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本人初のフリーメーソン、西周と津田真道

2024-10-25 15:44:25 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

・日本人初のフリーメーソン、西周と津田真道
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/81484a697a1ffab5cd1ede067a901d63

 

 

『ニュー・エイジ』というフリーメーソンの小冊子(1988年7月号)にこう見深い記事があります。 「日本人として最初のフリーメーソン」と題する記事には、

日本人として最初にフリーメーソンとなったのは、明治初期に西洋哲学の紹介と普及に尽力した西周(にしあまね)と、明治政府において法律制定に尽力した津田真道(つだまみち)であると書いています。

 

西周と津田真道は、ともに江戸幕府の洋楽教育機関であった蕃書調所・ばんしょしらべしょ(のちに開成所、さらに東京大学文学部と理学部となる)に勤務する蘭学者でした。

1862年幕府の指示によって、西周と津田真道は西洋の政治・法律・経済を研究するためにオランダに留学します。

 

二人の受け入れ先はオランダのライデン大学であり、指導教官はフィセリング教授でした。 フィセリングはライデンの「ラ・ヴェルテュ・ロッジ・ナンバー7」に属するフリーメーソンであり、1864年十月二十日、彼は指導生であった西周をこのロッジに紹介しました。

ロッジの記録によると、その日「津和野生まれ年齢35歳の西周助は『徒弟』『職人』として承認された。西氏は必要な文書に署名し、ロッジの内部に招かれ、古式の慣例に従ってフリーメーソンとなった。

 

彼が志操頑固であることが証明され、『兄弟たち』は彼に『光』を見ることを許す旨決定した」。同じように津田真道もその一ケ月後にフリーメーソンとなっていることが記録に記載されています。

 



西周と津田真道は帰国後ともに、開成所の教授となって、明治政府による近代化政策に協力しています。

西周はフィセリングの講義を訳した『万国公法』を出版したほか、日本最初の哲学書である『百一新論』を初めとする多くの書いおいて、哲学-主観・客観・理性・帰納という言葉を創案・紹介したことで有名です。

 

フリーメーソン精神のもっとも重要な観念のひとつである『理性』という用語が、日本最初のフリーメーソンによって訳出されていることは興味があるところです。

津田真道は、フィセリングの『泰西国法論』を翻  訳・出版したほか、元老院議官・衆議院副議長も務めています。

 

 

 

1950年の「門戸開放」

日本にフリーメーソンが上陸するのは、奇(く)しくも西周と津田真道がオランダにおいてフリーメーソンに加入したのと同じ1864年です。

その年、イギリス陸軍第20連隊の分遣隊が横浜に駐屯し、アイルランド系の「スフィンクス・ロッジ」が開設されています。

このロッジは、軍隊の中で組織される「軍事ロッジ」であり、連隊の移動とともにロッジも移動するという性質のものでした。 イギリスのグランド・ロッジ傘下の常設ロッジが最初に組織されたのも横浜です。

1865年にその準備会が開かれ、6月26日「ヨコハマ・ロッジ・ナンバー1092」として正式に発足しました。

 

しかし日本のフリーメーソンは、西欧諸国におけるように急速にその勢力を拡大することはありませんでした。

1936年になっても、イギリス系のロッジ、はわずかに5つにすぎず、その会員も270名を少し超える程度でした。スコッイギリス系、アメリカ系のフリーメーソンも開設されていましたが、

これらの会員を合わせても、当時日本におけるフリーメーソンは300名ほどでした。しかも。このフリーメーソンには日本人が含まれていませんでした。 

明治以来、フリーメーソンのロッジに日本人が加入することは許されず、参加したのは欧米人に限られていたからです。

 

フリーメーソンが日本人に門戸を開放するのは、第二次世界大戦後の1950年のことです。 

『ニッポン・タイムズ』1950年1月8日号)には、当時の占領軍総司令官のマッカーサーの指示を得て、佐藤尚武(なおたけ)、上原悦二郎(えつじろう)など5人の国会議員がフリーメーソンに加入したことを伝えてます。

 

1957年には日本にもグランド・ロッジが開設され現在に至っています。国内には14のロッジが存在し、会員数は約4千名、そのうち日本人は三百名強に過ぎないなのだそうです。

したがって、近代日本とフリーメーソンの関係は、フリ-メーソンそのもの活動を通しては捉える事が出来ません。 明治維新後の日本に大きな影響力を持ったのは、西欧文化に間違いありませんが、西欧文化と言っても17世紀以前の西欧文化ではなく、18世紀以後の『近代科学技術』を有する西欧近代文化です。

 

 

 

(関連情報)


・フリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a6473d150793ed855d2092bca83217e0

・フリーメーソン年表
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e78e1a6aa748dc2a1cf88944666033f9

