北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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レッスンで学んだこと

2005年07月17日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
デュオのパートナー沼田先生と江崎先生のレッスンに行ってきました。曲はスラヴ舞曲のop72-5.と8です。
最初は軽い気持ちで、2人でCDを聴いていて「この曲、いいよね~」とうっとりしているうちに「私たち40代に相応しい大人の曲よね」ということになり、すっかりいい気持ちになって遊びで弾いていました。
6月半ば、私のロンドン行きも決定し、「もしかして、これでしばらく2人で合わせられないかも」と思いだしたら、なにか形に残したくなってコンペに挑戦することにしました。
沼田先生は大学受験生の母、そして私の生徒さんを沢山引き受けて下さったので忙しいし、私も四十肩を抱えながらコーチングの勉強に没頭する毎日です。しかも、錆びかけたテクニックでの挑戦です。でも、2人で「私たちの音楽」を目指して勉強する事は、本当に楽しいのです。
これは、子供の頃、親に怒られながら、落ちたら恥ずかしいと思う一心で望んだコンクールとはエライ違いです。
という訳で、気分は前向き、やる気満々で江崎先生の所へ行ってきました。
さすが、先生のおっしゃることはすごい!
あんなにお忙しいのに私たちの弾く曲をすでに2枚のCDで聴き比べて、勉強済みです。
たった1枚ラベックを聴いて「素敵だけど、私たちには無理だわ」といってそのままにしていた私たちは、自分達の甘さにうなだれます。

演奏するピアノだけでなく、会場の広さ、前後の曲の雰囲気によって、弾き方を変える方が良いとアドバイスして下さりました。360度、頭と耳を使って、自分達の演奏をコントロールするのです。
「私たちのスラヴ」と自分らしさを出すことにしか気持ちが向いていなかったことに気づかされました。

また、作っていった楽譜も大きすぎて譜面台から飛び出していました。
そういった所で心構えが見えると言われて、コピー機とお菓子まで用意していただいて先生宅の2階で小さく作り直しました。でも!「ダメだね。まだはみだしている」。。。40過ぎてもまだまだ甘い私たち。
もう1度作り直しです。情けなくなりながらも、娘時代に戻って、先生に甘えてしまう。
ダメだね。と言われるとなぜか嬉しくなってしまいます。これって、なんか変?
レッスンの後は、娘時代同様、2人で冷蔵庫とお部屋のお掃除、夕食作りをして、すっかりいい気分で帰りました。 

北鎌倉 山里

2005年07月12日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
毎日むしむしする日が続いています。
日曜日に長谷の整体で四十肩の具合を診ていただきました。
10月に転んで以来、ずっと引きずっています。先生曰く、「40代を丁寧に過ごすと年を取ってからずっと元気でいられますよ。」との事。冷房で体を冷やさない事と汗をどんどんかくように言われました。また、ボーとするのが苦手な私には、肘を熱いお湯につけて数分暖めるとリラックスしてかえって良い考えが浮かぶことも教わりました。
もうすぐ、グランミューズの予選です。本当に体を労わらなければなりません。

さて、長谷からてくてく歩いて、鎌倉の農協で地元の野菜をゲット。
ここは、必ず立ち寄る大好きな場所です。安くて本当においしいし、農家のおばさんたちとのお喋りも楽しみです。
今回は山ほどのしし唐と紫たまねぎ、トマト山盛りを買いました。

お次は鶴岡八幡宮のそばのアトリエバニラです。ここのキャラメル味のロールケーキと季節のロールケーキは私のお気に入り。春は桜、蓬、夏は抹茶、秋は栗などいろいろな味が楽しめます。
奥でケーキを巻く職人さんの真剣な姿を見てプロの心意気を感じます。

そろそろ、顎の出てきた夫を励まし、切り通しを抜け北鎌倉へと向かいます。
「汗をかきなさい!」塚田先生の声が頭の中でこだまします。
この道も後何回歩くだろう。。。ちょっとしんみりしかけた所で「山里で、カキ氷でも食べていくか。。。」と夫の声!
山里は、我が家の傍なのに1度も入ったことがなく、ずっと気になっていました。
竹林に囲まれた日本家屋の甘味処です。
蚊取り線香漂う中、お座敷に上がって食べる宇治金時のおいしいこと!!!
田舎の古民家の匂いが郷愁を感じさせます。
汗がす~と引いていきます。

「日本の夏っていいな~」しみじみするリエ先生でした。

川崎の小学校にコーチングセミナーに行ってきました。  「質問する」

2005年07月09日 | ◆セミナー報告
先週に引き続き、セミナーに行ってきました。

今回のテーマは「質問する」と「ビジュアライズする]です。
子供がイエス、ノーと簡単に答えるだけでは 創造性や考える力はつきません。
そこで、工夫した質問をして考えさせる、答えを探す練習をしました。
子供がのびのびと考え、答えられる環境こそが、自立につながると私たちは考えているからです。

