飛ばせる。

2007-07-09 08:12:15 | ・ことばの尻尾踏み。
日刊ゲンダイのテレビ評で花ざかりの君たちへとパパとムスメの7日間を対比して前者を結構いい感じ、エライ、後者を底は浅いとしているのを見て、底が浅いのは一本木剛氏ではないかと思い、第2週現在、そして 来週ももしかすると前者を見てしまうのか? テレビでなく自分に期待しなさいよショクン。と言ってみる私である。

ところで、あいつを飛ばせるためにこの学校に来たという男装女子。たしか2度言った。受ける保健教諭が何と言ったかは聞き逃す。

○“少年ジャンプ”を遠くに飛ばせる。(可能動詞)
○“少年ジャンプ”を飛ばすためにこの学校に来た。(他動詞)
○小栗を飛ばすためにこの学校に来た。(同上)
×小栗を飛ばせるためにこの学校に来た。(?) なんだその○× って。


言葉は遷りゆく。お召しになっているで十分な敬語だと思われるが、今やお召しになられていらっしゃるが受け入れられているように、そのずっと以前、私自身が実家で毎食いただいていたのが御御御漬であったように、「飛ばすことができる」だけで飛ばせるという意味なのに、飛ばすことが「でき得る」と言うのが当たり前になったように、飛ばせるがなぜか飛ばせ(し)てみせる、の意味になっているのかも。

つまらないことにめくじらたてる、というツモリではないのですが、趣味の問題というか、どうも毎日のように気になる言葉が多くて困。じぶんをきにしろ。

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