ノスタルジー

異郷にいて、故郷を懐かしむ気持ち。また、過ぎ去った時代を懐かしむ気持ち…
今は、どちらかというと、後者な気分です。

お風呂入ってて、ふと思い出したんですよ。
昔、友だちと行った、近所のお風呂屋さん。
もちろん番台に座るおばさんも知り合い。
家にお風呂はあったけど、友達と行く広いお風呂はとっても楽しかった。

体の小さい友だちが、脱衣ロッカーに入れるよ、と体を折りたたんで「鍵閉めて～」なんてことも…
（注：イジメではございません）

冷たいイチゴ牛乳。マッサージつきドライヤーチェア(正式名称知らないな…）

ふっ、と笑いがこみ上げてきてから、それがもうすでにないことを思い出しました。

大好きだったたこ焼き屋さん。優しいおじーちゃんがたこ焼きを、とぼけたおばーちゃんがおでんを、店の奥には冷えたサイダー。
ニラレバが絶品の、中華料理屋。外食と行ったら決まってそこ。
金魚すくいをさせてもらえる、金魚屋さん。

でも、全部、もう無いんだよね。

叶うなら、ほんの少しの時間でいいから、
10歳の私に戻って、あの店に行きたい。
大好きだった、あの場所に。

なんだか、ふと、そんなことを思った、秋の夜なのでした。