北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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関本昌平・みごとショパンコンクール4位!

2005年10月22日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
昌平君
おめでとう!
初めての挑戦で、素晴らしい結果を出しましたね。
思えば6年前、イレーヌ先生がカーネギーコンサートを開くきっかけになったのは、私がお見せしたピティナの入賞者コンサートのビデオでした。
そこでは、傷はあるけれど胸のドキドキするような大枠の自然な演奏をする昌平君があり、その演奏に涙が出ました。
この子は違う!直感で閃きました。
イレーヌ先生と喜んだのは言うまでもありません。
NYに来てくれた時は、コンサートの曲を練習せずに勝手に好きな曲を弾きまくって稲垣先生を困らせていましたね。
それでも思い切りの良い演奏で存在感をアピールしました。
その後、我が家に中学生4人でホームステイした事も楽しい思い出です。
ピアノ生活から離れて少しリラックスして欲しかった私は、スケートへ行ったり、英語での買い物にも挑戦してもらいました。
オフブロードウエイのブルーマンショーも楽しかったね。
私がびっくりしたのは、他の中学生3人はコンサートも終わってほっとしたせいかあまりピアノを弾きませんでしたが、昌平君は常にピアノを独占していろいろな曲を弾いて楽しんでいた事。
昌平君は、薫太朗君が弾きだすと、落ち着かない熊のようにピアノの周りをぐるぐる回っていましたね。
明け方、サトちゃんの曲が聴こえてきて、「あれ?」と思ったらそれは昌平君が弾いていた事もありましたね。
とにかくその時、昌平君にとってピアノは空気と一緒なのだと思いました。
その年の頂いた年賀状には富士山に大きな初日の出のカードで、ピアニストになる決意が強く書かれていた事が心に残っています。
その後の素晴らしい先生方との出会い、コンクールへの挑戦、フランスでの生活、すべてを吸収して、強い強い意志でここまで昇って来たのですね。
本当に嬉しいです。
応援していた周りの人達、みんな嬉しいと思う。
なぜなら、昌平君は愛されて成長したピアニストだから。
これからは、忙しくなると思うけれど、体に気をつけてね。
帰国して開かれる演奏会に駆けつけます。

二宮先生・稲垣先生・お父様・お母様 本当におめでとうございます。
2000年に「小澤征爾や内田光子・五嶋みどりのような世界に羽ばたく昌平」になって欲しいとリクエストした私でした。
その扉を開けた昌平君。期待しています。
この興奮を共に分かち合えた幸せに感謝しています。
 
                       青木理恵


今日は眼をチェック!

2005年10月21日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
未完了を減らすべく、今日はソフトコンタクトレンズを買い替えに行きました。
急に進んだ老眼。
素敵なレストランのキャンドルの灯りでは、メニューが見えにくくなっています。
実はこの所、一生懸命読もうとしてメニューを近づけたり遠ざけたりしているうちに口まで蛸のようにすぼんだり、ぱかっとアホのようにあけっぱなしになって百面相している自分に気がついていました。

そこで、今回は思い切って遠近両用コンタクトを試してみる事にしました。
これは最近開発された物なので、まだまだクレームも多いそうですが、中でも1番クレームの少ない(?)コンタクトを推薦してくれました。
要するに、遠も近もバッチリ見えないという事なんです。
今の技術では、ばっちりはっきりは期待してはいけないと釘をさされました。
そうか。まあ、仕方がないか。。。
横の若い女の子は黒目が大きく見えるコンタクトを購入して喜んでいました。
すっごい違いですっごく可愛く見えると大興奮です。
瞳を大きく見せるなんて!
時代も進んだものですね~
でもそのうち、ミセス用遠近両用黒目黒々コンタクトなんて売り出されるかもしれませんね。

花粉アレルギー、そして。。。

2005年10月20日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
私は、疲れると風邪をひいている訳でもないのに一年を通して空咳が出ます。
レントゲンをとっても異常なし。
「天気もいいし、耳鼻科でも行ってみるか」
ロンドンへ立つ前に体調は万全にしておきたいもの。
コーチングでは、目標達成の前に未完了だった事を完了させて、無駄なスペースを空けることによりエネルギーアップをします。
私も時々未完了リストを作って生活環境を良くするように気をつけています。
さて、生まれてはじめての耳鼻科の待合室では、患者さんが溢れています。
季節の変わり目のせいか、アレルギーの患者さんも多いようです。
さて、私の番になり、まずは鼻をチェック。
「年季の入ったアレルギーですね~」
続けて4種類のアレルギーチェックの注射をした所、蜂に刺されたように4つともプックリ腫れあがりました。
「こりゃ、世界中どこ行ってもアレルギーありますから、無理ですね~」
「先生!この際、レーザー治療っていうのやってください」
待合室で得た情報をぶつけてみます。
「レーザーは、アレルギーで鼻詰まっている人ですから・・・」
直す手立ては、体質改善と投薬だそうです。
20年来の咳の原因がわかってほっとしましたが、薬は嫌だな~
尊敬する野口整体と中村天風の影響でほとんど薬・病院とは無縁で来たのです。

