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2211 徳川美術館 名物―由緒正しき宝物― 後期

今回は名古屋

徳川美術館

名物―由緒正しき宝物― 後期
期間:10月18日(火)~11月6日(日)

藤原定家一首懐紙「たちかへる」
大名物。貞応三年(1224)四天王寺の「聖徳太子絵伝」を納める絵堂を僧の慈円が再建した際に、その絵に合わせて藤原頼実等9人の公卿が詠じた漢詩と和歌が添えられた。この懐紙はその草稿の類と考えられている。
誓願寺の僧・安楽庵策伝が所持し茶会にて使用し、その後は加賀爪直澄や家原自光が所持した。後に小浜藩酒井家に伝来した。
塩吹貝茗荷葉図 松花堂昭乗筆・同賛
茗荷の葉の上にのせられた塩吹貝を描いた作で、中国の絵を手本に描かれたと考えられる。
幾重にも筆を重ねて立体感を表現した塩吹貝や濡れそぼった葉の表現に昭乗の力量が発揮されている。
表具は小堀遠州好みとされ、また内箱蓋表の「塩吹貝 名荷葉」も遠州筆。
伝来は小堀家、鹿嶋清左衛門(鹿嶋家)、益田鈍翁。
竹茶杓 銘 泪 千利休作
大名物。千利休の茶杓、いや茶杓全体の中で最も名高い品で、利休が死の直前に織部に贈り、織部はこの茶杓用に長方形の窓を開けた筒を造り、この茶杓を入れ位牌代わりに拝んだと伝わる。
織部の死後、徳川家康の手に渡りその遺品として尾張徳川家初代・徳川義直が所持。以降尾張徳川藩に伝来した。

前後期とも珍しい茶道具を拝見できました。
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