北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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ゴージャスな秋

2011年11月10日 | 2011~2016年 NY生活

窓からの紅葉が美しくて・・・

黄色から赤に変化してきました。

本当は、もっともっとステキなのですが、人間の眼で見ているように、写真には撮れないものですね・・

人の眼の偉大なこと!

こんなに小さな瞳で空も海も見渡せるのですもの。

 

さて、街はサンクスギビングの用意が進められています。

スーパーに行くと、サンクスギビングのパーティ用の大きなタ―キ―や詰め物、クランベリーなどのソース、秋の野菜、簡単に作れそうなデザートの材料などなどが賑やかに並んでいます。

私たち家族も仲良しのスナイダ‐家のパーティにお呼ばれしています。

私は、アペタイザ―担当。

11人分なので、昆布〆にしたお刺身のカルパッチョとスティック状にした海老春巻きにしようかな?

 

お料理は楽しい!

作るのも、喜んで食べてくれる人の笑顔も大好きです。

今月から本格的に清美先生奈津子先生の元でマクロビのお料理もスタートすることにしました。

そして、マクロビ以外では、お客さまのおもてなし用にヒロコ先生のお教室にも!

今は、ラジオのベートーヴンチャンネルでピアノコンチェルトの4番を聴きながら、お料理しています。

今夜のメニューは、ムール貝のワイン蒸しとポテト。ガーリックブレッドとカボチャのスープとカボチャのチーズケーキ。

これにチーズとワインがあればOK.

そして、あすの夜用のビーフの赤ワイン煮も作っています。

明日は、待ちに待った辻井伸行君のカーネギーデビューです。

11年ぶりの再会です。

 

我が家に食事に来ませんか?

 

とメールしたのですが、練習とスケジュールがぎっしり詰まっています。

とマネージャーさんからお返事が来ました。

そうか・・せっかくNYに来たのに練習かぁ~

と思ったけれど、そりゃそうですよね。

ヴァン・クライバーンで優勝し、1晩であの大きなカーネギーの大ホールをいっぱいにするほどまでに成長した辻井君。

今や最も期待されるピアニストの一人です。

あの美しい澄み切った音がホールに響き渡るのです。

本当に明日の演奏が楽しみです。

 

演奏会レポートと10年前のNYでのエピソードも綴ってみたいと思います。

 

 

 

 

 


クライアントの皆さまへ

2011年11月09日 | 2011~2016年 NY生活

親愛なるクライアントの皆さま

先ほど、日本にお住まいのクライアントの皆さまに、新しくなったセッションのご案内をメールで送らせていただきました。

(セッションでも確認していきますが、メールが届いていない場合は、お知らせくださいね)

そして、新クライアントご希望の皆さまにもお知らせです。

 

今後の流れ

◆11月

まず、日本のクライアント様のご予約を、お返事いただいた方から順番に入れさせていただきます。

ヨーロッパとアメリカのクライアント様へのご連絡は、少しお待ちくださいませ。

◆12月

新プログラムでスタートします。

 

 

新しいプログラムでは、より長いセッションをを月1回から受けていただけるように工夫しました。

コーチをつけてみたい

コーチングに興味がある

そんな皆さまにとっても、お気軽にスタートできるようにと考えています。

プロコーチになって8年間。

セッションはピアノのレッスンのように、毎週継続することが大切だと考えてきました。

でも、クライアント様のご都合で、どうしても月に1回~2回しか受けられない方が出て来た時、

私にとって新たなチャレンジがやってきました。

その方とのセッションの中で、工夫し続けてきて、やっとこれなら月1、2回でも大丈夫というところまできました。

もちろん、じっくり受けたい方のために月3回もお受けいたします。

時間とお金は貴重です。

双方覚悟を持ってセッションに臨めるのがベストかと思います。

この機会にもう1度、コーチングとは何か。

ご自分はコーチとの時間をどのように使いたいのか。

何を得たいのか。

をお考えいただき、お知らせください。

 