さて、どうしよう。。。

家に帰って、「あ~あ」と伸びをしたら。あれ?四十肩が治っちゃった!
一難来たりて、一難去る。
不思議な事もあるものです。なんだか愉快な気持ちになりました。

ハロウィーン

2005年10月19日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
すっかり秋も深まってきました。
雨に濡れた桜の真っ赤な葉や、公孫樹の黄金色の可愛い葉っぱが鮮やかです。
近所の葉祥明美術館の玄関脇には、大きなオレンジのパンプキンが飾られ、ハロウイーンのお祭りがやってきます。
アメリカでのハロウイーンを思い出しました。
ちょっと肌寒い夜に仮装してご近所を練り歩くのはスリリングで、特にお化け屋敷に行くのは大好きでした。
会場は廃屋になった大きなお屋敷で、お化けはボランティアの地元の消防士さん達なのです。
その飾りつけといい、お化けのメイクやコスチュームはとても本格的で、スタッフ一同の気合が感じられます。
入り口でチケットを売っている白雪姫の魔女は、本物そっくり。
感心していると、「お母さん。静かに!本物のおばあさんが魔女の帽子かぶっているだけだよ」とハルカに袖を引っ張られます。

蜘蛛の巣だらけの道を進むと、突然、巨体のフランケンシュタインがノコギリを手に暗闇から出てきて「うお~~~!!!」と追いかけてきます。
その怖い事怖い事!
腰が抜けそうになってうずくまっていると肩をトントン叩かれて、可愛い8歳ぐらいの子供のお化けが現れて「Hay。。。」
「ぎゃー」
「もう、ヤダ」と泣きそうになっているハルカ&「すごい!本格的だ」と感動する私。
出口までたっぷり15分はかかったでしょうか。
ハルカは、翌年からは、一緒に行ってくれなくなってしまいました。

そんな、楽しいハロウィーンを思い出しながら空を見ると、1mぐらいの大きな蜘蛛の巣が2本の電線の間にあるのを見つけました。
アメリカでは小さな蜘蛛しか見かけなかったけれど、北鎌倉は蜘蛛の巣の見本市のようです。
場所によってはずらっと並んで、ご自慢のレース編みを見せびらかしているようでなかなか壮観です。
「これをアメリカ人に見せたら喜ぶだろうな」ふと思いました。
毎年作っていたパンプキンパイも今年は1人なので作らず仕舞い。
なんだかちょっぴり寂しい秋を過ごしています。

長野に行ってきました。

2005年10月17日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
長野の駅に降りたとたん、空気の美味しさを感じました。
今回は、ステップの審査で初めての長野を尋ねています。

少し早く到着して、善光寺へと足を運びました。
門へと続く道は、黒瓦と白壁の蔵のような建物と明治時代のようなモダンな建物が並び、おしゃれな感じです。
名物のおやきや唐辛子のお店、栗羊羹や日本酒など美味しそうな物がいっぱいです。
善光寺の中に「お戒壇めぐり」と言ってご本尊の下の真っ暗な回廊を通り極楽の錠前を探り当てる道場があると聞いていたので、ぜひ体験したいと思っていました。
本堂内の階段を降りていくと、そこは漆黒の世界。
前も後ろも全く見えないので、手探りで壁をそろりそろりと伝い進みます。
こんなに真っ暗闇の中に佇むのは初めてのこと。
進むうちに神経が研ぎ澄まされ、聴覚・嗅覚・触覚が敏感になってくるのを感じました。
ふと、ショッパンコンクールで頑張っている伸行君の事を思いました。
彼は、生まれた時から見えない世界で、音と触れ合って音楽の世界を築いてきたのか。。。
尊敬にも似た深い気持ちが押し寄せてきました。

見えるようで、大切な物を見ていなかった私。
見えないけれど、澄んだ心を持った伸行君。

何分歩いたのでしょうか。
ガチャっと錠前に手が行きました。
秘仏との結縁です。
生まれ変わったような気持ちで、明るい外に出ると景色が新鮮な色を帯びて見えます。
とても貴重な体験でした。

長野ステップでは、ジェントルマンの渡辺先生と黒い大きな瞳が印象的な福田先生とご一緒でした。
お二人が並ぶと、ピアノ界の大御所オーラが発され新参者の私など、くらくらしてしまいます。
でも、お話してみるととっても気さく。
お二人とも日本酒が大好きな事もわかって、なんだか嬉しくなってしまいました。
ステップの審査は、先生方の魅力も知りえる素敵な場だと思いました。

美しい自然・恵まれた環境・マナー良くまじめに勉強している子供達・暖かい先生方のハンドベルのハーモニーがホールに溢れ、なんとも気持ちのよいステップとなりました。

帰りの新幹線で食べようと買った野沢菜おやきとシメジ野菜のおやきを手に長野連峰を見上げ「今度。何時これるのだろう・・・」ちょっと感傷的な気持ちになる私でした。