SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2006 泰巖歴史美術館

今回は町田

泰巖歴史美術館
今年3月にオープンしたばかりの、新しい美術館。
資料は3か月程度で入れ替えだそう。

こちらは安土城の復元天守(五層・六層)、撮影可でした。
1、2階はこの安土城。3階は信長や戦国武将の書状。4階は刀剣や甲冑、5階は茶道具や茶人の書、そして「待庵」の原寸大レプリカがありました。

展示品は
刀 銘 左衛門尉藤原氏房 永禄一三年四月
織田信長の抱え鍛冶であった氏房の作。
正親町天皇に献上された二口のうちの一振で、後に信長が比叡山攻めの時の佩刀にしたと伝わる。信長墓所のある大雲院旧蔵。
刀 無銘 大磨上 伝長光
鎌倉末期、備前長船派の刀工・長光の作とされる。
紀州徳川家伝来。
小太刀 銘 正信作
金平目地鞘橘紋金具細太刀拵

南北朝末期、三原の刀工・正信の作。
彦根藩井伊家伝来。
豊臣秀吉所用 孔雀羽装陣羽織
孔雀の羽根を全面に使用した陣羽織。裏面も朱色と中々派手である。
秀吉・秀頼から加賀藩前田家に仕えた、原田土佐守が軍功により秀吉より拝領したと伝わる。
古芦屋 雲龍釜
小型で円筒形、胴に雲龍が鋳出された釜。一説には武野紹鴎所持の青磁雲龍水指の絵図を利休が写して、釜の紋様とし造らせたとされる。
利休、薬師院が所持したと伝わる。
緑釉盞平茶碗 天心印
北宋時代、杯形の平茶碗。総体緑釉で、うっすらと赤茶色が廻る。
織田信長所持とされる。
小堀遠州竹花入添状(長兵衛宛)
遠州作の二重切竹花入(展示あり)に添う手紙。内容は公家の西洞院時慶から預かった、おそらく鑑定を依頼されていたものだろう茶道具を返却するよう指示したもの。

書状類は大変充実しており見どころとなっていますが、その他のところで何か目玉が欲しいところでしょうか?
この時期のオープンなので何かと大変かと思いますが頑張っていただきたい所です。
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