HP、ブログでのお知らせは、現在のクライアント様のスケジュールが決定した後に、ご案内させていただきます。

私は、コーチとして皆さんの人生に関わる中で、不安や恐怖を取り除き、安心した心で伸び伸びと可能性の扉を開き、才能を開花させることを無情の喜びとしています。

その瞬間を出来るだけ多くの方と分かち合いたいと願っています。

その為に時間をかけて、無理のない料金での新システムに移行出来るよう、準備を進めてきました。

新規のクライアント様もウエルカムです。

ぜひ、お申し込みくださいませ。

ご一緒に2012年を充実した年にしていきましょう。

 

 


11月のオペラ ドン・ジョバンニ

2011年11月08日 | 2011~2016年 NY生活

 

久しぶりのデートは、メトロポリタンオペラ。

19時半開演なので、お食事は家に帰ってから・・ということになりました。

これが出来るのも、苦労して、アッパーウエストにアパートを見つけたお陰。

 

眩しいほどに白く輝くオペラハウスの前の噴水、左右に掲げられた赤と青のシャガ‐ルの絵。

この日のために気合を入れておしゃれしたきた美しいマンハッタンのおばさま方。

・・といっても、私も充分おばさんなのですが、マンハッタンのおばさま方は、私よりもずっとずっと格が上です。

なんといっても、見られることを意識していて、それを楽しんでいる感じがします。

眼が合うと、最高の笑顔でほほえみかけて、

そして、一言かけてくださる。

それだけで、女性の私もコロッといってしまいそう・・・

 

幕前に、ゴージャスな人達に囲まれて、テラスでワインを飲みながら、お月さまを眺めました。

日常を離れ、気分はモーツアルトの時代へとつながります。

ドン・ジョバンニのお話しは、本当にどうしようもない女好きで女たらしの彼が、最後は地獄に落ちるお話。

内容がないような、あるような?

モーツアルトの時代と同じものを楽しめるなんて、ステキ!

面白いですよね。

モーツアルトの音楽に合わせてコロコロと流れる歌声の素晴らしさを心ゆくまで味わいました。

生の音楽、歌声に酔いしれた夜。

オペラ終了は夜の11時となりました。

 

 


理想のコーチ像

2011年11月07日 | 2011~2016年 NY生活

日本から帰ってきてからも、ブログの更新が出来ずに大人しくしていたのは、ずっと心の勉強を深めていたから。

やっとやっと、私の理想のコーチ像と、その基盤というべきベースの部分が見えてきました。

 

ライフ・コーチを天職として8年。

今は亡き偉大な片山コーチの教えを得て、

素晴らしいメンター、

膨大な良書と出合い、

コーチングの最新テクニックを求め続けて、

苦しみ、悩みながら、実践して、

今やっと、突き抜けた感じがしています。

 

私が求めていた理想のコーチ像。

どこに着地して、どこから根を生やすのか。

 

それが、見えた!

だから、後はしっかり咀嚼して、身につけ、本物にしていきます。

「これは素晴らしい」と思ってどこかから借りてきたり、マネをしても、すぐに化けの皮が剥がれてしまう。

そんな安っぽい自分にはなりたくなかったから、

また、ただ待っているのは、時間の無駄だと思うから、

自分から求めて、求めて求め続けてきました。

 

私が掴んだ物をシェアしたい気持ちもしますが、

今の私には、ブログに書いたり、宣言できないほど、神聖で大切な思いです。

 

私のセッションで、

私の言葉、行動で、

あらわしていけたら・・と思っています。

そして、もっと多くの方と出会って、セッションを通じて、人間の素晴らしさと可能性を一緒に見出して行きたいと思います。

 

 

 


こころの中で踊る金平糖

2011年11月04日 | 2011~2016年 NY生活

 

色とりどりの喜びが、わたしの心の中で飛び跳ねています。

まずは、アンデスの女の子が我が家にやってきた!

福岡でお知り合いになった野口画伯の水彩画です。

 

貴方にプレゼントしますよ。

 

とおっしゃってくださっていたけれど、本当に、本当に送ってくださった!

