ローソンストアのおせち料理は複数の商品を組み合わせられる小容量のものを40品そろえた(28日、東京都品川区)
ローソン子会社のローソンストア100は28日、おせち40品を12月25日に発売すると発表した。
従来から販売する税別100円の商品に加えて、新たにフカヒレやエビといった高級食材を使った200〜300円台の品を追加する。消費者が自身の好みで複数の品を組み合わせやすい小容量の商品を豊富にそろえ、単身世帯や高齢者に売り込む。
全国の644店舗とローソンの専用アプリ、KDDIが運営する電子商取引(EC)サイトで販売する。
新商品として5品を追加する。「かじか 海老の旨煮」(324円)は、エビを一括で大量輸入して価格を抑えた。「つきじ海鮮 ふかひれ煮こごり」(216円)はフカヒレと北海道産の昆布を使い、味付けにこだわった。
新商品としてエビやフカヒレを使ったおせち料理を発売する(28日、東京都品川区)
生鮮品を多くそろえるコンビニエンスストアであるローソンストア100は、2012年からおせちを販売している。
閑散期の工場の活用や大量注文などを通して、税別100円の価格を維持してきた。25年向けに容量を増やしたり、高級食材を使用したりして新たに216円と324円の価格の商品をくわえた。
ローソンストア100の近藤正巳商品開発本部長は「原材料高騰の影響はあるが、顧客の満足度の高い価値のある価格を意識した」と価格戦略について説明した。
日経記事2024.11.28より引用