動くもの≠運動体育←文化後進国

未だ日本という国、動くこと＝運動とか体育なんですね。
バレエやモダンダンスなども、運動と解釈しています。
体育大学に舞踊学科があるんですから。

舞踊は、パフォーミングアートは、芸術です！！

でも問題は、やっている人自身までが。
運動だと解釈してるってことです。

いい例が、コンクールってやつ。
芸術に点数つける？順番をつける？
それって完全に、アホじゃないですか。
てか不可能よね

加えて、奨励していると言ってもいい。
まあ必要悪でもありますがね。
これがないと先生達の収入が減る、振り付け代とか指導料が無くなるんで。
でもって優勝とか出ると、生徒が増えるんでｗｗ。（反転）

これが日本が、文化後進国だと言われる1つの原因でもあるんです。
いや海外だって、大きなコンクールはあるだろう。
あります。

でも根底に流れるものが違う。
海外のコンクールは、そこからが出発点。
でも日本のコンクールは、入賞するためのつまりはゴール。

いっそダンサーではなく、アスリートと呼んでやりたいところです。

これねえ、今を去ること半世紀前。
私達が大学生の時にも、よく話した話題です。
「私らが年食った時には改善されるかねえ」
「無理だろ」

無理だったようです。
何よりの問題は、私よりもかなり若い人が。
コンクール大事の姿勢を崩してないから。
参加を呼びかけてるから。

と反論しますとね。
「そう言う意見を持ってる人もいますね」
とか上から目線で言われちゃいます。
てかさあ、そっちが多数派なの？
舞踊を芸術と思ってないダンサーの方が、多いわけ？

これ、どう見ても日本の舞踊界は旧態依然のまま。
この先も続くんでしょうね。

まあもちろん、やりたい人がやるのは勝手。
でも人に宣伝するな、と私は言いたい。

「競争(コンクール)は馬のためのものであって、芸術家のためのものではない。」
こちら、音楽界の巨匠の1人、バルトークの言葉です。
他にも多数、この手の意見は大音楽家にはあるんですよ。