旅は道連れ世は情け。薄利多売の季節に出かけて日曜日はホッとして月曜日は不覚の涙。
下手は考える。自分が自分以外の者について堪えられないなと思うのは、そのいやらしさを自分の中に見るからだとその時点で思うわけでもないが、堪えられないからといってその人に何ぞ言おうとは思わない。
いやなことを掘り下げ掘り起こすのはやめておこうと思ったりもしたのだが、茶腹は茶腹、捨てると拾いたくなるのが常である。
頭のよいひとは阿呆を見過ごしてくれるのだが、ちゅうくらいに頭のよいひとは阿呆に腹が立って堪えられないらしい。などとヤリ過ごしたいのだが、そういうわけだ。
ときどき障害者手帳を持ちたくなるんですよ赦してくださいと。
堪えられないからといってその人に何ぞ言おうとは思わないと書いてここまで来つつ思うに、私は姉に対してそういう態度をとっているなあ。でもそのときは、マルッキリそこに自分を見るからである。五十歩百歩。