北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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嬉しい報告

2010年09月19日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
生徒さんにぴあれんキッズを使ってくださっている鈴鹿啓子先生が“真衣ちゃんのぴあれんキッスVOL.2”を送ってくださいました。

          

なんと全ページ、カラーコピーです!
しかも、先生、真衣ちゃん、真衣ちゃんのお母様のお手紙つきで!
そして、かわいい真衣ちゃんお手製のフェルトで作ったキャンデーも添えられていました。

1冊目のぴあれんキッズを拝見した時も思ったのですが、真衣ちゃんは本当に字がきれいで丁寧です。
また、よく観察しています。

さあ、毎日の練習を見てみましょうか?



正直に「やっていません」と書いている所は、先生との信頼関係が感じられます。
水泳大会や塾があってできない日もあることをきちんと伝えます。
先生は、練習時間とその内容を見ながら、レッスンで成果を確かめ、練習効率を確認。
そして、指導方法を調整することが出来ます。

「今週やったの?」
「やったもん」
「うそでしょ」
「やったもん」
「じゃ、何分やったの」つい、ムキになってしまう先生・・・

そんな会話は、もとから断たなきゃダメ!

今週の家での練習は、特にペダルの使い方、音の響きに注意して弾いてきたことがわかります。
指導者としては、まず、本人が意欲的に取り組んだところを承認し、意識してレッスンしたいところです。
ピント外れのレッスンは、本人のモチベーションを下げてしまうので、気をつけないと・・・

  

親に言われるままに行動するのではなく、ピアノのレッスン時間も、その内容も自分で決められる子になって欲しい。
そんな願いを込めて作った優先順位をつける練習のページ。
真衣ちゃん、何度も書き直して、時間をかけて書いてくれたのが、わかります。

そして、弾けない個所をただ弾くのではなく、効果のある練習方法を自ら編み出して欲しい!
そんな願いを込めて作った、ケーキのページ。
感心したのは、「弾き始めのテンポがおかしい!」→「カウントする」と書かれています。
真衣ちゃんは、テンポがおかしいいことに気づいたら、ちゃんと立ち止まれるんですね。
触感覚系&プロモーターの私は、テンポがおかしくてもなんでも先に進めてしまうので、なかなか直せません。
そのことで、何回先生に注意されたか・・・
真衣ちゃんに見習わないと!

もしかしたら、真衣ちゃんは、聴感覚&アナライザーかな?

   

見て、見て!
いい笑顔ですね。
大好きな啓子先生と一緒です。

生徒さんにあ~しろ、こ~しろ、と言うばかりでなく、先生も生徒さんから通信簿をもらおう。
そう思った私は「こんなレッスンをしてほしい!先生へのリクエスト!」のコーナーを作りました。
先生方、この欄を見るのが1番ドキドキするのでは、ないかしら・・・
(あ!これも信頼関係がないと、生徒さんは本当のことを書いてくれません。生徒さんに気を使わせてはいけませんよね)

以前、「時間を守って欲しい」と小学生の生徒さんに書かれて、落ち込んだ先生がいらっしゃいました。
その経験をセミナーで発表してくださった先生の勇気に会場一同感動したことをよく覚えています。
でも、正直に書いてもらえるのはありがたいこと。
その後、生徒さんからのリクエストにきちんと答えた先生は、よりいっそう生徒さん、お母様との信頼を深めることができました。

真衣ちゃんからは、

今のままがいいで~す
はぁと

啓子先生、良かったですね。

そして、ぎっしり書かれたコンクールレポート。
初めてのコンクール参加で近畿大会準優秀賞をいただきました。
真衣ちゃん、おめでとう!





最後にすてきなメッセージが書かれていました。

  真衣ちゃん

  真衣ちゃんのお母様

 啓子先生


認められ、受け入れられ、愛されて育った子供は、幸せな音を出すだろうなあ・・と思いながら、
真衣ちゃんのぴあれんを見せていただきました。

いつの日か、真衣ちゃんの演奏を聴きたいなあ。
啓子先生と一緒に、ピアノの勉強を続けて、あこがれの幻想即興曲が弾けるようになって、私にも聴かせてください。
そんな日を夢見ています。

私の夢は、日本中に音楽を愛する幸せな子供を増やすこと。
その為の環境を作ること。

これからも夢を叶えるためにがんばります。

10月の帰国では、この真衣ちゃんのぴあれんキッズを持って全国をまわります。

セミナー参加者の先生、お母さま方の参考にしていただけたら嬉しいです。

どうぞ、お楽しみに!

