大山美信 先生のこと~その2
中学半ばで 大山先生のアトリエを去ってしまった自分であったのだが
その少し前 実家が建て替えをした その際に先生から新築祝いを頂いた
平日の昼間 自転車に乗って先生が自ら届けてくれたそうだ
なんと額装された先生の水彩画だ
受け取った母親には 「パリへ行った時のモンマントルに続く道」と仰っていた
画像以下3枚 個人所有 贈答品より引用
いまでも大変ありがたく思っているし またとても貴重な品であることは言うまでもない
しかし先生には かなり無理をしていただいたのでは?と感じている
何故なら世俗の誰にでも分かり易いよう 自我を抑えて気を遣って描いていただいた作品と思えるからだ
いつも強烈な先生の抽象画を見ていたから 余計にそう思うのかもしれないが
アトリエに絵を描きに行った時 お礼を言って リビングに早速飾らせてもらっていることを伝えたら
「恥ずかしいな・・・」少し照れ臭そうにも感じられるように 先生はそう呟いた
そしてパリへ行った時に撮った写真を絵にしたのだと説明してくれた
もしかしたら先生にとっては新境地への挑戦?だったのかもしれない
いまでも この絵を見る度に
「恥ずかしいな・・・」という大山先生の声が聞こえてくる
(続く)
大山美信 先生 / Bishin Ohyama~Works 1
大山美信 先生 / Bishin Ohyama~Works 2
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