北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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「笛」

2005年08月08日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
明月院の横のくねくね道を行くと「笛」という小さな喫茶店があります。

ご主人の手作りの山小屋風の喫茶店内には世界中の笛が飾られ、バロックが流れています。そんな中、緑の山を愛でながらおいしく入れられた珈琲の深い香りを楽しむのは至福の時です。
カウンターには、拾ってきた木の実や貝、珍しいおもちゃやご主人の家の庭に咲いた小さな花が飾られていて、見ていて本当に楽しいのです。
コンサートや展覧会の場となることもよくありますが、昨晩は明月谷の住人の懇親会が開かれました。

ハルカは、持って行くタイ風サラダの盛り付けを手伝い張り切っています。
さて、行ってみると、お店の中は既に0歳から88歳までの明月谷の住人の持ち寄り料理を囲み既に盛り上がっています。
ご近所のおばあちゃまお手製のぬか漬け、梅干、優しい味の卵焼き、お手製ピザに珍しい白海老やからすみ、小さい子向けのお菓子も沢山あります。
新しくアトリエを改造した家に引っ越してきたのは、とってもおしゃれなご夫婦。
すっかり溶け込んでいます。
赤ちゃん2人に小さな子供3人の他中心となるのは、70代~80代の方々。
80代の男性陣は、焼酎で盛り上がっています。
「僕は、かねてから思っていたんだけれどね。。。」
なんだろう?面白そうな話が始まっていますが、まずは、おばさま方のグループに座ります。
そこでは、新しいご夫婦にムカデの退治法を伝授しています。
皆さん、生活をエンジョイされていて、知的でスマート。
すごくかっこいいのです。

なんといっても私を喜ばすのは、ここに住む文人、粋人のお話。
そして北鎌倉や鎌倉のおいしいお店の情報です。
昨日は、以前から興味を持っていた魯山人の話も聴くことが出来ました。
ハルカは日本の歴史を新聞記者のおじいちゃまに教えていただいたようです。
生きた学問を味わえる、昔の学校のような雰囲気です。

「ここは、チロりン村のようだね」って言われたことがあります。と、美術のお仕事をされている方が呟きます。
こんなところにチロリン村があったなんて・・・
本当にそう思えてきて不思議な気分です。

自然が一杯の明月谷戸、暖かい住人に囲まれて幸せ一杯な気持ちに包まれた夜でした。



多喜先生のレッスンに行ってきました

2005年08月03日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
われらのタッキーこと多喜靖美先生のレッスンに行きました。
多喜先生とは、ピアノの先生の勉強会「上馬倶楽部」のゲストで物語にブルグミューラーの小曲を組み合わせる楽しい弾き語りを紹介して下さったのがきっかけで出会いました。
その後、ピティナの室内楽研修会で弦楽器とピアノの魅力をたっぷりと教えていただきました。
この研修会で印象的だったのは、「なるべく練習しないで上手くなる」方法があるといった新しい視点を与えてくださったこと。
また、4日間弦の音に徹底的に浸ることから、ピアノ耳から弦の耳になることを体験してみるなど新鮮な刺激を受けました。

今回は、もう1度、半年前に体験した弦の耳になって、スラブ舞曲を弾いてみたくなり、先生宅を訪問しました。

先生の求めているピアノの世界は、ピアノというよりももっと幅広く深い、芸術の世界。
私たちは、質の高い内容の濃い大人のレッスンを受けて、体全体で音楽を楽しみます。
音とリズムで先生と会話しているようで、「音楽って面白い!」と叫びたくなります。
大人の生徒さんが活躍されている所以がわかりました。

「8月の末にみんなでベーゼンドルファーの楽器博物館とショールームへ行って、バンバン弾く会があるので、一緒に行きませんか?」
「え!遠足ですか?」
「そう、もうホテルも押さえちゃってあるし、弾きましょうよ。。。」
楽しいことは、どんどんやっちゃう!そんな明るく勢いのあるタッキー先生のお誘いで、すっかり弾く気になっています。
「出来ていません。あんまり練習していないから。。」
なんて、うじうじしている生徒さんは、きっといないんだろうな~
大きくてふかふかのお布団のようなタッキー先生が「出来ますよ」とおっしゃると本当に出来る気がしてくる、ナチュラルコーチの才能をお持ちの先生です。

ハルカの夏休み

2005年08月01日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
娘のハルカも15歳。
GROTONの夏休みは6月始めにスタートしていますが、NYの懐かしい友達の家に10日ずつ、そして、ニューへブンのチョート・ローズマリー・ホールというボーディングスクールでのサマーセッションを取り終えてやっと帰ってきました。
ハルカの学校では、サマースクールがないので、グロトンの子は、アンドーバー、エグゼター、タフト、チョートなど名門校のサマークラスに行きます。

今回は、苦手な数学と秋から始まる化学の予習とエッセイのクラスを取ったハルカ。授業はスピードが速く、宿題も多くものすごくハードだったようです。
しかも、みんな良くできる!
イタリア、サウジアラビア、日本からは桐蔭の高校生など世界中の高校生が集まりとてもにぎやかで楽しかったそうです。

私は、この夜のためにリクエストのあった餃子を沢山つくりました。
我が家はいつも「海老とセロリ」「コーンとチーズ」「普通の餃子」の3種類をホットプレートでバンバン焼きます。
おいしさの秘密は思い切って沢山の生姜と片栗粉を入れること!
ハルカも5か月分の報告をしながら、餃子を頬張ります。

久しぶりに親らしいことが出来たな~と感慨にふけるのもつかの間です。
家族3人での生活をたった2日間で終わり。
今日夫はロンドンへと赴任して行きました。
なんだか、慌しくってここまでくると愉快になってきます。
でも、会える時間が限られている分、絆の深い家族だと思っています。
みんな元気で好きなことをやっている。。。幸せだなと思いました。