コーチはクライアントの言葉から何を聴きとっているか

2010年09月17日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
         

今日、黒川先生からメールをいただいきました。

私は、ちょうどおとといから黒川先生石倉先生の「世界級キャリアのつくり方」を読み返していたので、
ドキッとしました。

先生のメールを読んで、改めて、電話でのセッションのメリットを考える機会となったので、まとめてみたいと思います。




私は、何を聴いているのか。

◆まず、声のトーン。

声の高さや低さで、クライアントのモチベーションの状態を聴きとることが出来ます。
そして、声のスピード、大きさ、小ささ、固さや柔らかさ、間の長さなど、クライアントの話す調子で、その時の感情を聴きとります。

◆そして、会話の様子、使っている言葉。

その人のコミュニケーションのタイプや五感の優位感覚、強みや才能を聴きとります。

また、繰り返し出てくる言葉の中からキーワードを聴きとります。
このキーワードを拾って行くと、その人の価値観やニーズ、思い込みなども浮かび上がってくる。
クライアントの発する会話のなかから、希望、迷い、戸惑い、ギャップ、本音、不安、混乱、恐れなどといったの感情を聴きとり、
言語化して相手に返します。

例えば「~不安なんですよね」という言葉が繰り返し出てきた場合や声の震えや声の小ささ(時には不安を隠そうとして力んでいたり強がったり、不自然な様子)から不安のメッセージを受け取った場合、それを聴き逃しません。
それは、クライアントが自ら言ったことや自らのメッセージをもっと深く追求してもらうため。

「不安って言葉を3回使いましたね。気がついていましたか?」
とか、
「いつもと違う声の様子から、何かを感じています。私には、何か恐れのような、不安のようなものが聴こえてくるのですが・・・」
など投げかけてみます。

「何がこわいのでしょう?」
「何をすると安心できるの?」
「今、そこに何があるの?」
「不安となったきっかけは?」

答えることで、不安の元が見えてくることもあります。
さらに、不安の形が見えれば、解決に向かって前にすすめることができます。


その他、接続詞の「だから」「でも」「だって」
語尾の「だと思うんだけど」「~けどね・・」「ます!です!」
度々出てくる「わからない・・」「教えて欲しいんですけど・・」「仕方ないと思う」「無理」といった、
言葉や言葉の癖からも、その人の思考の傾向を聴きとっています。
物の見方が広いのか狭いのか、自責の人か他責の人か、納得しているか納得していないのか、などといったことも聴いています。

そのほか、その日の会話の構成(ストーリー)からも、今の状態もわかります。
エネルギーが集中しているのか、分散しているのか。
話が分散している場合は、まず、未完了や気がかりをなくすなどします。

話が混乱しているように聴こえた場合は、一緒に深呼吸をしていったん落ち着いてもらい、
何が言いたいのか、ひとつひとつ明確にして、整理して行くでしょう。

思考が同じところでぐるぐる回っている時は、それを伝え、今の自分を遠くところからみるといった戦略を取るかもしれません。

「どこに行きたいの?」
「何があるから行けないの?」
「何があれば行けるの?」
「それとも、もうちょっとぐるぐるしていたい?」

一緒に探索します。



言葉の意味を掘り下げることもします。

「あの人は厳しい人だから・・」

「厳しいってどういう意味?」

辞書には、厳重である。おごそかである。という意味のほか、激しく容赦ない、むごい。と書かれています。
でも、そこまでの意味で厳しいという言葉を使ったのではなく、「妥協しない」という意味で使ったのだと思いますが、時々意味の確認をしたり、なぜ、その言葉を選んだのを一緒にかんがえたりします。
これは、辞書魔の谷口コーチから教わったこと。






私の強みは聴覚。
視覚を使わない電話だからこそ、クライアントの話しに集中でき、言葉以外のものの多くを聴きとることができます。
セッションの時の私は、目をつぶって全身を受信体にして深く聴き、その言葉を正確に書き留めています。
そして、真意は何なのか、相手は何を変えたいと思っているのかを集中して聴いています。
クライアントの真実を探り、
クライアント自身が自分の才能や可能性を認識してもらうために、
自ら語った言葉からの学びを深めるために、
同時進行で、このセッションを有効にするための戦略をいくつか立てながら進めています。



相手の話を本当に聴くためには、私自身がバランスのとれた穏やかであることが大切。
こころを打ち明け、率直に話してくれるクライアントとの時間を大切にし、感謝の気持ちを忘れない人でありたいと思っています。


ここまで書いてみて、クライアントとともに学び、成長できるコーチという職業をさせていただいていることに、
改めて大きな喜びを感じています。

黒川先生、ありがとうございます。

いただいた機会に感謝しています。




ようこそ、青木家へ

2010年09月16日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活

新しく家族の一員に加わりました。

          

前から欲しかったお掃除ロボットのルンバです。

働き者で、お利口で、もう可愛くってたまりません。

「これが、お掃除ロボットか?」と夫。

「ソファの下にも入っていけるのよ!」

何と夫は、箒を持ったレレレのおじさんのようなロボットを想像していたんですって。


ルンバはアメリカで買ってきたから、今は変圧器を通して充電中。

真ん中のボタンが渋い柿のような色になって、静かに点滅するんだけど、その姿は賢い子供がスヤスヤ眠っているみたい!