・フリーメーソン人名録(基本年代順)概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8a7696a91d139133b82a0f7da8bf7925

・フリーメーソン(分派)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5809b9012aa0fe4caabd5357942cd9b3

・中国(清)に進出したフリーメーソン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/753a6bc27abfadb73ee19501888ff6f4

・都市伝説・陰謀論を語る前に知るべき『イルミナティの歴史』
https://www.youtube.com/watch?v=TPudfZRFs5s

・映画 『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』 公式予告https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4ec5459ad4d81804dfb83ecb1d4de65f

・サバタイ派・フランキストとは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/83dc7a8b2d527a7eb8b1ee3b0e5c4ebf

・ハザール王国
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0174267f87508fe1933ac4dc3fe5e0cf

・ユダヤ教の聖典とタルムード
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f475a6216f55bce31732d2c378158bf6

・秘密結社イルミナティと啓蒙思想、そしてフリーメーソンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/99379628d151606e0abd60929462d284

・バーコードで管理されている人類
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・イタリア統一運動とイルミナティ、そしてアルバート・パイクの世界統一思想https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e83fd662e0eaf27127efa1b25eb6b1aa

・西欧神秘主義とフリーメーソン 西欧文明に流れる始原(アルケー)への夢https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/158c1b959ffd61936a06920ddc8333e1

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・アルバート・パイクの世界大戦に関する予言
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6ac8c60a42df3daa26f8df5a4f7a0a62

・近代自然科学を先取りした薔薇十字運動
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・スカル&ボーンズ(米国版イルミナティ)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/838b2645668bec299e52924811ee39ca

・フリーメーソンと「百科事典」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/24c8f895f413e807ff12894e9d467381

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・13人のフリーメーソン・アメリカ大統領
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・日本人初のフリーメーソン、西周と津田真道https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/81484a697a1ffab5cd1ede067a901d63



 

 

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★Renaissancejapanの自己紹介 記事一覧
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坂本竜馬とトーマス・グラバーがフリーメーソンだった証拠

2024-10-25 14:58:31 | 日本・天皇・神道・文化・思想・地理・歴史・伝承

 

本当に最近のYoutuberは、もの知らずのくせに知ったかぶって、坂本竜馬もグラバーもフリーメーソンであったというのは嘘だと言い放っています。

明治維新とフリーメーソンの事を知らないくせに知ったかぶりの阿呆に、見せてやってください。。

 

 

 

明治維新:坂本竜馬とグラバーがフリーメーソンだった証拠動画 RJ人気記事

https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3e80a3fb88c92af2e54a41372903e332

 

 

 

(関連情報)

・フリーメーソン、イルミナティ関連の記事一覧https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d52e37f7e9a7af44f93554ed333744b3


・ト-マス・グラバー ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/659dadfd8abcded85689534cb5c627a6

 

 

『何事も失敗の原因の本質は無知。 
         そして根拠なき思い込みと根拠なき楽観!』

                             Renaissancejapan

 

 

 

(おまけ)

・東大理Ⅲ卒業しても貧乏? youtuberのデマhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/67a59602e3e618bd79fd10156b7cfef1

 

 

 


初めて日本に嫉妬した!日本の観光PR動画がカッコ良すぎると話題に 海外の反応

2024-10-25 14:17:16 | 日本・天皇・神道・文化・思想・地理・歴史・伝承

初めて日本に嫉妬した!日本の観光PR動画がカッコ良すぎると話題に 海外の反応

https://www.youtube.com/watch?v=Ef5SdO7u-kI

 

 

屁タレのトランプとイーロンマスクよ、お前らがアメリカ大統領選挙に勝利したら、日本はお前らと、もう一戦構えなくてはいかんようだ。 ドアホらが!!

 

 


マスク氏、プーチン氏と2022年から接触か 米報道

2024-10-25 13:57:58 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


米紙WSJはマスク氏がプーチン大統領と定期的に接触していたと報じた

 

【シリコンバレー=山田遼太郎】

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は24日、米起業家イーロン・マスク氏がロシアのプーチン大統領と定期的に接触していたと報じた。

マスク氏の企業は衛星通信サービスを米国やウクライナ政府に提供し、同氏は11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領を支援する。安全保障上の問題に発展する可能性がある。

 

米欧とロシアの政府高官らの話に基づいて伝えた。ロシアのウクライナ侵略後、2022年後半から24年にかけてマスク氏はプーチン氏や周辺の高官とやりとりがあったという。

大統領府のキリエンコ第1副長官とも会話があったとする。具体的な接触方法は明らかになっていない。

 

