SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2303 江久庵 茶室「朝雲庵」

大阪は堺

反正天皇陵古墳(田出井山古墳)
のほど近く。

江久庵
カステラ工房兼和菓子販売のお店

大徳寺 塔頭・聚光院の襖絵の高精細複製品。
方丈にある狩野永徳筆の花鳥図の一部です。
さて本題。こちらには茶室があります。

茶室「朝雲庵」
「山上宗二記」に記された茶室の平面図をもとに作られた茶室で、秀吉が大坂城を築いた時に千利休も大阪に屋敷を構えその一角に設けられたもの。松屋会記によれば豊臣秀吉の御成があったと千少庵が語っている。
内部を拝見する前に

露地庭

腰掛待合

蹲踞

さて内部です

深三畳台目。床は5尺

点前座
台目構で、袖壁が下まであり道具を客に見せないようにしている。
現在では下部を吹抜けにしているものが主流になりますが初期はこの形でした。
天正15年1月に利休大坂屋敷の茶室に招かれた神谷宗湛はこの場所を「次の間」と記していて、別の室のように見えたと考えられます。

天井

こちらは広間。分かり難いですが表千家の残月亭の写しのようです。小間同様に利休と秀吉に所縁のある所を写しているのが面白いです。
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