「そういえば、私は子供に指示、命令ばっかりしていました。答えを待つって結構大変なことなんですね。質問を考えるのも頭を使います。」と、あるお母様の感想です。
本当に!そう。ちょっとだけ気をつけてみてください。

1.命令しそうになったらぐっとこらえて本人にどうするのか決めて、実行してもらいましょう。
  例え、お母様の期待通りじゃなくても、ここもぐっと我慢。
2.考えて行動したという事実は認めてあげてくださいね。
  そして「今回はしかたないけど、今度からは~」という言葉もちょっと待った!!
3.お母様がじっと黙っていると子供のほうから言い出すかもしれません。
  「今度は、もっとちゃんとやるよ」って!
4.そしたらにっこり笑って「きっと、出来るよ」って言ってあげてくださいね。

ピティナHP愛読者の皆様 こんにちは

2005年07月06日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
「江崎先生のレッスン室拝見」のレポートがHPに載って依頼、沢山の皆様が訪れてくださってとっても嬉しく思っています。
こんなに沢山の皆様が江崎先生の御指導、人間性に興味を持って下さっているという現実。
そして30年間も先生の傍でさまざまなことを学ばせていただいた私たちは本当に幸せだと思います。私と沼田先生は小学校の時からずっと江崎門下の大親友です。現在も夏のコンペを目指し、久々にコンビを組んでデュオの曲に取り組んでいます。
どんなに間があいても不思議なことに相手の望む事がわかります。
同じ指導を受けてきたからでしょうか?
合わせることが楽しみです。

さて、皆さんがご覧になった、可愛らしい生徒さんたちのソルフェージュのビデオ、30年前の私たちも同じように受けていました。
途中から入った私にはちんぷんかんぷんで、いつもキンちゃんという頭の良いお友達が辛抱強く教えてくれていました。「音程」では、増3度とか減3度とか、もうめんどくさくって、わかった振りをして随分キンちゃんの手を煩わせたのを覚えています。
そんな中、いつもレッスンの後に先生の焼いたクッキーを頬張っては「私は悪い子だなあ。来週はもっと頑張ろう」と強く思うのでした。

宿題に先生の手作りの聴音のテープを持たされることもありました。
あの張りのある声で「では、最初の曲です。。」と流れてきます。60分たっぷりのテープが何本もありました。あの頃からセミナーや公開レッスンに足しげく通いお忙しかった筈の先生が、いつの間に録音されたのか、いつも不思議でした。
「もうわかっているよう。出来てるからいい」と逃げ出す私を絶対に許してくださらないのは江崎先生です。
「いいか。それでわかっているっていうなら、ハア、そりゃ、大変だ」と言われ、私は唇をかみ締めます。
お陰で「親は熱心。子供はごく普通」のだった私もいつの間にか江崎門下の仲間入りしていたのでした。
ですから、先生の生徒さん、生徒さんのお母様方はとても粘り強く努力家なのです。


ケンジ君のお母様からのメール

2005年07月04日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
ケンジ君のお母様からメールをもらいました。了解を頂いたので、一部ご紹介させていただきます。
Dear Aoki-sensei,

It was so exciting to meet you again. Thank you so much for sharing your precious time with us today. Kenji and I enjoyed your special treat of Enkakuji, lunch, birds singing, your Japanese Tea House, view of Japanese Maple tree from your 2nd floor window, Paris Tea, snacks, musical stories, Haruka's art works, video tapes, DVD, + your kind piano playing advice.....And that special BACH portrait. ...(sorry about the frame).

Kenji enjoyed himself so much just talking about music....He could have gone on for ever in your company. You really make him feel comfortable. You brought out the best in him. Thank you very much for giving him more stimulation to improve his piano playing. Today will be one of those special unforgetable days. ~

このメールを読んでお母様の深い思いに心打たれました。
ピアノへの思いが消えかかっていた時に たまたま行った数回のレッスンでした。
レッスンというよりお話だったかもしれません。でも、そんな小さな出会いがきっかけでピアノに気持ちが向き始め、今ではこんなに好きになっている。
数学以外にこんなに夢中になれることがある。
母親ってそういうことが1番嬉しく幸せに思えるのだなあと思いました。

私の場合も良く思い出してみると、娘が良い成績を取った時よりも、「お母さん。ハルカ、エッセイ書くのが楽しくってたまらない」と目を輝かせた娘を見るほうが、本当に嬉しく幸せでした。
例え結果が思い通りでなくっても、失敗したとしても、暖かい目で見守れたような気がします。
子供の好きな道を見つけて上げられることは、親として大きな喜びです。そして、楽しんでいる子供を見ることは何よりも親の幸せなのだなぁと思いました。