なんて、可愛らしいのでしょう。

朝・昼・晩と眺めては、野口ご夫妻と、訪れたことのないペルーを思い浮かべています。

野口ご夫妻は、長きにわたって、ペルーの貧困の学校建設を支援し、での煙の出ないかまどの建設に貢献されています。

野口ご画伯の絵から伝わものは、貧しさからくる厳しさ、苦しさというよりも、慈しみの心。

それは、しみじみと心深く広がります。

描く人の視線で、絵はどのようにでも変わり、それを伝えることが出来るのだと発見しました。

野口画伯は、この度、旭日双光章 を叙勲されています。

 

そして、大雪のマンハッタンから美しく輝く秋のセントラルパークをお散歩しました。

メトロポリタンミュージアムまで足を運んだのですが、どうしても外が気になってしょうがない。

すぐに出て来てしまいました。

秋のセントラルパークは、美しい紅葉や大小の木の実。

よっぽどおいしいのでしょう。

それをついばむ小鳥たちの忙しいことったら!

自然の中でのびのびと過ごす午後。

 

また、嬉しいニュースもやってきました。

9月の末、私はロンドンでカウンセリングの勉強をしていました。

パディントン駅のシャンペンバーで友人のマダムと飲んでいたら、ばったりピアニストのセルゲイに出会ったのです。

チャイコフスキーコンクールで4位を取ったセルゲイですが、

その後の浜松国際では、優勝候補とされながらも1次予選の演奏中に止まってしまったのです。

「セルゲイ、コンクールを棄権」との放送が流れる中、前代未聞の出来事に会場に居た人たちは、驚きを隠せなかったそうです。

 

でも、彼の才能を信じた人の中に、生活、食事、演奏の場などのすべてを支援し続けたマダムがいました。

私もマダムの熱意にほだされて、陰ながら応援してきたのですが、

どうしても、失敗がトラウマとなってしまっているのか、演奏に波があるし、

ほとばしる才能が輝く時間は長く続かず、内省してしまう。

態度もなんだかおどおどしていて、コミュニケーション能力もありません。

お互いにもっと言葉が通じたら、トラウマを解放するワークをさせてもらいたいのに・・・

歯がゆい気持ちでいっぱいでした。

 

そんな彼が、浜松国際後のリベンジにと選んだのは、7th International FRANZ LISZT Piano Competition。

ちょうど私達がシャンペンバーにいた時、彼はコンクールに提出する書類に必要な写真を撮ろうとパディントン駅をウロウロしていたのです。

その時、私はその日手に入れたカリスマヒーラーのジャン先生のパワーを入れてもらった入った箱に入った5つの小さなクリスタルをバックの中に持っていました。

それは、私の宝物であり、家族のために家に持ち帰る予定のものでもありました。

でも、差出さずにはいられません。

彼に伸び伸びと弾いて欲しかったのです。

思わず、

「ひとつ選んで」と言っていました。
 

セルゲイは「こんなに大切なものを・・・」と言って、クリスタル を手のひらに握りしめ、震えていました。

その瞬間、私は彼の呪縛が解かれるであろうことをなぜか確信したのです。


これがその時の演奏の映像。

彼のポケットの中には、クリスタルが眠っています 

 

コンクールで2位受賞、そして、オ‐ディエンス賞と賞金をいただいた彼は、賞金が半分になってしまうほどの豪勢なお食事をマダムにご馳走してくれたそうです。

そして、私にまで喜びの電話もかけてきてくれました。

「ありがとう。ありがとう。ありがとう・・・・クリスタルをありがとう。大事なものをありがとう」

お互いに感動で言葉が出ない瞬間・・・ 

私がやっと言えた言葉は、

「おめでとう。そして、クリスタルをもらってくれて、ありがとう」でした。

上手にコミュニケーションが出来なくても、伝える心があれば伝わることにも気づかされました。

また一つ、学べたような気がします。