詳細を調べないままこの投稿ページを開いた。それからにしやまみかで検索すると「西山美香 知能」というのが目につき、そういえばそんな情報があったなという程度。
冤罪十数年の捜査についてではない。
西山美香さんを陥れた本人にとって罪悪「感」が消え失せるのにその十数年という年月は要さなかっただろう。もう死んでるかな。
私の「印象」というのは、見た目と意思疎通のずれによる嫌悪だ。
私自身にそういう嫌悪≒差別傾向があるからわかる。差別主義者なんていない。嫌悪≒差別のある種の露顕は承認され結託する。
12年前のたったひとつきの職場をかなり覚えている。
きれいなヘルパーが多く、設備と技術へのプライド、プロ意識がことばとして飛び交っていた。初日に館内を案内してくれた当時60代の介護士は私の前職を聞いて笑顔はそのままにぴしゃりと言った。『そこで頑張ってればよかったのに』。こちらも笑顔は崩さずにこころはこおった。
高木さん(女性利用者の本名です)の部屋で高木さんは下半身をさらしていた。多忙な環境の中できれいなヘルパーとできるヘルパーがどうしてその部屋で喋っていたのかはわからない。そして高木さんは黙っていた。私は教育されたばかりの利用者の尊厳についてとても言えなかった(どこかの電力会社のひとが助役を怖がって不正を受容したのと近い)。私の教育担当と私が退室しても二人は喋り続け高木さんはそのまま。
いちいちおこられた。
講義のたびにやっていたことは睡魔と闘うことだった。
みじかいあいだにみんなからあきれられ、きらわれた。
らしいのだ。
年下の優しいせんぱいは、あははは、あたしもてんねんだからわかるよー、がんばろーねー。
やめちゃだめだよ、わたしもがんばる、と物陰で言ってくれたせんぱいもいた。
私は何も動かしていなかった。
ケアのためのサインを私が動かしてそのあと戻さなかったことを追及された。それを機に
私の前に人事権限を持つ施設長やら課長やら5人が膝を並べた。
教育責任者の女性が誰もあなたには教えたくないと言っている私だって教えたくないと言い私は辞めた。
西山さんの職場事情はわからない。けれども私はみなさまとちがういみで事件は痛かった。
すいません高木さんの件は関係ないよね。
関係ないついでに、
数日前ラジオのアナウンサーが状況描写というより意見を言う語尾に 「印象」(私がこのブログで得意としてきた)を二度も使うのを聞いた。いまどきのふつう・忖度曖昧。