
どのくらいの間、眠りに落ちていたのだろう。
あらゆる欲望が渦巻く中で、
わたしが欲して止まないもの、それは何か。
ある人は言った。想像と破壊であると。
ピカソから連想した、彼なりの推測、そして断言。
そんなに答えが明らかであるならば、
生かされるのに苦労はしない。
オリジナリティの欠如の連鎖で、
あらゆる世界は構築されている。
無意識下の模倣という、絶妙な才能を発揮しながら
すべては続いてゆく。
信頼を失ったと世界が騒ぐ。
何のことはない、
始めから、そこには何もなかった。
何もなかったことに、気付かされる

知は、毒である。
いつの日も、欲望という名の花は咲き乱れる。