(似てるシリーズ)。

2025-01-31 16:03:29 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。
『月ぬ走いや、馬ぬ走い』を閉じようとするときに涙を拭いていた。
泣ける映画だ泣ける本だというキャッチコピーは忌避しがちだった。私こそだ。今は泣いたとしか書けない。







『忘れられない日本人』には「民話を語る人たち」と並べて書かれているのに私は民話を待ちながら読み始めていた。



巻頭の文末に刊行者が書く。『(作者が)「逆立ちしても敵わない」と語るその野史への接続を試みるべく、なんとかこの本をつくった。それは進歩の名のもとで、退歩を続ける現在の日本において、自分の足で確かに歩んだ人の足跡を辿りなおす試みである。』



「おれの口は重宝な口で、飲み食いさせれば何でも入るし、しゃべらせれば、ぐつぐつ、ぐつぐつ、いくらでも出てくる」

え、これが、リアルな眼前の。作中人物ではないひとのその口がしゃべるという。



漫画や映画で貼り付けられたイメージの特高、憲兵は目深に被った軍帽で表情がない。同じ音の特攻ならかおやははやくにに思い馳せるが、特高のにんげんもかおもははもくにももつ。

憲兵。








通勤ラッシュの電車に乗って新宿、あさいちのみ上映の『あんのこと』。見てよかった。よかったのだけれど、思いが数日まとわり続けた。

その間もぼちぼち開いていた「民話を語る人たち」を書いたひとのありようがなんとも言えない。読み終えるまで画像検索はしないでおこうと思っていた。やはりきれいなひとだった。おもしろくうつくしい人はいるものだ。ありがたいことである。



────



録画ゴッドファーザー(1972)を見ていた。このアル・パチーノに岡田准一(クドカン以外は笑顔過ぎるCMしか知らない)を嵌め込んでも違和感がないような気がした。 気がね、したのねそれだけ。

似てるシリーズはみんなそれね。書いたものよりあほらしくて書かなかったやつのほうがどんぴしゃってことある。なんだってそだよねえ意味ないいいわけ。



gooブログで見つけた。
https://blog.goo.ne.jp/jun_hawaii/e/97afd8dcff6fd32094d3a50b4f7882c8
だよねだよね。私これ前に誰かに言ったら え~? と言われました。んなもんだす。






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