北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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日本の心にふれる旅

2011年10月20日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活

    

 

仕事の合間を縫って、奈良県の吉野と和歌山県の高野山、熊野古道に連れて行っていただきました。

今回のゲストは笛奏者の雲龍さん

雲龍さんがロンドンに公演にいらっしゃった時、いえいえ、もう少し前になりますが、ペンションモーツアルトで夫が雲龍さんのCDを聞いて感心し、オーナーの西岡さんからそのCDをいただいた時からのおつきあいです。

今回は、吉野と高野山の雲龍さんのゆかりのある地で、吹きたいと思った時、思った場所で笛を奏でる旅にご一緒しました。

雲龍さんが笛を取り出す時は、不思議と人払いされるのです。

誰もいないその空間で、静かに大自然と日本の古い歴史に向き合う瞬間。

そしてその音色は、すべてを結び、宇宙に広がっていくような気がします。

時空を超えたエネルギー、魂のようなものを感じる悠久の時。

 

ピアノの演奏も、本来このような気持ちで向き合うのではないか、

現代のピアノ教育では、あまりにもテクニックや音楽性にとらわれ、「向き合う心」を無くしているのではないかと、ふと思いました。

音楽を学ぶ人すべてに雲龍さんの吹く姿を見てほしい、そこから生まれる音を聞いてほしいと思いました。

 

 

 


2 コメント

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Unknown (蓮見)
2011-10-21 08:39:15
雲龍先生が吉野山や高野山で、自然に向かって笛を吹く。傍らで理恵さんがそれに聴き入る。映画のシーンのようですね。
天風先生の「盛大な人生」220~222頁を思い出しました。
カリアッパ師「天の声とは声無き声よ(absolute stillness)」
天風「天の声を聞いたらどうなるんです?」
師「何の音も聞こえない、その天の声を聞いた時に、人の命の中の本然(ほんぜん)の力が湧き出るんだ」
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Unknown (青木理恵)
2011-10-21 22:53:06
蓮見さん

まさにそんな境地に至っている雲龍さんの横で、一緒に天空を味わいました。
いつか蓮見さんにも雲龍さんの笛を聞いてもらいないな~
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