北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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すべての人が愛おしく見えるロンドンの秋

2010年10月07日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
         

ロンドンでの2週間のカウンセリングのコースを終えて、しみじみとした気持ちになっています。

私は、自分らしさを表現することを戸惑う繊細な少女でした。
「ピアノの上手な感じの良いお嬢さん」の着ぐるみを着せられていたので、その中に爆発しそうな怒りを持った子だとは、周りの人は気づかなかったでしょう。
また私自身、それに気づかれることを大変恐れていました。
着ぐるみを脱ぐことは、私にとって、この家の娘ではなくなることを意味していました。
生きるため。
つまり食べて、眠って、学校に行かせてもらうためには、着ぐるみを脱ぐわけには行かず、息苦しくてたまりませんでした。
そんな私は、自分のことが大嫌いでした。

でも、結婚して、本当の自分をさらけ出しても、不機嫌になったり怒ったりせずに愛して認めてくれる夫との生活の中で、
私は少しずつ自分の心の居場所を作っていきました。

コーチングという知識を得て、また、コーチから毎週のように承認され続けた私は、「やりたい」が「出来る」に変わっていき、
どんどん自信を得て行きました。
直感を信じ、努力も沢山したので、自分でも信じられないほどの多くの成果が出始めました。

私は、なんて運がいいんだろう
私は守られているから、大丈夫だ

と、思えるまでに成長していきました。
ポジティブで、幸せ、喜び一杯な私は、「自分のことが大好き」と人に言えるようになりました。
自分を好きになると、こんなに生きやすい。
毎日が、発見と感謝で幸せ一杯!
胸がふくらみます。

やがて、次の課題がやってきました。
自分が正しいと信じてやってきたことでも、人を傷つけたり悲しい思いをさせてしまったことに向き合うこと。
自分の中ではケリをつけたつもりでも、蓋をしていた過去のやりとり、事件の中で、自分の思い込みや価値観、エゴを押しつけていなかったかを私は振り変える必要がありました。
いろいろ言い訳する自分と闘いながら、よく観察すると、優しい顔の下にキツイことを言ったり、したりする、
とても緊張した怖い顔の自分が見えて来ました。
自分がそんな面を持っていたなんて!ショックで恐ろしくなりました。

正直に書くと、ハルカや夫、周囲の人にも着ぐるみを着せていなかったか?ということです。
この2年間、自分を見つめ、自問自答を繰り返しています。
これは、とても苦しい作業です。
でも、想像の中で相手に許してもらい、自分自身を許す作業を進めています。
その結果、苦しみを味わい、許しを得た今の自分をもっと好きになっています。
そして、自分の出来ることを世の中に返して行くことで、本当に許されるのではないかと信じています。

このようなことは、カウンセリングの中で、カウンセラーとともに進めて行くようですが、
自力でやった自分は、すごいな~なんて、ちょっと自分を誇りに思います。

この2週間でカウンセリングのコースを終えたら、景色が変わって見えました。
道行く人も、地下鉄の中の人も、みんな着ぐるみを着ながら、生きている。
若くて優秀なガチンココーチングのチャレンジャー達も着ぐるみの中は、夢と不安でごちゃごちゃです。

今回、自分や人を責める声を鎮めて、もやもやした不安を解消し、安心して生きていける方法を習ったことは大きな収穫です。

コーチングのスキルに加えて、もっと深く自分を見つめたり、感情を解放することで、
もっともっと深く人とかかわっていけるような予感がしています。



なんだか、すべての人が愛おしく思えるロンドンの秋。





寝不足の理由

2010年10月05日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
            ママ。早く行こうよ! お利口にして待っているけれど、くんくん鼻を鳴らしたり、
                           山羊のように爪をカタカタ言わせたり。子供と一緒で可愛い。


カウンセリングのコースでの2週間で、私の脳みそはかつてないほど頑張ってくれた。

コーチングでは未来をビジュアライズすることが多いのだけど、

今回は過去に戻って、ネガティブな感情とシーンを思い出し、それを解放したり、書き換えたり!

小学生の私。
同じクラスに貧しい子供がいました。
お風呂に入れないのか、いつも同じ服を着ていているので臭いのです。
その子は、悲しい顔をしていました。
声を出すこともなく、勉強もできません。
なぜか、隣の席になることが多かった私は、息を止めて臭さを我慢しながら毎日を過ごしていました。

臭いと言ったら、彼女を傷つけてしまう。
そんなことを思っている人と知られたくない。
私が言ったところで、何も変わらないじゃないか。


そんな私の苦痛を分かってくれる人なんていないだろう・・と思っていました。
もしかしたら、母に漏らしたかもしれない。
でも、怒られたか、受け止めてもらえなかったように記憶しています。

学校で過ごす一日は長く、私は良い子の振りをすることに疲れて行きました。
そして、先生の言うように仲良くできない自分に罪悪感を感じつつ、
どのようにしたら、仲良くなれるのかがわからなくて、イライラしていました。

