のぽぽんママとのぽぽん兄弟

その名の通り、のぽぽんとしたママと兄弟の日記もどき。

親の顔が見てみたい。

2011-03-21 | Weblog
そんな言葉が浮かぶのは、
こんなニュースを見たときじゃないだろうか。

■遊ぶ金ほしい…女子高生コンビニ震災募金箱盗む
(読売新聞 - 03月20日 19:42)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000512-yom-soci

親の育て方の問題か。
はたまた育った環境か。
それとも持って生まれたその子の性格か。

なにせ悲しいことだよね。
こういう子は、刑罰とかじゃなく、言葉で諭すだけじゃなく、
せっせとおにぎりでも握らせて
被災地に支援に行かせてはどうだろうか。

たぶん、分からないのだ。
触れたことのない、想像もできない、
そんな遠い遠い場所の出来事のようで。

10数年生きてきてそんな「心」しか育たなかったのは
悲しいことだ。
でもこのままじゃ彼女は「あ~あ捕まっちゃった。失敗したな」で
ただ終わらせてしまうだろう。
それじゃダメじゃないかなってお節介ながらに思う。
悲しい目に会えとは言わない。
泣けとも言わない。
でも想像すらできないのは悲しい。
人の痛みに触れ、人の悲しみに触れ、
人の喜びに触れ、人の優しさに触れ、
そうして「心」を育てていかなくちゃいけないんじゃないかなって
思うのだ。

とはいえ、最近、ニュースを見ては
泣いてしまう自分もどうかと思う。
泣いたってどうしようもないのは分かっているのに。
でも人の死はやっぱり悲しい。
若い夫婦で、旦那さんを津波で亡くし、
家にあった荷物からホワイトデーのお返しであろう指輪が
見つかったニュースには大声で泣いてしまった。

切なくて切なくて
どうしてこんな残酷なことが起きるのだろうと
やるせなくて。

ワンワン泣く私にびっくりして
息子が私の顔を覗き込んでくる。
その瞳に、
ランドセルを背負いながら我が子を探す親たちの
姿が重なる。
お願い。
どうかどうか1人でも多くの人の命が
助かりますように。
新たな再会がありますように。

そういえば紹介した買占め防止のポスターの中に
こんな文字があったの。

「取り合えば足りないが 分け合えば余る」

そんな「心」をみんなが持てるといいよね…

被災地のみなさんの「心」も助けてほしい…