報道によれば、米宇宙企業のスペースXを率いるマスク氏に対し、敵対的な行動を控えるようロシアが圧力をかけた可能性がある。

スペースXは「スターリンク」と呼ぶ通信事業を手がけ、人工衛星を使う高速インターネットを世界80カ国以上で提供する。

 

プーチン氏は友好国の中国に配慮を示すため、台湾でスターリンクのサービスを開始しないようマスク氏に要請した。

台湾はスペースXに通信サービスに必要な許認可を与えていないといい、現状スターリンクは使えない。

 

ロシアが22年2月にウクライナに侵攻した直後、マスク氏はウクライナにスターリンクを提供した。送受信に使う端末も寄贈した。ロシアの攻撃下でウクライナの軍民が通信手段を確保するのを支援した。

一方で22年9月、ロシアが実効支配するクリミア半島でウクライナがスターリンクを使おうとすると、マスク氏は「平和利用のみを意図している」として認めなかった経緯がある。

 

この時期にロシアがマスク氏に何らかの脅しをかけたとWSJは伝えた。マスク氏は報復を恐れ、ウクライナによるスターリンクの利用を制限した可能性がある。

22年10月には、ウクライナでの通信サービスの供与についてマスク氏が米政府に費用負担を求めたことが明らかになっている。

 

ロシアとの接触は安全保障上の大きな懸念を招く。スペースXは米政府機関にも通信サービスを提供する。宇宙開発の中心企業として、米国のロケット打ち上げの大半を担う。

マスク氏は米大統領選の共和党候補であるトランプ氏に急接近し、大口献金などで支援を強めている。同氏を支持するなかで、米国のウクライナ支援にも批判的になりつつある。

 

ロシアとの接触疑惑はトランプ氏にも浮上している。

米著名ジャーナリストは10月に出版した著書で、トランプ氏が退任後に最大7回にわたり、プーチン氏と電話で話していたと記した。トランプ陣営は否定した。

 

 

 
 
 
 
 
米大統領選2024

2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、ハリス副大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。

データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。

続きを読む

 

 

日経記事2024.10.25より引用

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 アホボン・トランプが大統領選に勝利すると、敵国であるはずのロシア・北朝鮮・中国に有利な政策を間違いなくとるでしょう。 アメリカ国民、しっかりしなさい。 ドアホらが!

 

 


エロ変態のアホです。

 

 

(関連情報)

・米司法省「ロシアが大統領選に介入」 トランプ氏支援か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/776e3fc9b1374d257ff833a954b5e842

・ゼーリック氏ら米共和の元高官100人、ハリス氏支持(日経・ロイター記事)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d00ae2e261a46639d8c67c55416a0511

・米退役軍人ら700人超、ハリス氏支持 「民主主義守る」(日経・ロイター記事)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1516359acdf01351fc61ec47bc396bf2

・米司法省、マスク氏側に注意喚起 激戦州で毎日100万ドル(日経・ロイター記事)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f87a14068256c74f14030e0b520c0f26

・トランプがDSと戦っている? 冗談もほどほどに!
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/de96e73270e915c376ff4eeae976c036

・トランプはDSと戦っていて、暗殺・戦争をしない?冗談もほどほどにhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f68d57be8bbd0c7a359c62ec32aa3b6b

 

・「ぞっとした」 TV討論会で背後に近づくトランプ氏に クリントン氏回顧録(BBC)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/85afd93eb06d841885c1f1784205b4d6

・【米大統領選2016】トランプ氏わいせつ発言 「スターなら女性に何でもできる」(BBC)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/879e1b26859371c72c97ca15a1284f5e

 

 

 


エリザベス・ベントリー:赤いスパイクイーンー6 筒抜けの米国政府機密

2024-10-25 11:33:28 | 世界史を変えた女スパイたち


エリザベス・ベントリー(1908~1963)

 

 

エリザベス・ベントリー:赤いスパイクイーンー5  独ソ提携の余波https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/014e1509b554cf588a8a0f3ce5803f3e

からの続き

 

 



筒抜けの米国政府機密

ルーズベルト大統領とヘンリー・モーゲンソー財務長官(ユダヤ系)は極めて親しかった。 ルーズベルトは、政策全般について、つまり何事につけてもモーゲンソーに相談した。

モーゲンソーがたびたび外交問題に口を挟み、コーデル・ハル国務長官を苛立たせたのもこれが問題だった。 モーゲンソーは農業経済学を学んだが成績は芳しくなかった。

 

経済に疎いモーゲンソーの右腕になった男がハリー・デキスター・ホワイト(シルバーマスターグループの一人)だった。 ホワイトの提案書はモーゲンソーを通じてたちまちルーズベルトの手元に届いた。ホワイトは実務上の政権ナンバー3

であった。

 

