと進んだ。

(つづく)
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小さな駅…

2009-08-06 22:44:18 | Weblog
しばらくするとバイパスを外れ、人気のない山道に入った。

夜中なので、人気がないのは不思議でないが…一台くらい 行き違う車がありそうなモノだが、高い木々が覆う曲がりくねった道は 私たちの乗るタクシー以外は見当たらない。

林を抜けると前方に小さな駅が見えた。夜中だが電気がついている。
どうやら目的地はこの小さな駅のようだ…

(つづく)
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一台のタクシーが…

2009-08-05 23:24:09 | Weblog
突然 一台のタクシーがすごいスピードで近づいてきたかと思うと 私たちの目の前で急停車した。

ドアが開き、中から先程の男の子が身をのりだし 手招きしている。

私と女の子は急いでタクシーに乗りこんだ。
ドアを閉めた途端、タクシーは急発進!

タクシーは住宅街を抜け、バイパスを走り、どんどん先へと進んだ…

(つづく)
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