ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

芥川賞を読む

2008-02-18 17:18:34 | Weblog
実際に、自らそれをする難しさは想像に難くない。
批評する事ほど簡単な事はないと、初めに厳しく自分を戒める

人間100人おれば、100通りの価値観があり
そもそも甲乙つけられない芸術に、
なんらかの理由あっての賞が与えられる不具合感。
そしてそれを上回る、好奇心
本当に優れた数少ない「本物」が確かにある一方で。
すべては至ってシンプルだ。
現地点での自分を軸にした「好き」か「嫌い」かに尽きる。
そんな小さな、自分の枠組みの中で感じた、ささやかな事

意識せず呼吸しているように
静かに受け継がれてきたものは、守るべくしてある。
ちょっとした悲しさすら覚える。
もの創りにおいて

リアルとは、すべてを言葉に置き換えるのが許される事ではない。
むしろ逆に、行間を読む為に敢えて、仕方なく用いるもの、
それが言葉であったりする事の方が、本当だと思う。

言葉は手段に過ぎず、
だからこそ、用いる過程を大切にする意味がある。

言葉こそ、大切にする意味がある。
使い方によって、言葉の品格そのものが損なわれてゆく。

言葉は、自分だ。

結果へ導く為に在るその言葉達は、いかに事細かに描写、
スタイリッシュに演出されようとも、乱暴で息苦しい。

自分という存在を大切に思えたとき、
わたし達の言葉の、何かが変わるかもしれない

こんなオールドタイプな私。
自身、たくさんの事を考えさせられました
コメント
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