当時の私としては、仲間はずれにせず、差しさわりなく接するのが精いっぱい。

ところがある日、急に自分の持っているものを自慢したい気持ちになりました。
「これ、いいでしょ」
意外なことに、その子は、私に言い返してきたのです。
「私だって持ってる」
空耳かと思うほど、小さな声でした。
その後、少し、言い合いになったような気がします。
結局「うそつき!」と言った私は、プンと横を向いたような記憶があります。

ウソをついたあの子が悪いんだ・・・と私は自分が正しいような気持ちになってその瞬間はスカッとしましたが、
その後、街でその子を見かけるたびに胸がチクッとしていました。

昭和の時代はまだまだ貧しく、可哀そうな子がいたものです。
先生も、どうすることも出来なかったのだと思います。

私は、その時に感じた「可哀そうで弱い子をいじめたという罪悪感」に30年以上蓋をしてきました。

今回、小学校時代にいじめた女の子への罪悪感を思い出して解放してみました。
そしたら、不思議なことにあの時気づかなかったことを気づいたのです。
それは、「あの時あの子は、しっかり言い返して、優等生の私をビビらせたじゃないか。もしかしたら、私以上に強い子かもしれない」ということ。
全身脱力して、ほっとしました。





新入生の頃の悲しい記憶。
以前にもブログに書いたかもしれません。
今回はその気持ちも解放してみました。

雨上がりの校庭です。
花壇に雨にぬれた見事なグラジオラスの花が一輪落ちているのを見つけました。
花の好きな担任の先生を喜ばせようと、花を拾った私は意気揚々と先生に差し出しました。
病弱で大人しい私にしては、とても勇気ある行動だったと思います。
「ありがとう」溢れるような先生の笑顔。
ところが、「取ったんだよ~悪いんだ。悪いんだ」という男の子のはやし立てる声を聞いた先生は、急に厳しい顔つきになりました。
私は上級生のクラスに謝りに行かされることになったのです。

まあ、よくある誤解です。
でも、こちらも32年蓋をしていた辛い感情。
解放して、新しい記憶に書き換えました。
「ごめんなさい。先生が間違っていたね」と、バツの悪そうな笑顔で笑う先生に変換。
そして、無事解放~

というわけで、2週間毎日そんなことをやっていました。
そして、寝ている間にも夢に小石のような解決できなかった想い出がザクザク出て来て、私を休ませてくれない。
それを次々に解放し続けたので、へとへとになっているわけです。

睡眠不足はまだまだ続いています。


~ゲストハウス~ Rumiの詩

2010年10月05日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
          

15世紀ペルシャの詩人Rumiの詩だそうです。



~ゲストハウス~

人間であることはゲストハウスみたいなもの

毎朝新しいゲストがやってくる

よろこび

ゆううつ

いじわるさ

そして気づきの瞬間なども思いがけない訪問者としてやってくる

訪れる人みんなを歓迎し、もてなしなさい

たとえそれが不快な悲しみの一団で

綺麗にしつらえた家具やらなんやらをワーワーと台無しにしても

すべてのゲストを名誉なことだと思ってもてなしなさい

もしかすると彼らはあなたをクリアにし、一新し、

新しい歓喜や喜びがやってこられるところを作ってくれているのかもしれない

ネガティブなごまかしや考え、恥、悪意がやって来ても中へと招き入れなさい

どんなものがやってきても感謝しなさい

どれも遥かかなたから、案内人としてあなたのもとへとやって来たのだから



~ゲシュタルトの祈り~

2010年10月05日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
          

ホリスティック・ヒーリングカレッジで紹介された詩。

忘れないように記しておきたいと思います。



~ゲシュタルトの祈り~

わたしはわたしのために生きる

あなたはあなたのために生きる

私はなにもあなたの期待にこたえるために、この世に生きているわけではない

そして、あなたも私の期待にこたえるために、この世にいるわけではない

わたしはわたし

あなたはあなた

でも偶然がわたしとあなたを出会わせてくれたら、それは素敵なことだ

たとえ偶然があなたとわたしを出会えなくしたとしても




~CTPロンドン会~ 第3回

2010年10月04日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
          

ロンドンに住むコーチの勉強会に行ってきました。
素敵なホテルで英国らしくアフタヌーンティとお茶を頼んで、まずはアイスブレイク。
最新情報や近況報告交えての、中身の濃い2時間でした。


コーチ仲間のモンソーリ智子コーチの記事がコーチ21のHPに載ったことを知りました。
マネジメントの難しさを抱える皆さんに読んでいただけたらと思いご紹介します。

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     ~コーチングを武器にヨーロッパ中のお客様をサポートする~
       ロンドン在住、航空会社勤務の女性マネジャー奮闘記

                モンソーリ 智子氏
          株式会社 日本航空 ヨーロッパ予約センター マネジャー
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 「日本人も外国人も、メンタリティの違いこそあれ、
 根底では『誰もが自分の話を聞いてほしい』と思っているんです」と話すのは、
 株式会社 日本航空 ヨーロッパ予約センターに勤務されているモンソーリ智子氏。
 
 とはいえ、それぞれのメンタリティに合わせて個別に対応するスキルは、
 海外でマネジメントをするうえで必要不可欠です。
 
 では、モンソーリ氏は、いったいどのような方法で、
 日本人スタッフ・外国人スタッフ総勢20名をまとめあげているのでしょうか。

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