思わず、よし、よし、と頭をなでたくなります。

スタートボタンを押すと、軽やかな可愛らしい音とともに、家の中をクルクル踊りながらお掃除して、仕事が終わるとちゃんと充電器の所に戻っておネンネです。

本当に可愛いルンバに夢中な私。



そして、ルンバに加えて、我が家ならぬマイ・パソコンに毎日やって来ることになったのは、ハングリーフォーワーズのいう無料英語メルマガ

これは、英語を気軽に身につけたいというクライアントさんの為に見つけておいたもの。

ちょっとやってみたら、単語や例文を音声付で学べてなかなかいい感じです。

でも、楽しくて、ついつい時間をかけ過ぎてしまうので、タイマーを書けて30分だけ取り組むことにしました。


秋になると、新しいことに取り組みたくなる。

面白いことを思いつくと、すぐに行動を起こしたくなる。

そんな私です。











木下コーチのセミナー報告 ハタ楽器

2010年09月16日 | ◆セミナー報告
質問はコーチングスキルの中で、もっとも効果のあるスキル。

優秀なコーチの創りだす質問は、レーザーのように鋭かったり、思いがけない方向から飛んできたりして、私たちに気づきを起こさせてくれます。

それは、時には芸術的でさえあります。

さてさて、ハタ楽器の先生方。
今回は、どのような学びがあったのでしょうか・・・

木下コーチからの報告です。

~~~


「やる気」は本人の内側から起こってくるものですが、その根を大切に育てる外側からの環境づくりは大切です。

「やる気」を起こしやすい仕組みとして、質問するという言葉がけが今日のテーマです。

今日の質問は情報を求めることや、確認するためのものというより、相手のための質問、相手が考えて答えを見つけに行くための質問です。

相手に答えをゆだねて、問いかけていくことは「認められている」「できるかもしれない」「自分で決めて動く」というやる気にかかわってきます。

効果的な質問と効果的でない質問を事例で紹介。

長崎コーチに日頃、レッスン室でどのようなタイミングで、どのような質問をしているのかインタビューしました。具体的で説得力のある事例でした。

4グループに分かれ、練習帳を使い質問を作るエクササイズをしました。

レッスン室でよくある事例にもとづき、・未来を予測する質問・現状を把握する質問・数値化する質問・優先順位を整理する質問 をディスカッションして最後に発表していただきました。


それぞれのタイプによって質問も使い分けるというところは、次回の「コミュニケーションのタイプ分け」で扱っていきます。

おめでとう!

2010年09月15日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
          

やった~!!!

ついに、ピアノの先生のクライアントさんが、ヤマハのグレードの3級の合格切符を手にしました。

ヤマハグレードの3級と言えば、音楽の指導者や専門家が、その実力を試されるプロフェッショナル度の高い試験で、なかなか合格できないことことで知られています。

試験内容は、

課題曲1曲、自由曲4曲、自作曲1曲の計6曲
即興演奏(変奏・モチーフ)
初見演奏

です。

私自身、大学生の時に先生の薦めで受験しましたが、本当に厳しく、難しい試験で苦労したことを覚えています。

学生のように時間たっぷりの中受験するのと違い、私のクライアントさんは、沢山の生徒さんを抱えるピアノの先生。

そして、1歳半のお子さんのママさんでもあるのです。

「どうしても3級に合格したい」という強い強い気持ちは、待望の妊娠→つわり→出産→初めての子育てという

ハードな毎日の中でも消えることはなく、常に燃え続けました。

時には、頑張りすぎてダウンしたり、頼りにしていたお子さんの預け先を変更しなければならなかったり、

苦労を乗り越えながら、彼女は目指す山に向かって諦めることなくチャレンジし続けました。

コーチとしての私の仕事は、セッションで彼女の話を良く聞き、ストレスを緩和することと、時間の使い方と効率を考えることで確実な合格へと導くことでした。

タイムマネジメント・・・

彼女は、今までの方法を何度か変えて修正し、毎朝5時に起きて家事を終え、練習をスタートする方法を定着させた頑張り屋さんでもあります。

何と私とのセッションの時間は、落ち着いて考えられる朝5時半からです!

本当によくやりました。

コーチとして、共に戦い、共に喜びを分かち合い、

そして、まさにゴールを切る瞬間の目撃者となることが出来て、幸せです。

「ありがとう」を100万回叫びたいです。


そして、合格の声を聞く前(昨夜)のセッションでは、試験を終え、結果はともかく、次のゴールにつなげるための新たな地図を一緒に描いて楽しみました。

その翌日にこんな嬉しいニュースがやってくるとは!

さあ、祝杯をあげて一休みしたら、

次のゴールに向かって出発するとしますか・・・