北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

青木山荘 http://www.aokisansou.com

HP http://rie-aoki.com 

8年振りの再会 ケンジ君

2005年07月03日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
今日はとっても嬉しいことがありました。香港に住んでいた時に知り合ったケンジ君とお母様のグレイスさんが、尋ねてきてくれたのです。ケンジ君は今年オックスフォードの数学科を卒業して、今東京の銀行でインターンで働いています。香港では、お母様からケンジがピアノをやる気をなくしているので励まして欲しいと言われ、数回レッスンのようなものをさせていただきました。気楽に音楽の楽しさを伝えたような記憶がありますが、それ以来お互いに離れ離れになってしまっていました。
そんなケンジ君が、今やすっかりピアノの虜となって素晴らしいアマチュアピアニストの腕を披露してくれました。幻想即興曲、英雄ポロネーズ、アムプロムプチュ、熱情ソナタ、シューマンのコンチェルト。。。数学に没頭し、苦しむ毎日の中、ピアノを弾くことが本当に喜びだったそうです。オックスフォードの年度末試験勉強のある7週間は、ピアノに触れなかったので、夢にまで出てきたとの事。本当に好きなんだなあと思いました。彼の演奏は、とても音楽的で、メロディの歌い方などとても自然で感心してしまいました。お母様いわく、香港での私のアドバイスが音楽を好きになるきっかけっだたとの事です。もし、そうだったとしたら教師冥利に尽きます。
生徒さんとの出会いは大切にしようと改めて思うリエ先生でした。

聴くということ

2005年07月01日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
共育コーチング研究会のメンバーと川崎市の小学校へコーチングセミナーに行ってきました。
小学生を持つお母様方37名を対象にコーチングのスキルを使って「聴く」「承認する」のエクセサイズをしました。そこで、コーチの岡崎さんが興味深いお話をしてくださいました。

岡崎コーチ:「聞く」という漢字は、門の中に耳が入っています。ですから、門が閉じて聞きたくない状態になると聞こえなくなっちゃうんですよ。一方「聴く」と言う漢字には、耳の他に目も心も十という字もついているんですから、ぜんぜん違ってくる訳ですね。コーチングでは「聴く」を使っていきます。
なるほど。音楽でも「聴く」と言う字の方を使いますよね。心も一緒に使うのか。。。と、何でも音楽に結びつけるリエ先生です。

さて、エクセサイズの1つに「聞かれない」体験と「傾聴してもらう」ロールプレイをしました。2人1組のペアになって、話す役と聞く役に分かれました。テーマは「朝起きてから今まであったこと」です。私も一緒に体験してみてその違いにびっくりしました。わざと無視したり目をそらしたりつまらなそうにする聞き役相手に話す私は、最初は一生懸命話しかけますが、だんだんさびしい気持ちになり、話す気が失せ、内容も上っ面になって2分間のロールプレイの時間が早く終わって欲しいと感じました。次に同じ内容の話を傾聴してもらいます。目を見て、うなずく、「そうなんだ~」と共感してもらう。ただひたすら聴いてもらうだけで、嬉しくなり自分の気持ちや感想も言ったりぜんぜん違う方向に話しが進んでいきました。話すって楽しい!心から思いました。
「もっと早く知っていたらって思います」と、お母様方の感想です。でも、今からでも大丈夫。きっと聴き上手のお母さんがいたら家庭内での会話が生き生きとしたものになるでしょう。