綱渡りの命

ずっと前に、職場に猫が捨てられていた話、覚えてる人います？？
またもや捨てられてたんです、実は。
真っ白い、まだ目も開いていないような仔猫２匹。

あの時と同じで、様々な関係上、大っぴらに里親を探せず、それでも知り合いにみんな聞いてくれたり…
聞ける知り合いがいないことがつらかったです。
それでも引き取り手が見つからず、とりあえず動物病院に預けることに。でも…

「りくちゃさん、8,400円かかったよ…」
「ええ？？！！」
ワクチン代と預け代で、一匹4,200円。
そして1週間預けるごとに追加で一匹2,100円かかるとか…。
さらに、小さすぎて里親探しには出せないから、二ヶ月は見ないと…とのこと。
「2万以上かかるじゃないですか！！」
「そうなんだよ…」

職場のみんなも大弱り。捨て猫は今回ばかりとは限らず、その度にお金を出すわけには行きません。
とりあえずギリギリの一週間預かってもらいましたが…
やはり貰い手はおらず。

上司の手は、電話に伸び、動物愛護センターの番号を…

でも！！！
ギリギリのところで引き取り手が見つかりました。

前も書きましたが、捨てた人には捨てた人の理由があるでしょう。でもそのことで誰かがお金を払い、その命を救うために悩み、その命を守れないことに胸を痛めることを少しでも思い知ってほしい。

この先また同じことが起きても、
すべての命を救えるとは限らないから…