今月は土日祝で続けると12連休の特別休暇がもらえたので、長野から東京へ移り運営を再開した「マリーローランサン美術館」に行ってきた。
もともとローランサンは、銅版画が好きでコロタイプという複製ではあるが、手に入れて部屋に飾っている。
下のイメージ
サイズも色合いも全く同じものが、1点独立してガラス張りの中に展示されていて、何か嬉しくなった。
それと探しているけど手に入らないのが、「セイレーン」という下のイメージ。
これが一番好きなのだけれども。色焼けの酷いのがネットで出ていたのだが、どうしようか思案中に売れてしまった。
以来、売りに出て来ないのでPCプリントで我慢している。
一般的には、やわらかでカラフルな女性像のイメージがローランサンだと思うし、嫌いじゃない。
まあ同性愛者と言えばそれまでだが。女性の社会的立場が圧倒的に低い時代に、男性の名誉や権威主義に抵抗し、
絵を描くことによって戦ったとも言える。現代で思いつくのは、ロックンローラーの「ジョーンジェット」もそうなのだろう。
「ジャンコクトー」は、自分や男性像ばかり書いていた。まあコクトーには、さほど深い意味はないと思うが。
しかし、一般的なイメージとは異なる初期作品で「狩りをするディアナ」というイメージが展示してあり、やたらと印象に残った。
ピカソ像などと同時期に描かれたもので、サイズはさほど大きくはないが。
油彩の一点もの故、オリジナルを手に入れることは不可能、だけれどプリキャンバスという複製画をネットで見つけて
昨日発注した、到着が楽しみだ。
紀尾井町のニューオータニタワー 、事務テナント入口の奥へ進みエレベーターで6階へ。
案内が何も出ていないから、分かりづらいです。しかし空いていて静かで良かったですね。
美術館は、こうでなくては。
それと東京都美術館の「藤田嗣治 没後50周年」にも行ってきたけれど、平日だが大混雑。
ゆっくり静かに見たかったとは思うけど、こちらも必見ですね。
日本画も洋画も関係ない、と思わせてくれるはずです。
そこで自分の写真が展示されたこともあった、と思いだした。レンガの建物だったので。