SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2109 野村美術館 深まりゆく秋

京都

野村美術館

深まりゆく秋 -初秋・晩秋の取り合せ- 
期間:9月11日 (土) ~ 12月5日 (日)

初秋萩画讃 烏丸光広筆
金銀泥で萩の花を描いた料紙に、光広が絵に重ならないように「初秋萩 さみしさを~」の歌を散らし書きしている。
料紙の絵と光広の歌が一体となって流麗な世界を魅せている。
唐物 常陸帯茶入
小型の肩衝茶入。「大正名器鑑」所載のものとは別。唐物 青貝四方盆が添う。
外箱裏によると、利休所持、古田織部伝来、其の後小堀遠州所持、又 土屋相州伝来とある。
共筒茶杓 銘 道成寺 千宗旦作
胡麻竹、折撓め、櫂先丸く左肩下がりで直腰の茶杓。
宗旦には「松風」「二人静」「弱法師」など謡曲銘の茶杓が多いが、これもその一つ。
菊文花台釜 大西浄清作
菊文を鋳出した台を持つ釜。大西家2代浄清の作。浄清は古田織部に従い江戸に下り、後に幕府御用釜師となった人物。
添状によれば、寛永三年(1629)9月に後水尾天皇が二条城に行幸した際、上洛していた徳川家光が小堀遠州・片桐石州に命じ重陽の賀に用いたとある。

この他、茶席飾では
名所切「岩瀬社」宗祇筆
尺八花入 松平不昧作
利休写茶杓 甫竹作
など拝見。
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