(9時50分、プライム、コード7011)三菱重が続伸している。一時、前日比102円50銭(4.48%)高の2386円と、株式分割考慮後の上場来高値を連日で更新した。
1日に発足した石破茂内閣が初閣議で決めた内閣の基本方針で、防衛力の抜本的強化や防災・減災対策に取り組み、持続可能なエネルギー政策を推進するとした。
株式市場で防衛関連銘柄として位置付けられる三菱重に買いが向かっている。三菱重株は足元で右肩上がりとなっている。
きょうは朝方こそ相場全体の下落で売り先行で始まったものの、防衛関連として根強い買いが入り、早々にプラス圏に切り返した。
同じく防衛関連と位置付けられる川重(7012)や日製鋼(5631)も高い。
市場では「防衛関連は投資テーマとして個人投資家などから関心が高まっている」(国内のストラテジスト)との見方が出ている。
中東情勢が一段と緊迫し、軍用品の需要が高まるとの見方から前日の米株式市場では軍需のロッキード・マーチンが3.64%高となった。
米軍需関連に買いが入っていた流れも三菱重株などの買いを誘ったとみられる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