井浦新 田中麗奈 永山瑛太 東出昌大 コムアイ 向里祐香 松浦祐也 木竜麻生
杉田雷麟 カトウシンスケ ピエール瀧 水道橋博士 豊原功補 柄本明
役者を見にいく。
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2023-08-04 チラシが、来た。
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2023-08-24 ネット書簡の一部完コピ ↓
観る側と観せる側とが言葉でやりとりする質疑応答は、作品で構築した間接話法や隠喩をぶちこわす。
だから『i-新聞記者ドキュメント-』のラストで、自分の声でナレーションを入れることを決めたときは、かなり逡巡しました。でもあのときに決断した理由は、映画ではこれまで封印してきたナレーションを使うことで、語る言葉以上の意味に多くの観客は気づいてくれるはずと考えたから。つまりナレーションを入れるという作為を示すことが、ある種のメタファーとして機能する。でもこれは、森の作品をこれまで観てきた人たちに限られる。マーケットが小さいドキュメンタリー映画だからできたこと。
ちなみに、情報はいっさい出さないという姿勢は、ジブリの今回の戦略だ。いや戦略ではない。宮崎監督は、ようやくここまで来たと思っているはず。取材に応えず情報を出さないことが宣伝になる。それはジブリだからできること。僕がそんなことをしたら、パブリシティが出ない。ならば多くの人は映画の存在すら気づかない。作ったからには多くの人に観てほしい。それも本音。だから今は、必死に取材を受けています。
でもそれも公開まで。公開が過ぎたら(いくつか断れない舞台挨拶はあるけれど)、この映画を過去にしたい。言葉を封じたい。今はそう思っています。
森
映画 福田村事件