「女の一代記／瀬戸内寂聴」。

どうも肯定的な言葉はもともとよくわからないうえに寂聴先生が推奨する愛とか情熱とかは余りにも縁がない。

ぽんちゃんかわいいでしょう。
ぜったいかわいくてしかたなくなるわよ。

そうですか。

宮沢りえの剃髪姿の美しさは涙腺を刺激した。

言葉は主観や意図によってその意味を異にするということとは別に、同じ形容詞でも美しいとかわいいは違うだろう。

私がジョージア・オキーフの骨の絵も好きだけれど大きく描かれた花の絵も好きだと言ったら花は性器よととって返された話は前に書いた。だから何なのか。彼女が何を言いたかったのかわからないままアラーキーの花を思い出したりはした。

花芯というのは中国語で子宮なのだとドラマで知った。ひとつも読んだことのない瀬戸内晴美だがいずれ読んでみたいなと思った。

２０４号室くんのオドロキ。

ひゃあ３日続けてきゃくが来たあ！

３美人分きれいになれよぉ。

　

過煙－１（脳煙断片）。

在ると仮定された国とそこの人を動かすマスコミなりジャーナリズムにその自覚がないことにあらわれるほどにその国と人は一般に脇が甘いだろう。

さる日記の幾つかの単語で思い出したのが以前のだらだらに書いたことで、子供は子供を嗅ぎつけ、妊婦は妊婦を見出す、らしいというようなこと。ブッシュが小泉を嗅ぎつけ、小泉はジョンイルを見出すが、何かを産むことはなかった。

考え深い人が国のトップから消えていく。

しょうもない者にはほかのすべてと同様に国はしょうもなく
考え深い者にとってはいずれにしても国は考えるに値する。

閉じられた家や集落や荘は開かれてゆき
あらかじめ開かれた個は開かれながら閉じる方法を弄（まさぐ）る。

閉じられた家や集落や荘には求心たる焦点が生まれ
あらかじめ開かれた個はそれぞれの神を弄（もてあそ）ぶ。

オソウジナサイ。

あたしが物理的にイソガシイともし言うなら
掃除の必要性を目の前にしての
昼寝時間確保のためもしくは不安感による。

すこし前からイソガシイので早起きだ。
すこし前からイソガシイのに過煙家だ。


夜まどろみの山手線
臨席少女のケータイに走る親指
それってねあなた、
ぽんちゃんの疾走ですよ。




見つめるよろこび
爆睡爆走のよろこび
カジルよろこび
狙うよろこび
潜るよろこび

飽きないよろこび
鳴き泣き嘲笑う

夢の掌中によろこびはあるだろうか。
キャットイヤーだ時々刻々
日々高見を目指し
ぽんちゃんは、進化する。

魅惑の禁断
まだら黒猫をまだらネズミにするよ
ほこり満載冷蔵庫、ぬくぬく頂上。

一夜明けた姫。

まどもあぜるＫはするどい。
十分に控えめだった筈の期待だが甘かった。

やまぬ鳴き声は罪悪感を呼び、浅く短い睡りに
忘れていた人々が次々と一話をもって猫話を説いてゆく
厳しいＹさんなどは電話のくせに
漫画のふきだしのように顔を出すのだった。
腰は痛みピロリ菌が叫ぶ。気がした。



一夜明けて初シッコと初ウンチを見事果たしたぽんちゃんは
ふにゃあとまずは鳴いてから欠愛亡者の膝に乗り立ち

ふんがあと次にはのけぞって牙をむくナニヲシタイノ
そのおかおは猫ならぬ或る小猛禽類

きみのつめとぎに用いるほどあたしのシワは深くないと
苦手な断言というものをしておくがナニヲシタイノ



ああぽんちゃんぼくはきみがこわいよと
そして清志郎の節で歌ってみるのだった。

「スウィングガールズ」。

いいと思う。