疑似対日最後通牒(ハルノート)の原案を財務省』のホワイトが書けたのはこれが理由である。 ホワイトには優秀なアシスタントが就いていた。 ウィリアム・ウルマンである。 

1908年ミズーリ州に生まれ、ハーバード大学ビジネススクールでMBAを取得(1935年)した。 卒業後、ニューディール政策の中心機関となる全国復興庁(NRA:National Recovery Administration)に採用された。 しばらくしてシルバーマスターと知り合った。

ウルマンとシルバーマスター夫妻は「馬が合った」らしく、共同名義で邸を購入している(1938年)。

1939年にはホワイトのアシスタントに採用され、二年後には筆頭格までに昇格した。 ベントリーがウルマンを知ったのは、ワシントンDCへの隔週の出張が始まってからすぐのことであった。

 

痩せ形で身長は平均的。 ヒトラー風のちょび髭で白髪をきれいにわけていた。 喘息もちで咳止めスプレーをいつも手にしていた。 モスクワ(NKVD:KGBの前身)は、ホワイトそしてウルマンの政府内での立場をよく理解しており、彼らがもたらす情報の価値を高く評価していた。 そのこともあって、独ソ戦以降には彼らへの情報要求のレベルが格段に上がった。

米政府要人の対ソ観(注:ポーランドやフランスには英国に亡命政権を作っていた)との密約の有無と内容、英米秘密協定、外国政府への借款詳細。 あらゆる分野での情報を求めてきた。 同じ要求を何度も繰り返すこともあり、ウルマンが憤ることもあった。 

 

ベントリーは、シルバーマスターの邸で、彼の下に集まった大量の情報を整理しなくてはならなかった。 

カーボンコピーを利用して持ち出された重要書類の仕分け、ウルマンが重要会議などの内容を記憶に頼って作ったメモ書きの速記筆写。 作業の合間にはヘレンの作るロシアンティーで疲れを癒した。 この頃にはヘレンの警戒は解けていた。 ベントリーはそうした書類を編み袋の中に隠してニューヨークに持ち帰りゴロスに届けた。

 

モスクワが求める情報の増加で、『手作業』では対応できなくなると、スパイたちは重要書類そのものを持ち出してきた。 それをウルマンが写真に撮り、原本は翌朝早く元のファイルキャビネットに戻された。 当初は三十五枚撮りフィルム四、五本の量で、現像もウルマンが行っていたが、四〇本ほどの量になってくると、未現像フィルムをそのままベントリーに渡すことにした。

それらはゴロス経由でソビエト大使館に渡り館内のラボで現像された。 ベントリーは次にように自慢している。

 

「軍事関連情報に加え、財務省に届けられるあらゆる情報が集められた。 OSS、国務省、陸海軍のレポートが主だったが中には司法省関連の者もあった。 米政府内で起きていることを何もかも把握できた。 もちらんホワイトハウス内の動きもつかめた。 米国政府内部の高官でも我々以上の情報を持っているものはいなかったと思う」

 

隔週のワシントン出張も、ルーチン化して順調な作業が続いた。 しかし半年ばかりした頃、重大な事件が起きた。 ベントリーがシルバーマスター邸をいつものように訪れると、シルバーマスターはソファーに沈み込んで頭を抱えていた。 彼はこの頃、戦時経済委員会(Board of Economic Warfare)に転属になっていたが、彼の上司にシルバーマスター解雇要求書が届いたのである。

発信者は、陸軍G2(陸軍情報局)を担当するジョージ・ストロング将軍だった。

 

そこには、「FBI・ON1(海軍情報局)およびG2の収集した証拠からシルバーマスターは共産主義者であることが判明した。 直ちに解雇を求める」と書かれていた。

 

「やつらは全てを知っている。おそらく俺を絞首刑にできる証拠も持っている。 解雇の前に辞職するしかない」 と落ち込むシルバーマスターをベントリーは必死で力づけた。

「あなたは共産主義者ではありません。 ただの進歩主義者です。 そう言って戦うのです」。 ほどなくしてモスクワからも同様のアドバイスが届いた。

 

 

不思議なことに暫くすると、陸軍次官ロバート・パターソンから解雇要求の撤回が伝えられた。 ホワイトを筆頭とするシルバーマスターグループのメンバーがそれぞれの影響力を駆使し、撤回を勝ち取ったのである。

ただ、職場は戦時経済委員会から農務省に戻された。 事件の収拾でシルバーマスターグループの情報収集活動は再び活発化した。 

 

武器貸与法による各国別武器分配計画といったハードな情報に加え、ホワイトハウスは蒋介石夫人・宋美齢を嫌っていると強化を求めるスピーチを行っていた。

 

 

 

エリザベス・ベントリー:赤いスパイクイーンー7  NKVD(KGBの前身)との確執とゴロスの死

に続く